2010年Jリーグディビジョン2第5節
FC岐阜 3-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/…
岐阜/のりおx2、しんすけ
最近忙しくて全然更新できてません。一応生きてます。おちこんだりもしたけど、私は元気です。いや別におちこんではいませんけど。
2連勝でようやくエンジンがかかってきたように思われる札幌は、今節はFC岐阜とのアウェイ戦に臨みます。昨季の岐阜は18チーム中12位。2008年以降の参入組の中ではもっとも上の順位に食い込みましたが、札幌との直接の対戦成績は3試合で札幌の3勝、それも3-0、2-0、4-2といずれの試合においても札幌の完勝と言える結果になっており、札幌にしては珍しく相性のいい相手。
昇格を目指す、というのが単なる夢物語でないとして、その実現のために開幕前にノブリンが言っていた「勝点75」を達成するには、36試合で得られる最大勝点は108ですから、落とせる勝点は33。単純計算では25勝11敗、だいたい5勝2敗ペースであれば目標値を達成することができます。しかし実際は引き分けもあるので「負けられる試合」はもっと減ります。スタートの「出オチ」状態で現在のところ2勝1敗1分と、まぁ今後次第では決して最悪というわけでもないですけど、この後に控えている柏レイソルをはじめとして難敵も多いですから、なるべく取りこぼしは避けたいですし、お得意様相手ならなおさら勝たなければいけない試合だったんですが、実際のところは3連勝で弾みをつけるどころか開幕5試合目にして早くも「くそゲー・オブ・ザ・イヤー」の有力候補にノミネートされそうな有様でした。
前半からなんだかふわふわした感じで、「ふ・わ・ふ・ら」はうしろ指さされ組のファーストアルバムの名前であって、俺は断然岩井由紀子派なのであり、当然実家にはLPレコード(!)がまだあるわけであり、オレは岩井由紀子と誕生日が同じなわけであり、当然そんなことは試合とはまったく関係ないのですけど、何しろパスは繋がらない、セカンドボールが拾えないのナイナイシックスティーン。笑わせるぜ靴箱にラブレターなんて。守備も前線へくさびのパスを簡単に許して押し込まれる有様で、それでも隙を突いて相手のゴール前に迫るシーンもあるものの、シュートが全然枠に飛ばずに何となく風貌が池内に似ているGK野田恭平の守るゴールをこじ開けることはできず。前半は0-0で折り返したものの、高原のファインセーブがなければ失点していてもおかしくない内容。
で、後半も何となくピリッとせず、7分にはせんでもいいファウルで与えたセットプレイから西川に頭で合わせられ先制点を献上。その後ようやくケツに火が付いた札幌が攻め込むシーンも多く見られますが、やっぱりシュートが枠に飛ばずに得点を決めることができず、しびれを切らしたノブリンが残り10分の段階で全交代枠を使い切り、さらに3バックにして打開を図りますが、うまくいかないときというのはとことんまでうまくいかないもので、逆に後半38分にはコーナーキックからの流れで嶋田にミドルシュートを決められ突き放されてしまいます。さらに悪いことに後半40分過ぎにはキャプテン直樹が負傷退場してしまい、10人での戦いを余儀なくされた札幌が2点のビハインドをひっくり返せるはずもなく、追いつくどころかロスタイムにカウンターから西川にダメ押しを食らって万事休す。岐阜に初黒星を喫すると同時に今季早くも2敗目となってしまいました。
もっとも、前回も書いたとおりチームとしての力量はお世辞にもリーグ上位とは言えないわけで、あとは戦い方次第でどこまで行けるかというくらいなのですが、戦い方といっても現実問題として力の劣るチームが昇格争いに絡むためには、過去そうだったように「ひとまず専守防衛で得点に関しては変態ストライカーになんとかしてもらう」くらいしかないんですよね。ただ今の札幌がそういうサッカーからの脱却を目指している以上は今のやり方でやっていくしかないわけで、あとはプレイの精度を上げていかないといけないのですよね。ただミスするな、といわれてミスがなくなるような単純な話でもないですから、少しずつでも技術を上げていくしかないのでしょうね。時間はかかると思いますけど、とりあえずセットプレイの弱さとシュートがちっとも枠に飛ばないのは早急になんとかして欲しいものです。
しかしそれ以上に残念なのは、前節岡山戦から紀梨乃の髪型が元に戻ってしまっていたこと。せっかくあそこまでのボリュームになったんですから、もっとすごいことになればセットプレイの時などで相手はマークしにくいでしょうし(主に視界的な意味で)、何もしないでもドリフのコントができる(主に爆発的な意味で)という意味では、もったいないですね。それに、頭部の保護という意味でも安心(主にクッション的な意味で)ですから、切らないほうがよかったんじゃないでしょうか。少佐だってヘルメットがなければ即死だったわけですし。とはいえ、アフロが過ぎると母ちゃんにこういうパーマは変だと言われてしまって死なないといけなくなりますから気をつけないといけませんね。
というわけでこの試合で岐阜に負けたことによって、札幌が虎視眈々と狙っているJリーグ史上初の「全Jリーグチームに負けたことがある」記録の達成にまた一歩近づいたわけですが、残るは栃木と岡山と北九州。覇権を争ってる横浜FCも確かまだ岡山と北九州には負けてないはずですから、負けられませんね!