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2010年2月 アーカイブ

2010年2月 8日

テストマッチ2発目

 ハートキャッチプリキュアは意外に面白かったです(挨拶)。

 さて、グアムキャンプではテストマッチ2試合めとなる柏レイソル戦が45分2本で行われ、0-2でさくっと負けました。ノブリンの古巣である柏は昨季J1で16位となりJ2降格、今季はJ2を戦うことになり、札幌がJ1昇格を狙う上ではライバルとなるチームなわけですが、そうは言っても主力選手のほとんどの残留に成功した柏のその戦力はJ2ではおそらく抜きんでたレベルです。フランサなんて札幌にいたクライトン以上にJ2の範囲の選手ではないですよね。あと、アルセウ。別れた人に会った。別れたグアムで会った。
 そんな柏に対しての敗戦。ノブリンとしては現状の力の差はこんなもんじゃろ、という感じなんだと思いますが、そうは言ってもこれでテストマッチ2連敗。いずれも格上の相手ではありますし、毎年言ってることですがテストマッチの結果なんてたいした問題ではないとはいえ、テストマッチの結果が散々のままシーズンに入って見違えるほどよくなったことなんてなかったですから、ちょっと心配ではありますね。もちろん、テストマッチでいい成績を上げて肝心のリーグ戦でさっぱり、なんてシーズンもあったんで、いいも悪いもシーズンに入ってみないとわからんですけどね。もっとも、そもそも札幌にいいシーズンって数年に1度しか来ないですけど。

 そんなわけで、柏とだって実際のリーグ戦での対戦が本番なわけですから、その時にどういう戦いができるかが肝心と言えます。と言っても、力上位の相手に札幌がつけいるスキがあるとすれば、降格チームにありがちな、J2という特殊なリーグに対しての戸惑いくらいしかないのですけど、柏もJ2は2度目ですし、J2自体かつてほど極端に守備的な戦い方をするチームは少なくなりましたからね。アップセットそのものは出てくるでしょうけど、昇格候補と言われるチームが思うように勝点を伸ばせずに調子を崩すというのはあまり期待できないかも知れません。もとより、札幌だってJ2経験を生かせるような試合運びのできるチームではないですし、そもそも「俺たちのほうがJ2をよく知ってるんだ!」なんて自慢にもなんにもなりゃしないわけですけど。
 まぁいずれにしても、札幌は札幌なりにこれから1ヶ月弱の間にチームを熟成させていって、自分たちの戦い方というのを身につけていくしかないですね。ノブリンも選手の特徴はある程度把握しているでしょうし、しっかりとチームを仕上げていって欲しいと思います。

2010年2月16日

熊本に熊がいた

 2月13日~15日まで熊本に行ってきました。昨季のレギュラーシーズンのロアッソ熊本戦には行っていない自分にとっては1年ぶりの熊本ですが、熊本がコンサドーレ札幌の2次キャンプ地となった2006年から毎年熊本を訪問している自分にとっては、いつも九州キャンプのたびにお世話になっている九州在住のゴール裏メイトのおかげもあって、(限定された地域においては)さほど困らない程度には慣れてきましたから、熊本をホームタウンとするロアッソがJリーグに参入してからも「熊本はホームみたいなもの」みたいな感覚でいたんですが…。やっぱりアウェイはアウェイなんですね。熊本空港から熊本市街へ向かう連絡バスの中で、要所要所で流れるやたらめったらハイテンションなスザンヌのアナウンスというアウェイの洗礼が待ち構えていました。
 熊本出身のアイドルとしては今や倉科カナと並んで全国区の知名度を誇るスザンヌは、聞くところによれば2008年11月から熊本の宣伝部長に就任、熊本県の観光PRを行っているらしいです。去年は熊本空港に降り立った直後にゴール裏メイトのカーに乗せてもらって鹿児島に向かい、帰りもKKウィングからタクシーで空港に向かったため、空港~熊本市街の連絡バスに乗るのは実は2年ぶり。だから、知らなかったんです。スザンヌ自身は別に嫌いじゃない、どっちかといえば好きなタレントではあるのですけど、PRポスターなどは別として、バスのアナウンスなら釘宮理恵に「べ、べべべ別にあんたに来て欲しかったわけじゃないんだからね!」と言って欲しいものですよね。ここをご覧の大多数の方々には心底どうでもいい話ですが。
 まぁそんなわけで今回の訪問、滞在期間中はテストマッチに当たらず、またこちらの日程の都合で13日は行くだけ、15日は帰るだけだったこともあり、また14日も午後練習だけの見学だったので、これといった有用な情報は得られませんでした。ごめんなさい。強いて挙げれば「アニメイト熊本店が移転していた」という、ここをご覧の大多数の方々には心底どうでもいい情報くらいしかありません。それでも多くの時間を実践的なトレーニングに割いた午後練習では、離脱中のDF箕輪義信と吉弘充志と別メニューだったGK曵地とDF趙晟桓以外は、グアムキャンプ不参加だった李漢宰、ユースから参加の三上くんを含む全員が戦術練習に参加。ウォーミングアップのあとに6人ずつ4つのチームに分かれて2タッチ縛りのミニゲームを行い、その後攻撃側8人、守備側6人に分かれての戦術トレーニングを行いました。使えるコートの広さを1/4、2/4、3/4と少しずつ広げていき、ほぼ実戦を想定した練習といえるものでしたが、FWやセンターバックの組み合わせをいろいろと試したりしながら1時間くらい行っていたこの練習で、自分が見ていた限りでは攻撃側がゴールネットが揺らすことはありませんでした。なんだかとってもファジィな気も地理なりましたが、まぁフィジカル中心だったグアムキャンプを終え、2日のオフと移動日を挟んでこの14日が実質的なスタート日、コンディション的には今が底といった感じではあるのでしょうし、どちらかと言えば守備メインの練習でしたので、それを考えれば練習の主旨としてはよかったのかも知れません。

