メインPCのHDDが死亡寸前となり、データの退避やらOSの再セットアップやら環境の復旧やらいろいろやってたのでずいぶん更新間隔が空いてしまいました。まぁ普段からこれくらい空いちゃってますけど。
さて、岐阜戦の結果についてはまた改めて書くとして(たぶん)、そんなこんなしている間にノブリンこと石崎の部位路監督の契約更新が発表されました。世間では民主党政権の事業仕分けによって、本来削られるべきではない事業の予算までもが大きく削られそうなことが話題になっていますが、メインスポンサーのニトリの撤退などで検討の余地もなく強化費が大きく削られる見込みの札幌において、「チーム状況がとても苦しい中、力になりたいと思った。強化費が少なくなる中でも、しっかりやらないと(スポォツ報知)」という漢気溢れるコメントで続投宣言。もともと短期間で結果を出すタイプの監督ではないですし、札幌にとっては現状ノブリンよりも優れた監督を引っ張ってこれる予算もツテもないわけですから、もちろんノブリン信者の自分にとっても歓迎できる続投発表です。ノブリンが右を向けというなら右を向きます。信者なので。ノブリンが「涼宮ハルヒの消失」を見に行ってはいかん、といっても見に行きますけどね。信者なので。
とはいえ漢気だけで昇格できるほどJ2は甘いものでもないわけで、昇格がお金で買えるわけではないですけど、さりとてお金のないチームが安定した強さを身につけられるかというと、全世界的に見てもそのような例は希有です。推定6億強という今季の強化費でも昇格争いに絡めなかった今季から、さらに約半額近くまで経ることが予想される中、それでも「J1昇格」を目標にしていく上で、減った3億を工夫で埋めていくにも限度があると思いますが、どのようなサッカーを見せてくれるでしょうか。
とはいえ、もともと今季の6億という強化費も、ダヴィが名古屋に移籍した際の違約金3億円をプラスしてのもの。ということはダヴィを売らなければもともとの額としては来季の見込みとそんなに変わらなかったわけで、だったら手っ取り早く埋めるための手段となればやっぱり「選手の売却益」となるんですが、だからといってお金のない中三上部長が世界中を駆けずり回って探してきた選手たちを安売りしたくはないはず。買ったはいいけど全然見てないアニメDVDの初回限定版をリバティーあたりに売り払うのとはわけが違いますから、紀梨乃にしろダニルソンにしろダヴィと同等程度か、それ以上の違約金を設定していると聞きます。ただ、J1最下位のチームにあってリーグ2位の得点を叩き出したダヴィに関しては3億はむしろ安いだろ、という金額だったのに対し、現在J2において紀梨乃もマラニョンに次ぐ外国籍選手2位の得点を挙げているものの、ひとりで状況を打開できるダヴィとはタイプの違う選手ですし、ダニルソンにしても今季開幕前にオレがつけた「北海の黒真珠」というニックネームは思った以上に全然流行らなかったわけですが、将来性はあるものの現時点では凡ミスも多いムラのある選手ですから、まぁ今の時点で札束積んで買いに来るクラブもないだろう、と思っていたんですがね。今日のスポォツニッポンに、ダニルソンへ名古屋グランパスからの正式オファー、という記事が載っておりました。先日の岐阜戦には名古屋のストイコビッチ監督が視察に来ており(主目的は次の天皇杯で対決する岐阜のチェック)、この日2ゴールを挙げたダニルソンに、冗談で「ピクシー4億で買ってくれねぇかな」などと言ってたんですが、タイミング的にはなるほど、と思わないでもありません。この件を伝えているのがスポニチだけなので真偽のほどは不明ですし、どっちにしてもしばらくはことの成り行きを見守るしかありませんけどね。