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2009年10月 アーカイブ

2009年10月 7日

吉備の花嫁

2009年Jリーグディビジョン2第41節
ファジアーノ岡山 1-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/藤田
     岡山/なし

azumanga03.jpg

 画像は試合とはまったく関係ありません。

 さらに関係ないですがこのサイト、気づいたら10年目に突入していました。「継続は力なり」といいますが、まる9年やってきて果たしていったい何の力になっているだろうと考えるとその言葉に対する疑問は尽きないですね。

 さて、札幌と室蘭の距離(約130km)はだいたい練馬から水戸へ行くくらいの距離であることは前回ちょっと触れましたが、ではその距離をJリーグの本拠地に例えるとどうなのかというと、スタジアム起点だとNACK5スタジアム(さいたま市)から笠松運動公園陸上競技場(那珂市)までの距離とほぼ同じくらいです。ちなみにコンサドーレがもう一つ札幌以外でホームゲームを開催している千代台公園陸上競技場(函館市)は、札幌厚別公園競技場から300km弱離れています。これは東北電力ビッグスワンスタジアム(新潟市)からひたちなか市総合運動公園陸上競技場(ひたちなか市)くらいの距離。なぜ基準が水戸ばかりなんだという疑問はさておきまして、要するにコンサドーレは、室蘭での試合の際は水戸ホーリーホックが大宮アルディージャとのアウェイ戦に、函館での試合の際は水戸ホーリーホックがアルビレックス新潟とのアウェイ戦に遠征するのと同じくらいの距離を、ホームの試合で移動していることになります(距離はいずれもマップファン調べ)。もちろん、地域密着の理念においては札幌以外の都市で試合を行うのも大事なことですから、それについての是非は問うべくもないのですが、改めて北海道の広さを実感する次第です。
 まぁそんなわけで、その室蘭で行われたアビスパ福岡戦から中2日、きびだんごスタジアム…じゃなかった桃太郎スタジアムでのファジアーノ岡山とのアウェイ戦は、移動距離だけの上では連続アウェイみたいな感じ。シーズンも終盤となり、そうでなくても身体のあちこちにガタが来ているであろう選手たちにとってはきつい状況のようで、この試合は福岡戦で前半に負傷退場したMFダニルソンが欠場。代わりにMF芳賀博信が久しぶりのスタメンとなります。そしてインフルエンザで元気じゃなかった元気がやっと元気になったようで、ベンチメンバーとして名前を連ねました。

 今季初対戦となる岡山は、前節までで8勝21敗11分で16位とJ2の壁に当たっており、札幌とのここまでの対戦成績も1勝1分、札幌にとっては比較的相性は悪くないチームだと思いますが、さりとて初対戦では上里のミドルシュートで幸先良く先制した後にいろいろとチャンスをぶっぱずし続けて追いつかれてドロー、前回の対戦も大勝したはいいけど大量得点の陰できっちり崩されて2失点してますし、そもそもけっこうメンバーも替わっています。つーか前回の対戦の時もそうでしたけど、やたらでかい背番号の選手が多いですね。いくら欠番が認められているとはいえ50番の選手も出てきましたし。天敵西野晃平が骨折で長期離脱中ですが、やはり札幌としてはまずはしっかりと守備をしないといけません。タイトなスケジュールなのもあって、無難な立ち上がりになると思われましたが、たいていこういう時の予感は裏切られるもので、立ち上がりから札幌がほぼ一方的に岡山陣内に攻め込む展開。おお、なんだつええじゃん、札幌。
 ところがどっこい、肝心な得点ですがこれが全然入りません。前半31分、ようやくゴール前でのこぼれ球を藤田征也がDFをうまく交わして左足で突き刺し先制しますが、これでノリノリで行けるかと思ったらそういうわけでもなく、むしろしおしおな感じ。逆にこの得点以降、取り返そうと躍起になる岡山にタジタジとなる展開が続き、見ているほうもヒヤヒヤ。失点こそ免れているものの、けっこう危ないシーンをギリギリで回避し続けるディフェンス陣。ある意味エクストリームとも呼べる状況です。もっとも、正しい意味でのエクストリームサッカーは国際試合での対中国(ry

