さて、いい加減にしないと「替え歌でお茶を濁すなゴルァ」というお叱りも受けそうな気もするので、そろそろまともに書こうと思います。水戸戦が終了した直後は、ガラにもなくガッカリしてました。まぁこれで相手が完全体のセルとか完全体のやしきたかじんとかだったらあきらめもつきますけど、仙台戦、水戸戦とも実力的に札幌のほうが下とも思えませんでしたし、実際攻め込んではいましたからね。それなのに結果は惨敗。バカ正直に挑んで相手の術中にハマった、いわば後先考えずにイモムシをつついてくさい汁をかけられた感じの敗戦。
まぁどんな理由があれど負けたのは力が足りなかったからだとは重々承知してるつもりではありますが、それでも「もっと出来るはずじゃねぇの?」と思ったりもするわけで、今のチームではそうそうムリなど出来ないこともわかってはいても、やっぱり目の前でなすすべなく負けるのを見るのはカンベンなのです。
とはいえ、数日経ってみればさすがにちょいと落ち着いてきました。こう、あとになって冷静になってみれば、考えれば考えるほどやっぱりムカムカしてくるのですが、それでも今回の敗戦で覚悟は出来ました。オレはヤンツーと心中してやらぁ。
イヤね、「やってるサッカーが難しい」というのはあるとは思うんですよ。ボールは支配してててもシュートまで持って行けないのは事実ですし。でも、だからといってたとえば水戸のようなカウンターサッカーだったら勝点3が取れるかっつったら、それはどうかとも思います。だいたい、少ない人数で点を取ろうというのがカウンター。今の攻撃陣ではそりゃあ無理ってもんです。ましてや少ないチャンスで決めようとするならば、まさに一撃必殺できるレベルのストライカーがいないと成り立ちません。それこそ2000年のエメルソンや、2001年の俺王様のような。加えて、今の守備陣から考えるに、攻撃陣が1点取るまでに無失点でいられるとは思えないですしね。肉を切らせて骨を断とうにも、断つ前に切り刻まれるのがオチってもんです。これではナッパを道連れに自爆した餃子なみの無駄死にっぷりではありませんか。
実際、デルリスという有能なストライカーがいてすら、水戸は札幌戦前までは勝点1すら挙げられてなかったわけですから。よく言われるような「身の丈サッカー」=「カウンターサッカー」とは、どうにも思えないのですよ。
そんなわけで、補強の問題はさておくことにして、今いるメンバーでゴールを挙げようとするならば、相手のゴール前に出来るだけ人数をかけて、多くのチャンスを作り出さなければいけません。まぁ言ってみれば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」作戦です。そういう考えから行けば、今のヤンツーのコンセプトはあながち「現実を無視してあさっての方角を向いたもの」ではないような気もします。
まぁ現在のところ結果が出てるとは言えないんで、そこから導き出させる答え「結局何やってもダメなんじゃねぇの?」というのは極力考えないようにして、残念ながらサッカー選手というのはサイヤ人のように簡単に力が上がるわけでもないですから、もうしばらく我慢は必要でしょう。まぁそれはそれとしても現状に変化をつけて打開してみるというのもひとつの手かも知れません。「全員金髪を立てて強くなった気になってみる」とか。