何だか今更って感じもするほど乗り遅れた感がありますが、土曜日に行われたJ2第16節・徳島ヴォルティス戦は、0-0の引き分けに終わりました。
大敗した仙台戦の敗因として挙げられた「油断」を反省材料として臨んだこの試合。GK林の「サッカーは掛け算だと思う。結果が出ている間は掛け算は続くけど、仙台戦は『0』だった。だからゼロからのスタート。僕らは試される(スポォツ報知)」というコメントの通りに、確かに仕切り直した選手たちは気合いが入っていたと思います。なんと言っても札幌は昨季最下位のチームであり、いつでも「挑戦者」という立場を忘れてはいけませんから、もう一度原点に立ち返るという観点から見れば、意味のある試合だったと思います。だからといってスコアまでゼロからスタートする必要はないと思うがな。
それにしても、初の札幌ドームでの試合で、不慣れな状況でのサッカーを強いられた徳島が相手だっただけに、札幌にとっては有利に働くと思われましたが、その目論見は甘かったですね。イヤ、実際内容的にはペースはほぼ札幌が握っていたんですけど、攻めても攻めても得点が奪えず。札幌が有利などころかむしろ閉ざされたドームにノリオーラが充満していた模様です。完全空調のドームにしては73%とかなり湿度が高かったのも、成分の半分はノリオーラだったと見るべきでしょうか。
というわけで、今週末は昇格候補の福岡との対戦が控えているだけに、欲を言えば勝っておきたかった試合ですが、まぁゼイタクを言っても松井コーチのおなかは引っ込みませんので、とりあえずは「連敗はしない」という最低限のタスクは果たしたと言うことでひとまずはよしとしましょう。