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2008年3月24日

木村佳乃もびっくり

2008年Jリーグナビスコカップ予選リーグ第2節
コンサドーレ札幌 2-1 川崎フロンターレ
得点者:札幌/鄭、西嶋
     川崎/寺田

 世の中が進歩して電波が宇宙からやってくるのが当たり前になった昨今、日本中のあらゆるJリーグの試合が家にいながらライブで見られるようになった日本のJリーグクラブサポーターに、「見たかったら現地に行きやがれ」という純然たる原則を突き付けるヤマザキナビスコカップの予選リーグC組第2節・コンサドーレ札幌対川崎フロンターレの試合が、3月23日に室蘭市の入江陸上競技場で行われました。
 札幌で唯一この時期に試合開催可能な札幌ドームがプロ野球の日程とかぶってしまっているため仕方がないことなのですが、「現地に来やがれ」という割には日曜日のしかも室蘭での開催というのは、ホームのサポーターはまだしもアウェイの川崎サポーターには「来るな」と言ってるようなもんかも知れませんが、それでもカップ戦で入場者5,387人は悪くない数字だと思います。
 で、その5千人あまりの観客の前で、コンサドーレ札幌は開始早々にセットプレイから寺田周平に頭で決められ先制を許すも、後半は鄭容臺の西嶋弘之のともにJ1初ゴールで逆転し、今季初勝利をゲット。川崎フロンターレ相手の勝利は1997年9月4日に等々力陸上競技場で4-3でVゴール勝ちして以来、約10年半ぶりのこと。1997年と言えば旧JFLの時代です。つまり、Jリーグになってからの対川崎戦初勝利ということになります。この10年の間、お互い所属しているリーグが違ったことが多かった(過去に同じリーグで戦ったのは1999年、2003~2004年の3シーズンだけ)せいもありますけど、天皇杯で当たったときもさっくり負けてますし、リーグ戦での負けも0-6で虐殺されたり開始17秒で失点したりと正直川崎は苦手な印象しかなかったので、この勝利は素直にうれしいです。ただこれで溜飲を下げたと言えば決してそう言うわけでもなく、ここでも何度か書いていますが等々力での川崎戦では同じく97年9月4日を最後にただの1点も獲れていませんので、アウェイ戦ではゴールを期待したいですね。この際魅惑の助っ人オウン・ゴール選手以外なら誰でもいいので。

 そんなわけで勝点を4としてグループ首位のジェフユナイテッド市原千葉と得失点差1の差で2位につけることになりました。まぁ仮にナビスコカップで優勝したとしてもリーグ戦で17位以下になれば降格しますし、そのリーグ戦では未だに勝点ゼロなんで、今のところ結果だけ見れば現実逃避以外の何者でもないんですが、たかがカップ戦、されどカップ戦。この試合では相手が中村憲剛と山岸智の代表組や、昨季J2得点王フッキを欠いていたとはいえ、それでも過去にボコボコにされたジュニーニョや我那覇を擁する川崎に対して少しだけでも苦手意識を払拭したことだけでなく、これまでは「攻撃力に劣る札幌は先に点を獲られたらもうおしまい」というのが定説だったのが、先制されながらも逆転で勝利をつかみ取ったこと、そして怪我で出遅れていた守護神高木と助っ人ストライカーのノナトが復帰して実戦の経験を積むことができたことなど、ルーキー柴田がフル出場を果たしたことなど、割と今後に繋がる材料は多かったように思います。
 とはいえ、セットプレイから失点したのは課題として解決しなければいけないのですけどね。まぁ相手もセットプレイは大きなチャンスなのである程度はしかたないとは思いますが、開始わずか3分で失点というのは、図書館で推理小説を借りてきたら、人物の登場シーンで「犯人コイツ」と落書きしてあった時くらいのガッカリ感ですし、去年の札幌のわけのわからない強さを支えていたのが「試合立ち上がりでの失点の少なさ」が挙げられると思いますからね。だいぶ陣容も揃ってきましたし、とりあえず相変わらず降格最有力候補の札幌ではありますが、それでもまったく歯が立たないわけではないという手応えを掴めたと思います。次はリーグ戦で再び柏と激突します。アウェイですし柏も次は気を引き締めて来ると思いますが、リーグ初勝点を目指してもらいましょう。相変わらずノナト点獲ってませんけどね

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