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2006年10月23日

来年もJ2で

2006年Jリーグディビジョン2第46節
コンサドーレ札幌1-4ヴィッセル神戸
得点者:札幌/フッキ
     神戸/近藤、アツ、ぱくぱく

 というわけで、わずかながら残っていたJ1昇格への可能性が完全に潰えてしまいました。10周年感謝デイと銘打たれたこの試合、OBvsスタッフチームの親善試合などのイベントやチケット半額などの効果で今季最多の1万8千人が集まった中でのJ2残留決定。よりによってたくさんの人が見てる前で残念な姿をさらさなくても…という意見もあるでしょうが、もうどっちかといえば多くの人に看取られて幸せなんじゃないですか。
 ただし、「この試合で神戸に負けたらジエンド」という状況にだったとはいえ、まぁ実際問題仮に神戸に勝っていたとしても、残りの試合で柏が1つ勝って神戸が1つ引き分ければその時点で札幌の昇格の可能性は消滅しますから、もとより厳しい条件ではありましたけど現実的には水曜日に横浜FCに負けた時点でほぼ可能性は限りなくゼロになっていたと言えるでしょう。なので、今更神戸に勝ったところで焼け石に水ではあったんですけど、だからといって負けていい理由にはなりませんんし、サポーターとしてはやっぱり少しでも悪あがきをして欲しいわけですよ。確かに内容的には横浜FC戦よりは悪くなかったですし、相手のGK萩が当たっていなければ3点は入っていたかもしれません(それでも負けですけど)。横浜FC戦同様、図式としては「目の前に昇格があるチーム」と「昇格なんてすっかりかすんでしまったチーム」との差が出た、と言えるのでしょうけど、そもそもそれで済ましちゃっていいんでしょうかね。だって、昇格圏内の3位以内は神戸を含む今の3位までのチームで事実上決定と言っていいじゃないですか。そりゃ油断は禁物ですし、どこも確実にJ1にいける2位以内に入りたいでしょうから、負けていいわけは当然ないでしょうけど、少なくとも1つ負けることが即ちゅどーんに繋がるわけではない、という意味では、どっちがより背水の陣かは言うまでもなく札幌であり、せっぱ詰まり度というかケツの火のつき具合どで言えば大阪夏の陣の豊臣方みたいなもんですから、もっと必死になってもいいような気もするんですけどね。まぁ、必死になったところで結局豊臣方は負ける以外に道はなかったわけで、華々しく散ろうが潔く負けを受け入れようが負けは負け、という見方もあるんでしょうけどね。それでも2004年にヤンツーが就任してから、確かに技術面や戦術面ではチームは成長したと思いますが、どうにもこうにもこのあたりのメンタルの弱さというか、いい意味でのふてぶてしさがあまり見られないのが残念なところです。

 まぁとりあえずJ1という目標は完全に消えたわけですが、リーグ戦はまだ残っていますし、もちろん天皇杯もあります。残りのシーズンをきっちり戦い抜くことが来年に繋がる、というか来年に繋げるにはそれは最低限やらなければいけないと思いますので、そこんとこよろしくお願いいたしますよ。

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