 まぁそれはともかく、仕切り直しの後半も似たような展開。選手交代に活路を見いだそうにも、なんだかんだいって疲れはあったのでしょう、目に見えて運動量が足りない札幌にとっては、大森健作さん風に言えば絶対に何かをやってやろうという表情で入ってきたのですが、いや実際何かは必ずしますよねという突っ込みはさておき、多少の選手交代など付け焼き刃程度にしかならず、流れを変えるにまでは至りません。前半だけで8本打っていたシュートも後半はわずかに1本だけ。それもおそらく後半始まって少し経ったあとの紀梨乃のヘディングシュートだと思いますんで、あとの時間はほぼ何もできなかったということでしょう。
 ただ、今までであれば我慢しきれずに失点していたと思いますので、岡山の決定力不足に救われた面もあるものの、そこそこ我慢できるようになってきたのはいい傾向でしょう。つってももう残り10試合という段階で傾向も何もあったもんじゃない気もしますが。競馬に例えれば最後の3ハロンでトップタイム叩き出したけど掲示板に乗れませんでしたくらいの感じであり、少年ジャンプでいえば打ち切りが決まってから面白くなり出したくらいの感じであり、好きなマンガが打ち切りになったりすると悲しいものですよね。ただ、ほぼ1シーズンやってきてあまり変化が見られないというのもそれはそれで困ると思いますので、まぁ若いチームがそれなりに成長した証であると考えるべきでしょう。

 というわけでパフォーマンスとしては決して良くはなかったものの、虎の子の1点を守りきった札幌が2試合連続の完封で勝利しました。どうでもいいですけど、自分にとって打ち切りが一番悲しかったのは「サバイビー」でした。マキバオーなんかと比べるとちょっと話が重すぎたのがウケなかったんでしょうかね。

2009年10月16日

演出者

2009年Jリーグディビジョン2第41節
コンサドーレ札幌 2-0 湘南ベルマーレ
得点者:札幌/紀梨乃x2
     湘南/なし

 タイトルの花嫁シリーズはネタが尽きました。

 2連勝と波に乗る札幌は、今節はホームで現在3位の湘南ベルマーレとの対戦となります。昇格争いに食い込むためにはもう1試合も負けられない札幌ですが、第2クール後半あたりから調子を落としている湘南も負けられないのは一緒。一応前節までで勝点78の3位と昇格圏内につけてはいるものの、2位のベガルタ仙台との勝点差も、4位甲府との勝点差もわずかに2。勝てば2位に上がる可能性があると同時に、負ければ昇格圏外となる4位に後退してしまう可能性もあるという厳しい状況に置かれています。札幌は2試合連続完封と守備陣は好調ですが、アビスパ福岡、ファジアーノ岡山といずれも下位のチームが相手の試合でした。そんな昇格争いの渦中にある上位チームを相手にしたこの試合は試金石とも言えるでしょう。ちなみに自分は試金石よりも翠星石のほうが好きですが、猿岩石は特に好きというわけではありません。飛行石は持ってませんね。

