先週土曜日からスタートした清水合宿は一週間の日程を終え本日で打ち上げ。フィジカルトレーニング中心のこの合宿では、連日のキツい練習に多少の別メニュー組が出たものの、アキレス腱痛で離脱した岡ちゃん以外はすぐに練習に復帰。ほとんどのメンバーは順調な仕上がりを見せているようで、ヤンツーの「充実したキャンプを送れた」というコメントを見ても第1次合宿は成功と見ていいでしょう。
そしてチームはいったん帰札した後、来週25日(火)に宮崎へ移動、国際海浜エントランスプラザにて第2次合宿を行います。2月7日(月)までの約2週間の予定となるこの合宿ではより実践的なトレーニングに移行していくと思われ、天皇杯で対戦したホンダロックFC、今季からJ1で戦う川崎フロンターレ、入れ替え戦で破れた雪辱を誓うアビスパ福岡と、なかなかにホネのある相手とのテストマッチも予定されております。それだけにトレーニングの負荷も落としていくと思われましたが、練習予定を見たところ全て2部練習でした。さすがヤンツー妥協なし。
というわけで清水合宿も終わり、第3次の指宿合宿までトレーニングの場所は九州へと移りました。さすがに九州までは見に行けません。3月5日の開幕戦がアウェイ甲府戦であることは間違いなさそうですが、それまでは今回のチームもお預けっぽいと思われていたところ、意外なニュースが飛び込んできました。2月19日の14:00から沼津市の愛鷹公園競技場にて、ジュビロ磐田とのプレシーズンマッチを行うことが決定したとのこと。ジュビロ磐田といえば昨年の天皇杯準々決勝でで惜しくもVゴール負けを喫した相手。あの試合はここ数年でもっとも悔しかった敗戦でしたが、プレシーズンマッチとはいえ当面ないだろうと思っていたこのカードが早速実現することになります。
札幌にとって磐田はヤンツー・清野の古巣であり、期限付き移籍中の加賀・高原の2人の所属元のチーム。方や磐田は洋平・板長という2人の元札幌選手が所属しているだけでなく、かつて札幌にいた前仙台の石井肇氏が今年からフロント入りしています。そんな縁もあってかどうかはわかりませんが、磐田からの打診で今回のプレシーズンマッチが実現した模様。サポーターにとっては天皇杯の雪辱戦となるこの試合、もし勝ったら磐田が2千万円くれる、なんてことは多分ないでしょうが、ヤンツーにとっても開幕前に公式戦の雰囲気の中で試合が出来るのは渡りに船でしょうから、おそらくは全力で臨んでくると思われます。前出の加賀も「やりてー! 削りますよ!(道新スポォツ)」とやる気満々ですが、開幕前に相手選手にケガさせて変に遺恨を残したりするのも困るので、削るなら板長だけにしてください。
また、10:30からは同じ場所でサテライトチームのトレーニングマッチも行われる予定で、こちらもまた注目です。あ、板長はこっちか。
しかしそれにしてもS席4,000円、ゴール裏ですら2,500円とプレシーズンマッチにしては妙にチケットが高いような気がしますが、多分札幌の移動費なのであきらめてください。
さてそんな中、今季チームから構想外となっていたDF佐藤尽が現役を引退、フロント入りすることが発表されました。チームを離れたあとトライアウトに参加するなど現役へのこだわりを見せていた尽ですが、残念ながら他のチームとの契約までには至らなかったようで、当初のチームからの要請通りフロントスタッフ入りすることとなったようです。
年俸がぐっと下がってもよければ、またロッソ熊本入りした市村、河端、鎌田のようにプロにこだわらなければどこかのチームでプレイは出来たと思いますが、いずれにしてもお疲れさまでした。今後は札幌の強化担当としてリーダー補強を存分に見せてください。