長かったオフもようやく終わり、2009年のJリーグが開幕しました。既にJ1で7試合、J2が2試合行われ、昇格組のサンフレッチェ広島とモンテディオ山形がそれぞれ横浜Fマリノスとジュビロ磐田というJ1優勝経験のあるチームに圧勝するなど波乱含みのスタートとなっています。
そしてコンサドーレ札幌の試合は明日3月8日に行われます。相手は昇格候補の一つ・ベガルタ仙台。昨季J1にいたとはいえ異次元の弱さで降格した札幌にとっては、ホームでの開幕戦にいきなり難敵との対戦となります。つっても相手がどこであろうと負ける時はころっと負けるのがわれらがコンサドーレ札幌。むしろ相手にこちらの手の内を明かしていないうちから当たっておくのは悪くないかも知れません。もちろんこっちも相手の手の内が見えないと言うことでもありますが、仙台は昨季と監督もメンバーもほとんど替わっていないですし、こちらには沖田コーチという専門家がいる分、情報戦という意味ではこちらに多少分があるかもしれません。まぁそうはいってもどんなに有利な情報を握っていても圧倒的な戦力の差はそうそう埋められるものではないことは去年で証明されちゃってはいるのですけど、仙台とはそこまでの差はないとは思いますので、分析は沖田コーチがジェバンニみたいに一晩でやってくれたるするでしょう。
で、札幌の開幕スタメンは果たしてどうなるのかということですが、北海道新聞によれば、どうやらシステムは紀梨乃を1トップに置いた4-2-3-1が基本となりそう。2列目は右に石井謙伍、左に岡本賢明、トップ下にクライトンということですので、おそらくは3トップに近い形にしてクライトンがやや下がり目の位置で前線を自由に操るという形になるかと思いますが、ボランチはダニルソンと上里一将、4バックは真ん中に趙晟桓と吉弘充志、左サイドバックに西嶋弘之が入り、右サイドバックは西大伍になりそうだということです。右のサイドバックの一番手と見られていた藤田征也ではないのは「けがによる別メニュー調整が多く、状態が万全でない」ことが理由のようですが、昨季もFW、サイドハーフ、ボランチと様々なポジションをこなしてきた大伍が今度はサイドバックに挑戦。ユーティリティプレイヤーとして大きく成長したのだな、と思います。ユースの頃はバリバリのファンタジスタだったことを考えれば、こんな成長の仕方をするとは思いませんでしたが。実際のスタメンは明日フタを開けてみないとわからないことではありますが、もしこの通りのポジションで出場することになれば、攻撃ではオーバーラップして高い位置でボールを受けたらもともと得意のはずのドリブルでガンガン勝負を仕掛け、ディフェンスでは相手が来たら画伯直伝のサイレントエルボーやサイレントチョップで相手を仕留め、サイドを支配して欲しいと思います。