 そんなわけでこの重要な試合ですが、シーズンも終盤もこの時期に万全の状態で湘南を迎え撃つというわけにはさすがに行かず、DF趙晟桓がかかとを痛めて欠場を余儀なくされ、膝を痛めているダニルソンはこの試合も欠場。骨であれば試合中にも自己修復が出来る能力を持っている彼ですが、さすがに膝の修復機能はなかったようです。湘南も湘南で攻撃の要であるアジエルが怪我で戦線離脱中。お互い中心的な助っ人を欠いた状態で臨んだこの試合は、それでも両チームの負けられない思いを象徴するように激しい主導権の奪い合いで始まりました。どちらかといえばホームの札幌がやや押し気味に試合を進め、10分過ぎにはコーナーキックからの西嶋がヘディングシュートを放つものの、湘南のゴール前に立ちはだかる守護神・野澤の好セーブにあい、なかなかチャンスを得点に結びつけることが出来ません。アジエルのいない湘南も負けじとカウンターから得たCKのこぼれ球を臼井がフリーでシュートを放つなど、お互いに攻守がめまぐるしく変わる展開の早いサッカーが繰り広げられます。まぁ展開が早いと言っても、連載16年目にしてようやくプロポーズした翌週にはもうヒロインが臨月になってたほど早くはないですが、それでも先制したのは札幌でした。前半28分、坂本から無理矢理ボールをふんだくった大伍が宮澤からのリターンパスに追いつきダイレクトで折り返したボールを、詰めていた小ヒロがニアで潰れた背後から紀梨乃がプッシュしゴール。是が非でも欲しかった先制点をゲットしました。
 早めに追いつきたい湘南ですが、やはりアジエルの不在は大きいのかなかなか有効な形を作れないまま前半も44分を経過。このまま札幌が1点をリードして前半は終わるだろうと誰もが思った矢先、意外なところからこの試合のキーマンが現れました。そう、この日の主審家本政明審判員です。右サイド臼井のクロスを競り合った吉弘が坂本を倒したプレイがPKとされました。1点をリードしたまま折り返すのと、アディショナルタイムに追いつかれて振り出しに戻るのとでは雲泥の差。これで試合の行方がわからなくなるなぁと思っていたわけですが、このPKをGK高原が見事にストップ。すごいぞ高原、ATフィールド小さいとか言ってごめん。

 というわけで気分良く折り返した後半も引き続き札幌がペースを握りますが、GK野澤の好セーブに阻まれ得点なりません。どうもこの野澤とはアルビレックス新潟時代からあまり相性が良くないような気がします。天敵、というほどではないですが、そうですね。天敵から1本線を抜いて大敵くらいの感じここ2試合連続完封しているとはいえ、順位表をざっくり上下に分けた上のほうのチームの中では最も多い50失点という決壊しやすさが自慢の堤防を持つ札幌にとっては、アジエルがいないとはいえリーグ2位タイの攻撃力を持っている湘南を相手に1点を守りきれるということは考えにくいですから、なるべく早めに追加点が欲しいところですが、負けている湘南が黙っているはずも当然なく、ゴール近くまでボールを運ばれることが多くなってきます。ところがどっこい、そんな場面でも意外なところからこの試合のキーマンが現れました。そう、あの人です。後半25分、ペナルティエリアの中で村松が紀梨乃を倒したプレイでPKを宣告。まぁ前半の吉弘がPK取られた時点でまた似たようなことはあるだろうとは思ってましたけどね。確かに村松は紀梨乃のユニフォームを引っ張ってるんですけど、それでPKならその前に笛を吹くはずですし、そのあとのプレイなら村松の足は紀梨乃よりボールに先に触れていましたから、あれでPKはないよなー。
 で、このPKを蹴るのは紀梨乃。福岡戦でのぶっぱずしが記憶に新しいですが、今回はキッチリゲットしてこの試合2点目を奪いました。ひとまず待望の追加点をゲットした札幌が、その後の湘南の攻撃を凌ぎきって3試合連続完封で3連勝を達成。昇格争いにわずかな望みを残す勝利をもぎ取ったわけですが、試合に関しては一連のPKでなんとなく興ざめな感じで、なんか「J2を面白くしてやろう」みたいな魂胆が見え見えで、なんつーか「ドラマを作りたがるレフェリーがいる」と言ったのは新潟時代の反町康治監督でしたが、まさにそんな感じ。まぁ、ソリさんがそのセリフを言った時のレフェリーも家本主審でしたっけ。

2009年10月21日

来季もまた

2009年Jリーグディビジョン2第45節
徳島ヴォルティス 3-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いません
     徳島/ハジx2、倉貫

