本日行われたサガン鳥栖とのアウェイ戦は、試合開始早々に池内が挙げた1点を守りきった札幌がアウェイで貴重な勝点3をゲットしました。試合はまだ見てないのでわかりませんが、前回の試合から中3日、はるばる九州まで行っての蒸し暑い中での試合で、体力的にもキツかったであろう状況で勝点3を挙げたのですから、上出来と言っていいでしょう。つうか、気がついたら普通に連勝できるチームになってきましたね。
そんなわけでこの勝利で札幌はうっかり3位に上がってしまいましたが、追われるほうより追うほうが強いというのが世間一般の定説。8位の湘南までの勝点差はたったの5しかない状況ですから、ちょっと連敗すればあっという間に転落してしまいますし、どのチームも上が狙えるということは、どのチームも必死にやってくるということですから、現時点で3位だ2位だと考えるのは危険です。3kg痩せたといって安心していたら気づいたら5kg増えていたということもよくある話ですし、今までのように目の前の1試合1試合を全力で戦っていくしかないわけです。
ということでいよいよ次節は首位の京都パープルサンガとの対戦です。ご存じの通り2位福岡に勝点18差をつけて先頭をひた走る京都は、パウリーニョとアレモンの助っ人2トップを軸にリーグトップの39得点と、前々節で対戦した甲府以上の破壊力を持っています。加えて、甲府は得点も多いが失点も多い攻撃偏重型のチームなのに対し、京都は失点も21とリーグ2位の堅守を誇っています。相手にとって不足なし! と言いたいところですが、その次節は得点の代償として黄色い紙(デビルカード)をもわなければいけない「血の盟約」を結んでいる池内が累積警告で出場停止。まぁ、池内がいなくても加賀がいますので守備面に関しては特に問題ないのですが、おそらくは押し込まれる展開が予想される以上、セットプレイでの得点源という意味では池内不在は痛いですね。材料としてはやはり楽観はできませんが、そういう中での試合を最低でも引き分けで終わらせられれば後半戦に向けて大きな弾みがつくと思いますし、もしニューヒーローの得点で勝ってしまったりなんかしたら、「このチームは成長した」と高らかに言えるようになるでしょう。
ニューヒーローって誰かって? えーと、林。