« 天中殺その2 | メイン | そうだ 京都、行こう »

2005年9月17日

かまいたちの夜

 「かまいたち」をご存じでしょうか。

 元祖ビジュアル系バンドではありません。何もないところで脚などが突然鋭利な刃物で斬られたようにぱっくりと裂け、しかも傷口に痛みを伴わない現象を言います。そんなようことが実際あったということはオレは聞いたことがありませんが、昔の人はこの現象を鎌を持ったイタチ「鎌鼬」の仕業だと考えました。タイトルの「かまいたちの夜」は1994年にチュンソフトから発売されたサウンドノベルで、このかまいたち現象をモチーフとしていますが、地方によってはこの鎌鼬は三位一体で行動すると言われており、藤田和日郎先生の名作「うしおととら」にも、割と重要な役柄として3兄弟の鎌鼬が登場しています。この3匹は「1匹目が相手を転ばし、2匹目が斬って、3匹目が薬を塗る」とそれぞれ役割が分かれており、痛みを感じないのは3匹目の薬のためだそうです。個人的にはわざわざ薬を塗ってまで斬る意味がわからないのですが、「うしおととら」でもこの「鎌鼬の薬」はどんな傷も治す霊薬として扱われています。

 さて、本日行われたJ2リーグ第32節第1日目・サガン鳥栖対モンテディオ山形の試合で、ビジュが一時は同点となるゴールを決めました。このまま引き分けに終わっていれば、まさに「新居辰基(元札幌)に転ばされ、田中康平(北海道出身)にざっくり斬られたけど、ビジュ(元札幌)に薬を塗られて痛くない」というまさに鎌鼬状態だったのですけどね。結局最後は山形の林にゴールを決められ1-2で敗戦となりました。まぁ、痛みは感じなくても斬られたことには変わりないので、結局は地力で何とかするしかないわけですね。今年の札幌は得手不得手のチームがはっきりと分かれており、明日対戦する福岡は現在2位ながらも今年1勝1分と相性のいいチーム。昇格争いに生き残るためには絶対に落とせないゲームですが、あまり目を血走らせて空回りするのもよくないので、あまり深刻に考えずに「ぬらりひょん戦法」で勝点3をゲットしてください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kingofsapporo.com/old/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/119

コメント (1)

あきの@晴れて肥後人:

「かまいたち」と言えば、ワタシは「リンかけ」の
バロア5兄弟の「かまいたちブロー」ですな。

コンサは3連敗で「デビル・プロポーズ」直撃状態
ですしorz

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