 まだ2試合ほど書いてない気がしますが気にしない方向で。

 というわけで2009年10月17日のJ2第45節徳島ヴォルティス戦において華麗に敗れたコンサドーレ札幌は、翌18日の試合できっちり勝利を収めた3位ヴァンフォーレ甲府にどうあがいても勝点で届くことがなくなったため、J1昇格の可能性が完全に潰えました。まぁそうは言っても、「残り試合を全勝してようやく可能性が残る」なんて条件、冷静に考えて8日間でヨーロッパ21カ国を回るくらいの無謀な話ですからね。もちろん安西先生に育てられた世代の人間としてはあきらめた時点でシーズン終了なのはわかってますし、心意気としては残り試合全部勝って欲しい、いや勝ちたい、しかし勝てればいいなぁ、やっぱ勝たせろ、つーかちょっと負けてみてくれません? というのはあるわけですけど、この結果とて昨日今日初めて決まったものではなくて、あくまでもシーズンの結果の積み重ねなのですし、もうここでも何度も言ったかわかりませんが、残り試合を全勝できるようなチームならそもそもこの順位にはいません。結局は例年の通り「奇跡は起こらないから奇跡っていうんですよ」というのを証明しただけなのも毎年のことなんで、たいていの人はある程度その覚悟は決めていたと思います。しかしその一方で、わかってはいたけど実際にこういう事態になってみると、やっぱり残念な気分もあり、すごく複雑な気分と言いますか、ごめんなさい、こういうときどんな顔をすればいいのかわからないの。

 ああ、笑えばいいんですね。

 しかしまぁ、結果として昇格争いには最後まで絡めなかったことについては、これも毎年のことながら「もうちょっとなんとかならなかったのか」という思いはあるのですけど、いくらインフルエンザの集団感染や体調不良、出場停止で主力選手の多くが欠場を余儀なくされたとはいえ、シュートわずか1本だけという、文句なしになすすべもない試合をやっているようでは、現状控え選手のレベルも含めてこの順位というのは妥当だったのかもしれない、と思わざるを得ません。シーズン前のキャンプを見て「あまり期待はしないほうがいい」というようなことは確かに書きましたけど、かといって何の希望も持たずにシーズンを過ごせ、なんてサポーターとしてはどだい無理な話ですしね。某アスラン外人部隊の司令官に言わせれば「パンドラの犯した罪でもっとも重いのは、一番最後に希望を出してしまったこと」だそうですが。
 とにかく、今言えることはどのみちもう来季以降を見ていくしかないのですから、シーズンの残り試合をどう先に繋げていくかというのを見せてもらいたいところです。まぁ最終節で昇格を決めた2007年を除いては、これまた毎年毎年同じようなことを書いて、後から考えると結局なんか先には繋がらなかったような感じのことが多いような気もしますが、今季は何か少しでも先々にプラスになるようなパフォーマンスを見せて欲しいものですね。

2009年10月30日

でびう

2009年Jリーグディビジョン2第46節
コンサドーレ札幌 1-0 栃木SC
得点者:札幌/紀梨乃
     栃木/なし

 いかん、気を抜くとブログが腐りかけてしまう。

 前節で来季のJ2残留が立派に確定した札幌の今節の相手は栃木SC。10月後半ともなれば北海道はもうかなり肌寒く、この日もキックオフ時点での公式発表は気温10.3度と、サッカーをするのはともかく、見ている側にとってはとってもつらい環境。そうでなくても行きにくい水曜ナイトゲーム。おまけに札幌ドームでは日本ハムのクライマックスシリーズが重なったこともあって案の定客足は鈍く、5,112人と今季最低の入り。まぁ5千人しか集まらなかったと取るか、それでも5千人も集まったと取るかは受け取る側次第ですが、選手の側にとっては昇格の目が消えた直後の試合に、この状況で5千人も集まってくれた、と捉えるべきことでしょう。そしてそのチームに出来ることは、昇格の可能性がなくなってもサポーターにしっかりした試合を見せること。それがジャスティスってもんです。ジャスティスと言ってもフリーダムと対をなすバカ性能のガンダムっぽい何かのことではもちろんなく、要するに「へっぽこな試合はすんなよ!」ということ。つってもまぁ、へっぽこじゃなかったら昇格とまでは行かずとも昇格争いくらいは出来てるはずなんで、へっぽこなのは今に始まったことじゃないのですけど、へっぽこならへっぽこなりに屁のつっぱりはいらないところを見せて欲しいというか、16位が相手のホームゲームならキッチリ勝点3はとりなさい、ということですね。
 ただ逆にそんな試合だからこそ出来ることもあるわけで、この試合でノブリンは3年目の岩沼俊介をスタメン起用してきました。同期の岡本賢明がルーキーイヤーにデビューし、レギュラークラスに成長していったのと対照的に、岩沼はこれまでベンチ入りはありましたが試合出場はなし。これは彼の本職がボランチということも多少は関係していて、守備的なポジションというのはスタメンで起用するにしても交代出場させるにしても使う側にとっては冒険がしにくいもの。事実、コンサドーレの歴史をひもといてみても、入団1~2年目でデビューを果たし、その後レギュラークラスに定着した選手は少なくないですが、岡本にしろ藤田征也にしろ、あるいはかつての吉原宏太(現水戸ホーリーホック)にしろ山瀬功治(現横浜F・マリノス)にしろ、その多くが攻撃的な選手でしたし、現在はボランチやサイドバックでの出場が多い上里一将や西大伍も、デビューした当時はトップ下など攻撃的なポジションで、守備的なポジションだったのは今野泰幸(現FC東京)くらい。ボランチで、このポジションは例年激戦区であることが多いですから、なかなかチャンス自体がめぐってこなかったのです。そしてプロ初出場となるこの試合もボランチではなく左サイドバックのポジションでしたが、本職ではないとはいえ左利きということでサテライトリーグなどでは経験してきたポジションですし、彼にとってはどこのポジションでもまず試合に出ることが重要と捉えていることでしょう。

