2009年Jリーグディビジョン2第45節
徳島ヴォルティス 3-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いません
徳島/ハジx2、倉貫
まだ2試合ほど書いてない気がしますが気にしない方向で。
というわけで2009年10月17日のJ2第45節徳島ヴォルティス戦において華麗に敗れたコンサドーレ札幌は、翌18日の試合できっちり勝利を収めた3位ヴァンフォーレ甲府にどうあがいても勝点で届くことがなくなったため、J1昇格の可能性が完全に潰えました。まぁそうは言っても、「残り試合を全勝してようやく可能性が残る」なんて条件、冷静に考えて8日間でヨーロッパ21カ国を回るくらいの無謀な話ですからね。もちろん安西先生に育てられた世代の人間としてはあきらめた時点でシーズン終了なのはわかってますし、心意気としては残り試合全部勝って欲しい、いや勝ちたい、しかし勝てればいいなぁ、やっぱ勝たせろ、つーかちょっと負けてみてくれません? というのはあるわけですけど、この結果とて昨日今日初めて決まったものではなくて、あくまでもシーズンの結果の積み重ねなのですし、もうここでも何度も言ったかわかりませんが、残り試合を全勝できるようなチームならそもそもこの順位にはいません。結局は例年の通り「奇跡は起こらないから奇跡っていうんですよ」というのを証明しただけなのも毎年のことなんで、たいていの人はある程度その覚悟は決めていたと思います。しかしその一方で、わかってはいたけど実際にこういう事態になってみると、やっぱり残念な気分もあり、すごく複雑な気分と言いますか、ごめんなさい、こういうときどんな顔をすればいいのかわからないの。
ああ、笑えばいいんですね。
しかしまぁ、結果として昇格争いには最後まで絡めなかったことについては、これも毎年のことながら「もうちょっとなんとかならなかったのか」という思いはあるのですけど、いくらインフルエンザの集団感染や体調不良、出場停止で主力選手の多くが欠場を余儀なくされたとはいえ、シュートわずか1本だけという、文句なしになすすべもない試合をやっているようでは、現状控え選手のレベルも含めてこの順位というのは妥当だったのかもしれない、と思わざるを得ません。シーズン前のキャンプを見て「あまり期待はしないほうがいい」というようなことは確かに書きましたけど、かといって何の希望も持たずにシーズンを過ごせ、なんてサポーターとしてはどだい無理な話ですしね。某アスラン外人部隊の司令官に言わせれば「パンドラの犯した罪でもっとも重いのは、一番最後に希望を出してしまったこと」だそうですが。
とにかく、今言えることはどのみちもう来季以降を見ていくしかないのですから、シーズンの残り試合をどう先に繋げていくかというのを見せてもらいたいところです。まぁ最終節で昇格を決めた2007年を除いては、これまた毎年毎年同じようなことを書いて、後から考えると結局なんか先には繋がらなかったような感じのことが多いような気もしますが、今季は何か少しでも先々にプラスになるようなパフォーマンスを見せて欲しいものですね。