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2008年11月 6日

永遠の嘘をついてくれ/中島みゆき

コンサドーレは今年も赤らしい
中東からのオファーはまた届くだろうか
片っぱしから選手を売りまくれば
けっして消せない額でもないだろう数億くらい
なのに永遠の嘘を聞きたくて 今年もまだこの街に頼っている
永遠の嘘を聞きたくて 今はまだ札幌は育成の途中だと
君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 何もかも貧乏ゆえのことだったといってくれ

このチームを見限ってやるのは俺のほうだと
追われながらほざいたヤツからの手紙には
フクアリのベンチに座っていると
見知らぬ誰かの下手な代筆文字
なのに永遠の嘘をつきたくて 戻しには来るなと結んでいる
永遠の嘘をつきたくて 今はまだ僕たちはみそぎの途中だと
君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 一度は夢を見せてくれた君じゃないか

傷ついたサポたちは最後の力で牙をむく
チームがあるだけでいいと最後の力で嘘をつく
嘘をつけ最速の降格のかわりに
やりきれない事実のかわりに
たとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに
人はみな 望む答えだけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから
君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 昇格しなければよかったわけなどないと笑ってくれ

君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 昇格しなければよかったわけなどないと笑ってくれ

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