 で、その岩沼ですが、結論から言えば初出場としては決して悪くはなかったですけど、現時点ではレギュラーを脅かす存在までには至っていない、という感じでしょうか。もちろんこれからどうなるかはわかりませんし、是非とも成長して欲しい選手だと思いますが、全体的には無難な印象で強烈なアピールポイントというのはあまりなかったかな、と。利き足が左という面においても、GK高原を含めれば古田、ダニルソン、上里、そして岩沼とこの日のスタメンの半分が左利きという、98年当時のブラジル代表みたいな左利きばっかりのチームでは重宝される材料でもないのが彼にとってはアンラッキーなことかもしれません。いずれにしてもこの試合での出場は確実にいい経験になったでしょう。全然関係ないですけど、自分は「山王工業の野辺くんに似てるのではないか」と思いました。

 さて試合そのものについては、前半17分にコーナーキックからの展開で西嶋が頭で折り返したボールを紀梨乃がオーバーヘッドシュートを決めた1点を守りきり勝利していますが、「きっちり勝点3を取った」というところは評価できるものの、18本ものシュートを放ち、得点のチャンスも何度かありながら1点のみに留まったことで、いまいちすっきりしない試合内容ではありましたね。それでも、前節徳島ヴォルティス戦みたいなみったくない試合もありましたけど、それを除けばここ最近は6試合でわずか1失点。と守備自体は安定傾向にあり、失点数>試合数だった頃に比べればだいぶマシにはなっているようですね。まぁ今でもトータルとしては試合数より失点数のほうが多いんですけどね。被シュート数がリーグで1番少ないにもかかわらず、失点は少ないほうから9番目なのですから、普段いかにあっさり決められちゃってるのかがわかるというもんです。札幌の90分あたりの平均失点数は第46節終了時点で1.17。昇格争いを繰り広げている上位4チームのうち、一番失点の多いセレッソ大阪でも1.06、残りの3チームはいずれも1.0未満であることからも、せめて今くらいの守備をコンスタントに発揮できるようにならないと、来年度も昇格争いに食い込んでいくのは難しいと思います。

 ところで、この試合の審判団は審判交流ポーランドからやってきたお三方。主審を務めたのはトマシュ・ミクルスキさん。副審はピオトル・サドチュクさんとラファウ・ロストコフスキさん。ポーランド人って舌を噛みそうな名前の方が多いですね。ポーランドの有名な作曲家にクシシュトフ・ペンデレツキという方がいますし、キュリー夫人の本名もマリア・スクウォドフスカというものでしたが、それはさておきこのミクルスキ主審は総じていいレフェリングだったのではないでしょうか。ちなみにオレは長門スキーです。

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