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2009年12月12日

ピンポイント補強

 ソダンが引退、荒谷が契約満了と、神も仏もいなくなったコンサドーレ札幌ですが、選手の獲得についてはシーズンオフになって活発化するかと思いきや、現在のところ正式に決定しているのがFC東京のDF藤山竜仁選手と愛媛FCのFW内村圭宏選手の完全移籍での加入と、そしてDF石川直樹の期限付き移籍の延長のみと、今のところは思った以上に地味な補強です。これから年末にかけてまた何らかの動きが出てくるかもしれませんが、今のコンサドーレ札幌は財布にお金がないだけでなく、その財布もマジックテープ式だったりするので、派手な補強なんて望むべくもありませんけど、やはり思っている以上にお金がないのかなという気はします。

 まぁそんな中で今更ではありますが新加入選手について。まず藤山選手ですが、1973年生まれの36歳。鹿児島実業高校からFC東京の前身である東京ガスに加入、その後チームがプロ化しFC東京となっても東京一筋でプレイし続けましたが、2009年を限りに東京との契約が満了となり、札幌にやってくることになりました。ミスターコンサドーレが引退したのでミスター東京を引っ張ってきたという感じなんでしょうか。ポジションはサイドバック。Jリーグ全体を見てもサイドバックに関しては多くのチームが人材不足ではありますが、とりわけ今季の札幌はそれが顕著で、征也や上里を使ってみたけどやっぱりうまくいかず、このポジションを固定できなかったことが、昇格争いに絡めなかったひとつの要因でもありました。その意味では待望の本職サイドバックの加入。来季で37歳と年齢的な衰えが懸念されますが、若さゆえの過ちが目立ったこのチームにおいて、ベテランならではの経験をもとにチームを引っ張ってもらいたいという思いもあるのでしょうね。簡単にいえば、おニャン子クラブにおける内海和子さんのポジションでしょうか。だからといってディビットソン純マーカスが山本スーザン久美子のポジションだったわけではありませんが。

 そして次に内村圭宏選手。1984年8月24日生まれの25歳で、裏へ抜けるタイミングのうまさと得点感覚を持つアタッカーです。2003年に大分高校から大分トリニータに加入、4シーズンを大分で過ごした後、2007年に愛媛FCへ期限付き移籍。2009年には愛媛FCへ完全移籍で加入し、リーグ戦で18得点、天皇杯で1得点を挙げています。FWだけでなくサイドハーフもこなすため、来季も1トップが中心となるならば札幌にはうってつけの選手ですね。
 とはいえ、その1トップの前提となる紀梨乃の動向も気になるところでして、道新スポォツによれば京都サンガから獲得の打診があるとのこと。ダニルソンの話も含めてその後は表立った続報はありませんが、石井謙伍、中山元気という2人のFW選手の退団が決まっている今、紀梨乃まで退団ということになれば、宮澤をFWに戻すにしてもちょっと人数が足りないですね。ちっこいながらも意外とポストも上手いストライカーが千葉方面でフリーになったみたいですけど、いかがでしょうか三上さん。

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コメント (2)

野幌侍:

>ちっこいながらも意外とポストも上手いストライカーが千葉方面でフリーになったみたいですけど、いかがでしょうか三上さん。

<三上さんに聞く究極の選択:復帰させるならどっち?
・ユース出身の新居
・チーム創設時のアイドル選手コータ

すがり:

千葉を出る北海道出身のAとSは、移籍先確定での満了とか、各方面に出ていた気が。どこなんでしょ?

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