« なつやすみにっき | メイン | 直線500メートル »

2007年9月19日

長い夜の始まり

2007年Jリーグディビジョン2第28節
徳島ヴォルティス 3-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いねえよ
     徳島/片岡、石田2

 第39節が本来であれば15日の仙台戦までお休みだったのですが、台風4号の影響で延期された7月14日第28節の代替試合が入ってしまい、その代替となるのがこの試合。そうでなくても移動だらけのこの連戦の締めくくりが鬼門・四国であるというのは正直かなりのイヤがらせというか、何者かによる陰謀かと思ってしまいますが、そういう不利条件を力強く跳ね返して突き進む、なんてことはちっともないのがコンサドーレ札幌というチーム。今年になってその辺りもだいぶ変わったかと思いましたが、ガルベスが投球の時に舌を出すみたいに、淡口がバットを構えるときに尻を振るみたいに、身についたものはそうそう簡単に拭い去れるものでもないと言うことでしょうか。まったくいいところがなく0-3で完敗してしまいました。

 ということで今季6敗目。同時に、第9節水戸ホーリーホック戦から続いていた連続得点記録も27試合でストップしました。まぁ正直な話、連続得点記録なんて別にそんな躍起になってこだわるような記録でもないんですけどね。もちろん、得点を取るというのは決して簡単なことではないことは重々承知ですし、無得点試合よりは1点でも取れたほうがいいに決まってますけど、連続得点を何試合続けようともそれで昇格が保証されるわけではありませんし、「○連勝」などに比べるといまいち地味な記録ではありますよね。まぁ札幌はそのJリーグ連勝記録も保持してたりするんですが、この27試合連続得点というのも「イチローの216打席連続無三振」みたいに、すごいんだかすごくないんだかいまいちよくわかりません。いや実際すごいことなんでしょうけど、サポーターですら言われるまで気づかないような記録でしたからね。
 なんにしても記録に残るというのはいいことではあるんですけどね。昨季の函館での柏戦での元気のシュートも、「コンサドーレ所属の山口県出身でおとめ座の選手としての最大仰角記録」と思えばすごいことのように思えてきたりは、やっぱりしません。
 しかしながら、ここ2戦の出場停止でそんな元気がいかに重要だったかを証明することになるのですから、わからないものです。開幕以来ほとんどの試合でスタメン出場を果たし、得点力こそ物足りないものの、労をいとわず前線から激しいプレッシャーをかけ、時には中盤まで戻り守備に参加、ポストプレイも去年までとは格段の進歩を見せた元気がいるからこその三浦サッカーなのかもしれません。おちこんだりもしたけれど、私は元気です。
 とはいえ、元気がいれば万事解決という試合だったかといえば決してそういうわけではなく、結局は3点獲られてしまった守備の問題だと思うのですけどね。まぁ2点目のゴールはシュートを打った石田を誉めるしかないですし、前半のPKを決めていればもっと展開は違っていたかも知れませんけど、それでもチーム全体の低調さから見れば、あれが決まっていたとしても勝てていたとは言い切れませんね。シーズン当初ならまだしも、各チームとも札幌の攻略法が浸透していますし、そうでなくても今の札幌に「1点あれば充分」という雰囲気は残念ながら見えません。これが昇格のプレッシャーなのか、それとも単に疲れから来る不調なのかはわかりませんが、いずれにしても「今までは普通に出来ていたこと」が出来なくなっているのは事実。そもそもシーズン当初が単に確変していただけで、今の状態こそが普通なのかもという思いは多少あれども、サポーターとしてはトラウマでボディ打ちが出来なくなっただけで、吹っ切れさえすれば大丈夫ということを信じたいのですがね。

 あとはもうなんか書こうと思えるようなことはありません。夢なら早く覚めて欲しい、そんな初秋の四国での出来事でした。

 しかし、悪夢はまだ終わらないことに、この時のオレはまだ気づいていなかったのでした…。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kingofsapporo.com/old/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/474

コメント (2)

まる:

いつも楽しく読ませていただいています。
それでなんですが・・・あたまのところのスコアが3-0でなく1-0になっていますね。
なんか気になってしまいました。

choo :

直しました(・∀・)

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