そろそろいつもの年の流れ
2010年Jリーグディビジョン2第24節
愛媛FC 2-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/古田(札幌ユース)
愛媛/石井(札幌ユース)、内田(広島ユース)
とりとめのない会話というのはいつの間にやら脱線に脱線を重ねているもので、飲み会なんかでも散々盛り上がった後に「そういえば最初何の話してたっけ?」と振り返ったら、今話してる話題とは全然何の繋がりもない話だったってことはよくあります。でも、どういう会話の流れでそうなったかというのを思い返してみたりすると、ここでああなってこうなってそうなった、ってのが納得できたりするんですが、話してる本人たちは繋がっていても、端から聞いてると全然繋がっていなかったりするんでしょうね。まぁ会社の会議なんかと違って他愛のない会話ってのは別に何らかの結論を出す必要もないわけですし、たいていその場のノリで会話してたりしますから、そんなもんなんでしょうね。
厳しい残暑が続く8月最後の日曜日に行われた愛媛FCとの第24節。見事に逆転負けを喫したコンサドーレが繰り広げた流れも繋がりも統率もあったもんじゃないサッカーを、「雑談サッカー」と呼ぼうと思います。来週には忘れてると思いますけど。
対戦時点で6勝7敗9分勝点27で12位、ここ5試合で1勝しかしていない札幌と、5勝9敗8分勝点23で14位、ここ9試合勝ち星のない愛媛。お互い同じような成績で同じような状況にあって、サッカーとしてはいまいちパッとしない内容でしたけど、それでもどっちがより強く勝とうとしていたか、どっちがサッカーをやろうとしていたかは一目瞭然でしたね。札幌にとってはあまり相性の良くないニンジニアスタジアムでのアウェイ戦、キックオフ時点で気温29.5度・湿度63%と厳しいコンディションだったこと、そしてひいきチームはそのぶんだけ厳しい目線で見てしまうことを差し引いたとしても、ひどいとしか言えない試合でした。古田のゴールで先制したとはいえ、あれも相手DFのミスからボールをかっさらってのもので、まぁ相手のミスを見逃さずにものにすることは大事ですけど、それ以外にチャンスらしいチャンスもほとんどなかったですし。藤山の退場についてはちょっと厳しすぎるような気もしましたが、90分を11人で戦えたとしても点を取ることは難しかったと思います。負けるべくして負けたと言えるでしょう。忙しくてあまり文章を書く時間を取れないってのは単なる自分の都合ですが、後半戦6試合で既に4敗目、しかも内容もおしなべてしょぼい試合が続いているとなると、さらに書く気も失せてなんだか本当にショボーンな感じです。
ホントになんなんでしょうね。確かに選手層としてはリーグトップクラスなんて言えるわけではないですけど、それでも上位3チームあたりはともかく、ロアッソ熊本やアビスパ福岡あたりと比べて明白に劣っているわけでもないですし、やってるサッカーも(少なくとも方向性としては)間違っているわけでもない、以前も書きましたがさすがに昇格争いをバリバリできるほどじゃなくても、5~6位くらいにはいてもおかしくないくらいの力は持ってると思うんですよね。少なくとも中位以下をちょろちょろしてるようなチームではないはずなのに、後半戦に入って成績は上がるどころかむしろ下がる一方。やっぱりメンタルの問題なんでしょうかね。やる気がないとか勝とうとしてないというわけじゃなく、やっぱ全体的におとなしいですよね。そのあたりは選手が替わって監督が替わっても全然変わらないのはなぜなんでしょうねぇ。若い選手が中心のチームなのだから、もっとこう中学生男子のような、些細なこともすぐにエロい方向に結びつけてしまう妄想力のような、あるいは辞典で一生懸命エッチな単語を探す本能に嘘をつかない情熱のような、みなぎるエネルギーみたいなのがあってもいいと思うんですけど。
どっかの総理や財務相みたいに悪くなっていく様を注意深く見守っていくだけってのは困るので、なんとかして欲しいものです。どうにかなるかはわかりませんけど。