気がつけば開幕まであと3週間を切っています。3月5日のアウェイ甲府戦に向けて、チームもいよいよ追い込み体勢に入る…と行きたいところですが、ここに来てチーム状態に黄信号が出ています。2年目を迎えたヤンツーのもと、そのねばり強い始動のおかげでようやくサッカーチームらしくなってきたはずが、そのヤンツー王政を覆して宗教国家を興さんとする「ソダアスター教(ソダンを唯一神と崇める一神教)」が急速に台頭、教徒たちが「ビバ・マエストロ」と叫びながらその場ジャンプを繰り返すという動きが活発となっていると昨日ウガンダが言ってました。ちなみにシーズンが始まればゴール裏で似たような光景が見られます。
とりあえず話を戻しますと、現在日本中で猛威を振るっているインフルエンザがチームにも蔓延。続々と選手が倒れていく緊急事態となっています。タバタンや智樹、加賀ばかりか、鉄人であり韋駄天であり新宿さぼてんではない和波ですらダウンしたほどですから、よっぽどなんでしょうね今年のインフルエンザは。まぁ集団生活を営む合宿では、1人がかかれば30人はかかると言われていますが、おそらく感染源はホンコンだと思います。名前からして。
そんなわけでケガで別メニュー中の岡ちゃんや、腰のリハビリでチームを離れている林、左足を痛めた三原社長を含めるとチームの1/4の選手が戦闘不能に陥っており、ここまで順調に来ていたはずですが、その順調さを帳消しにするほど一気に来てしまいました。本日は韓国Kリーグの強豪・城南一和(ソンナムイルファ)とのテストマッチが行われましたが、メンバーが足らないため45分×4本の予定を3本に減らし、謙伍を左で使ったり権東を3バックの真ん中にしたりとしたようですが、結局3本合計で3-5で破れてしまったようです。
ちなみに札幌の得点者は池内と相川が2点。相川に待望のゴールが生まれたのは好材料です。池内もこの間のセットプレイの練習で唯一ゴールにボールを叩き込んだ人ですけど、あんなにヘディングうまかったとは知りませんでした。とはいえ、ヤンツーは「やってはいけないミスをする選手がいた」とおかんむり。ミスをミスと見抜ける人でないと(監督するのは)難しいのですね。
さて、そんな感じでちょっとエマージェンシーなのに、そういう時に限ってこれから札幌はかなり忙しい時期を過ごすことになります。ご存じの通り19日には鹿児島から静岡まで移動して磐田とのプレシーズンマッチ、その後すぐに鹿児島へ戻り合宿を継続、合宿終了後は26日にお披露目イベントを行うようです。その名も「全員集合!2005コンサドーレ札幌」。惜しい、もうちょっと突っ込めば上から金たらいが落ちてきたり上にボールを放ったらネコが落ちてきたりしたはずですが、さすがにそこまでやるといろいろと問題があるのでしょう。それはともかく、このイベントは文字通り監督、選手、スタッフはもちろん、コンサドールズや応援大使「ジェッター3」まで勢揃いみたいですが、チームはその後息つく間もなく27日から再び(おそらく)御殿場まで移動して合宿、そのまま開幕戦に雪崩れ込むという恐ろしく水曜どうでしょうな日程となっています。土日の2日間鹿児島に行っただけで未だに疲れが抜けないオレにとっては、想像しただけで思わず脱税、もとい脱帽なのですが、あともう一踏ん張りですので頑張ってください。