 さて、チームの戦術的な向上がメインとなるこの熊本キャンプ、それを試す場となるテストマッチですが、17日に予定されている鹿屋体育大学との試合のほかは、現在のところ既に発表されているヴィッセル神戸、大分トリニータとのプレシーズンマッチ2試合しか対外試合の予定がないそうです。現在熊本でキャンプを行っているプロチーは韓国の水原三星と釜山I'PARK、中国の上海申花、J2の横浜FCがいますが、各チームのキャンプ日程は水原が18日まで、横浜FCが20日まで、釜山が21日まで、上海が23日までと、ちょっと予定が合わなさそうな感じです。札幌と同じような事情でキャンプ生活を満喫しているモンテディオ山形やベガルタ仙台とお隣の宮崎県まで出稽古に行くのもあまり現実的ではないでしょうから、あとは地元のロアッソ熊本くらい。やたらめったら数だけ消化すればいいというものではないとはいえ、ちょっと少ない気もします。プレシーズンマッチ2試合でできるだけ多くの収穫を挙げられるとよいのですが。

 ところで、メディア上ではゴン見たさでこの日の練習に午前100人、午後50人のファンが詰めかけた、と書いていましたが、午後は50人もいなかったように思います。スタンドで見ていたのは、KKウィングのスタンドをぐるっと一周して遊んでたうちの娘(PVC製)とカミさんを含めてもせいぜい30人くらいじゃなかったかと思いますが…。まぁ、練習を見ずに外でサッカーボール蹴ってた子供もいましたので、練習が終わったあとにそれくらいの人が集まってきていたのかもしれません。

 以下、目に付いたところなどを。いずれも短い間に見た範囲での個人的な印象に過ぎませんので念のため。

・ゴンはまだこわごわな感じなのか、動きはいまいち。状態としてはホーム最終戦の曽田さんくらい。
・37歳藤山は思いの外動けていました。センターバックに故障者が多いので、本職ではないながらも頼れる存在になりそうな気がします。
・翌日のから全体練習に合流を果たしたと伝えられている晟桓ですが、この日の別メニューの様子を見る限りではまだ勘が全然戻っていない様子でした。開幕に間に合うかどうか微妙。
・李漢宰は元気でした。元気すぎてやばい。肉食。
・カズゥはちょっと元気がなかった感じ。
・宮澤もあんまり存在感はなかった。
・紀梨乃はいつも通り。この人はエンジンかかるの遅いか、それとも練習では全開じゃないのか…。
・内村もまだ本調子ではなさそう。身体は重そうでしたね。
・大小ヒロ(西嶋と古田)はともによい意味で目立っていました。
・近藤の積極性は買い。もう少しボールを呼び込む動きがあれば。
・全体的には悪くはないと思います。ただ、取り立てて良いというわけでもないのも事実。
・ニンフかわいいよニンフ。
・長門かわいいよ長門。

