2005年現在、Jリーグ全30チームにサプライヤーとしてユニフォームなどを提供しているメーカーは、アディダス、アシックス、クリムゾン、ドリブル、ヒュンメル、ルコック、ミズノ、ナイキ、プーマ、アンブロ、ユニクロの11社。このうち一番提供しているチームが多いのがミズノで、約1/4にあたる8チームに提供しています(大宮、千葉、京都、セレッソ、広島、徳島、福岡、鳥栖)。次いでプーマの5チーム(山形、水戸、清水、磐田、大分)、アディダス4チーム(札幌、東京、F・マリノス、新潟)、アシックス3チーム(仙台、川崎、神戸)、ナイキ3チーム(鹿島、浦和、ヴェルディ)、アンブロ2チーム(柏、ガンバ)と続き、1チームのみの提供がクリムゾン(湘南)、ドリブル(甲府)、ヒュンメル(横浜FC)、ルコック(名古屋)、ユニクロ(草津)という内訳になっています。
さて、上にも書いたとおり現在コンサドーレ札幌のオフィシャルサプライヤーは、泣く子も黙る、かどうかは知りませんが、誰でも知っているであろう世界のアディダス。サッカー日本代表チームのサプライヤーにもなっており、コンサドーレとは1999年からのつきあいです(1996年のチーム誕生から1998年までの3シーズンはプーマ)。そのアディダスが今シーズンを最後にコンサドーレとの来年度のオフィシャルサプライヤー契約を更新しないという報道がありました。スポォツ報知によると、来季から新しくサプライヤーとなるのが、イタリアのKappa社。かつては新潟や湘南のサプライヤーをしていたことがありますが、2002年を最後に新潟がアディダスに、湘南がプーマへとかわり、カッパはJリーグのサプライヤーから姿を消していました。そのカッパが4シーズンぶりに復活を遂げることになります。さらに記事によれば、サプライヤーの変更に伴い、伝統の「赤黒縦縞」も復活しそうだとのこと。
「赤黒縦縞」は東芝時代から続く伝統で、サプライヤーがプーマからアディダスに変わっても2000年までは赤黒縦縞でした。ですがその後、2001年は赤黒の縦縞に白い線が入り、2003年のモデルチェンジでは縦縞というよりはツートンカラーに近いものになり、そしてご存じの通り今年のユニフォームは「赤と黒の縦縞」ではなく「赤と、黒の縦縞」となってしまい、サポーターから相当の反発があったと聞きます。オレも当時ネタにしましたしね。自分としては特に「赤黒縦縞」にこだわりがあるわけではないのですが、「赤と黒」にはやはりそれなりのこだわりがあります。去年までのユニフォームはまぁ確かに首をひねるデザインではあったにせよ、それでも「赤黒」の色比率だけは守られていたわけですけど、今年のユニフォームは「赤と黒」というよりは「赤と…黒?」と言えるもので、自分のフットサルの用具もほとんどがアディダスなくらいもともと好きなメーカーだっただけに、余計に残念極まりなかったものです。まぁユニフォームのデザインを変更すればいろいろな意見が出るのは当たり前の話ですが、今回のはアディダス側としても思った以上の反響だったのでしょうし、クラブ側としてもサポーターをないがしろに出来るわけもありませんから、今回の契約終了はお互い納得の上だったのではないでしょうかね。もちろんまだ正式な発表はありませんのでどうなるかはわからないわけですけど、事実であればアディダスジャパン様、7年もの間ありがとうございました。コンサドーレサポーターとしては新しくサプライヤーとなるメーカーの商品を買うようになるかも知れませんが、ジャージストとしてはこれからもアディダスのジャージを着ます。
それにしても、このエントリを書くのに各チームのサプライヤーを調べてみて今日初めて知った会社もあったわけですが、Jリーグのサプライヤーでスポーツ用品メーカーじゃないのは草津のユニクロだけかと思っていたら、特にそういうわけではないのですね。どうせだったらユニクロにして「ユニクロでアカクロ」と全力でベタなギャグをかますというのも楽しかったのですが。
コメント (1)
眺めていて謎だったのは、湘南のクリムゾンと甲府のドリブル。
ドリブルに関しては、ネット検索しても、謎な会社でしたw。でも、クリムゾンは…! いやぁ、びっくりしました、単なるユニフォーム公告かと思っていましたから^^; まあ、Jの規定では、あんなところに公告うてないはずなので、考えてみればわかるはずでした。
投稿者: Tany | 2005年11月13日 03:48
日時: 2005年11月13日 03:48