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2009年11月17日

一つの時代が終わった

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 おそらく札幌サポーターにとっては、今年もっとも大きなニュースかもしれません。「ネ申」と呼ばれいろんな意味でサポーターに愛され続けたコンサドーレ札幌のDF曽田雄志選手が、今シーズン限りの引退を表明しました。

 「ソダン引退」のニュースはロイター通信を通じて世界中に速報が出され、日本はもちろん世界中に衝撃を与え、ジョセフ・ブラッターFIFA会長やミシェル・プラティニUEFA会長といったサッカー界の要人のみならず、アジア各国を歴訪中のオバマ米大統領や中華人民共和国の胡錦濤国家主席といった国家元首を始め、ハリソン・フォードやデニス・ホッパーらのハリウッドスター、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長、はたまたノキア・ジャパンのウコンマーンアホ代表取締役社長といった大物経営者までもが非公式にコメントを出したといわれ、その交友範囲の広さを改めて示しています。

 1996年からの14シーズンの歴史の中で数多くの選手がコンサドーレ札幌に在籍していましたが、その中でも在籍9シーズン、リーグ、カップ、天皇杯含めて計253試合出場はもちろんチーム史上最高記録。入団から引退まで札幌だけで過ごした選手は2003年から2008年まで6シーズンを過ごした鈴木智樹以来2人目。主力クラスとしては初めてですね。引退の詳しい理由はまだ明らかにはなっておらず、巷では「文筆業に専念するため」「CIAの陰謀説」「ラブプラスにやられた」など様々な説が流れていますが、おそらくは今シーズンを棒に振った要因となった両膝の負傷と無関係ではないでしょう。「天空の覇者」と呼ばれ、空中戦では絶対無二の強さを誇っていたソダンにとって膝の故障は致命的とも言えるもの。戦列に復帰したとしても元のように跳べるかどうかはわからない、というよりかは本人はもう以前のプレイができないことを感じ取ったのかもしれません。「飛べない曽田はただの曽田だ」ということを、本人が一番わかっていたのかもしれませんし、札幌では高給取りの部類に入る自分が、来季はニトリの撤退などでいっそうの緊縮財政を余儀なくされるチームに残るよりも、潔く身を引くことがチームへの貢献になると判断したのかもしれません。何という美談。ソダンだけに。

 そんなわけで、サポーターにとっては残念としか言いようがないソダンの引退表明ですが、しかし悲しむことはありません。ソダンの物語は確かに第一部完となりましたが、むしろこれからがメインストーリーです。第二部のソダンは次回の札幌市長選挙に出馬し圧倒的な得票数で当選、2選した後に北海道知事へステップアップ、その後は国政へと打って出て、20年後には今の「偽道民」ではなく真の北海道出身初の総理大臣として君臨する予定となっております。ソダンの戦いはまだ始まったばかりだ!

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コメント (3)

K:

ジャンプの漫画の最終回のような締めですねw

ほくなん:

札幌発・札幌のみ在籍・札幌で引退なんて、もっと前にいるじゃないですか。

斉川雄......おや、刑事が来たようだ。こんな時間になぜだろう?

ほくなん:

札幌発・札幌のみ在籍・札幌で引退なんて、もっと前にいるじゃないですか。

斉川雄......おや、刑事が来たようだ。こんな時間になぜだろう?

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