2010年2月19日

鹿屋に鹿は売っていません

 読み方は「かのや」です念のため。

 もう2日も前の話ですが、17日に熊本キャンプ最初のテストマッチとなる鹿屋体育大学との試合が45分2本で行われ、コンサドーレ札幌が4-0で勝利しました。内容については見てないので言及しようもないのですが、4-0という結果そのものについては、いまいちいいのか悪いのかわかりませんね。相手の鹿屋体育大学は、札幌サポーターにとってはかつて札幌に所属していた徐暁飛の出身校として知られていますが、昨年度は九州大学1部リーグで2位となったチーム。この九州大学1部リーグには、総理大臣杯覇者・インカレ2位と大学最強レベルの福岡大学がいて、リーグ戦でも当然のように優勝を飾っているわけですが、その福岡大にリーグ戦で唯一土をつけているチームですし、インカレでも優勝した明治大学に準々決勝で対戦、延長戦までもつれ込みPKで惜しくも涙を呑んでいます。何よりも天皇杯ではJ2の徳島ヴォルティスを3-1で破るアップセットも見せていますから、総合的なレベルにおいては決して低くはないでしょう。
 ただそれでも「大学生」ということは大前提なわけで、4-0というのは妥当なのかそうじゃないのかというところにどうしても行き着くわけです。この鹿屋体大は立地やレベル的な条件がよいのでしょう、キャンプに来ているプロチームの相手になることが多く、他のJ2チームともテストマッチを行っており、1月31日にギラヴァンツ北九州とテストマッチを行い1-1の引き分け、2月7日に愛媛FCと同じく3-2で敗戦とけっこう善戦していますね。まぁだから何だと言われても困るのですけど。

 ひとまずメディア上では後半45分間の出場を果たしたゴン中山が話題の中心になるのはしかたないとして、4得点の内訳は近藤、古田、内村、上原とのことで、得点を期待される近藤と内村の新加入選手2人がまずは結果を残したのは好材料でしょうか。点が取れなきゃ勝てませんからね。とはいえ、この試合に出なかった紀梨乃は去年1年間やってだいぶ日本のサッカーに慣れたでしょうし、近藤や内村についても能力的には問題ないですから、その辺あまり心配はしていないのですがね。どっちかといえば、去年の札幌は取ったら取った分だけ取られることが多かった守備のほうがどうなっているのかというほうが気になります。まぁそのあたりは2試合あるプレシーズンマッチにてある程度結果が出ると思います。

2010年2月21日

いい男

 腓腹筋腱断裂で戦線離脱中のDF箕輪義信ですが、なにやらまた別の箇所に断裂が認められたようで、4度目の縫合手術を受けた、とクラブから発表がありました。全治は6ヶ月ということで、再び長期の離脱を余儀なくされたわけですが、本人はブログ上で「『やるかやらないか』答えはシンプル。『やる』です」と語っており、可能性のある限り復帰への道を歩む意思を表示しています。普通であれば箕輪の不屈の闘志に感動する場面なのですが、精神のねじれたオレには、「やらないか」と言われたら反射的にアレを思い出さざるを得ないわけで、「いいのかい、うちは怪我人だって構わないで使っちまうチームなんだぜ」などというセリフが頭をよぎったのはもう手遅れかも知れません。

 さて、春野で行われたプレシーズンマッチ・ヴィッセル神戸戦は1-2と敗戦だったようです。内容については見てないので何とも言えませんが、紀梨乃のPKで先制しながら逆転負けといった感じだったようですね。オフィシャルサイトの速報を見ていたら、先制した2分後に同点に追いつかれ、そして残り15分を切ってから逆転されるという、相変わらずコンサドーレ過ぎる展開です。良くも悪くも変わってないってことでいいんでしょうか。相手が格上とはいえ、シーズン前のこの時期に相手に合わせたサッカーをやってもしょうがないと思いますが、三浦サッカーの崩し方なんて2年間やってきた自分たちが一番わかってると思うんですけどね。
 さて、来週28日に大分で行われる大分トリニータとのプレシーズンマッチは、同じカテゴリで戦う相手との試合であり、また現在のところシーズン前最後の調整試合ということもあって、かなり重要な意味合いを持っています。どうやらスカパー!で中継があるようですので、その時まで楽しみにしておくことにしましょう。主に「ジャクソン5」などと呼ばれている紀梨乃のすごい頭を。誰が名付けたんでしょうね。だいたいわかりますけど。

 ところで話題は前後しますが、その神戸戦の前に今季の主将・副主将が発表され、主将にDF石川直樹、副主将にFW中山雅史とGK高原寿康の2人となりました。プレイヤーとして石川キャプテンというのは問題はないと思うのですが、ご存じの通り石川は柏レイソルから期限付き移籍中の選手。つまり札幌の選手でありません。コンサドーレができて過去14シーズンで9人の主将がいましたが、いずれも札幌籍の選手であり、スタメン11人中8人がレンタル選手で占められていた2000年ですら、主将は数少ない札幌籍の選手であった名塚善寛でした。石川は初代のごっさんこと後藤義一から数えて10代目の主将となりますが、レンタル選手が主将を務めるのは初となります(副主将は何度か例があった)。まぁ別にレンタル選手だろうが札幌籍の選手だろうがチームのメンバーであることは変わらないわけですから、そのあたりにこだわる必要はないと思いますし、むしろ来季の石川個人の去就に向けて着実に外堀を埋めつつあると考えるべきでしょうか。

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