21日(月)は熊本滞在ラストの日。前日は雲に覆われた天気でしたが、この日は朝から快晴。突き抜けるような青空を見上げると、今にも美少女が落ちてきたりしそうな感じです。いいぜ、この際だからシータでもイカロスでもあおいさんでもエルシィでも誰でも降ってこいやという感じですが、実際に落ちてきたのは鳥爆弾だったりするのが現実です。
同行していたゴール裏メイトは前日の午後練習が終わった後に東京へ戻ったので、この日は1人での移動。場所はKKウィングの隣にあるサブグラウンドなので、ホテルをチェックアウトしてからいつもの通りパークドーム行きのバスに揺られて現地へ。ちょうどいい便がなく早めのバスに乗ったため着いたのもけっこう早かったのですが、ノブリンを始めスタッフの皆さんは既に到着して練習準備を始めています。そんな様子を長めながら、ボーッと待っていたりうろうろしてみたり、「そういえば段田男って今何をしているのだろう」とか「不幸だ不幸だと言ってるけど登場する女性キャラのほとんどを素っ裸にむいたり着替えを目撃したりしてる上条さんが不幸なわけがないよな」などと極限までどうでもいいことを考えたりしているうちに選手たちが到着してきました。
三上は引き続き別メニューだったものの、20日はその三上とともに別メニューだった宮澤が全体練習に復帰。一瞬くらいしか姿を見せなかったアンドレジーニョも別メニューには参加していました。ただしウォーキングから軽いランニング、あとゴムバンドを使った負荷トレーニングくらいしかしてなかったので、まだ時間はかかりそう。痛めたのは足首ですかね?
とにかく宮澤が復帰し、22日まで参加予定のユースくん2人を含めて動けるフィールドプレイヤーが20人になったこと、翌日にJ1ベガルタ仙台とのテストマッチが控えており午後はオフとなっているためか、この日の午前練習は昨日よりも濃い内容で行われました。ウォーミングアップから基本練習、鳥かごなどをたっぷり行った後、10人ずつに分かれてコートの2/3くらいを使った戦術練習。片方の組だけGKも加わって、メンツから見るにビブスありがレギュラー組、ビブスなしがサブ組といった感じでしょうか。8vs6などのように明確に攻撃側と守備側が分かれているわけではなかったので、攻守どちらに比重を置いた練習なのかは判断付かなかったのですが、全体的な動きの確認なんでしょうかね。
その戦術練習が結構長かったのでそれで時間終了と思ったら、それぞれの組にGKも加わって円陣を組み始めました。どうやらレギュラー組対サブ組によるフルコートでの紅白戦が始まる気配です。今年もテストマッチは見られなかったので、紅白戦があるならありがたいと思っていたところ、レギュラー組のメンバーの顔ぶれチェックが終わるか終わらないかのうちにいきなり芳賀が痛んでいます。その場を見てなかったので何があったのかはわかりませんが、どうも接触プレイがあった模様。それでテストマッチ前日にまたレギュラークラスが欠けてはかなわんとノブリンが判断したのか、急遽セットプレイからの守備練習に変更となってしまいました。誰だ芳賀さん潰したの。だいたい想像付くけど。後から宿舎裏に呼び出されたりしても知らんぞ。
さて、専門家でもない単なる素人の自分がたった数回の練習を見た程度で全てを判断なんて出来ませんが、それでも実際に見ての全体的な印象は、なんともパッとしない感じというのが正直なところですね。特に守備についてはほとんどのメンバーが入れ替わっているとはいえ、もう少しやれてもいいんじゃないかと思う次第。いや河合や山下は悪くないと思うんですよ。ただ、マークの受け渡しやアタックのタイミング、パスコースの切り方など、細かいところでズレがあるのを修正できてないんですよね。まずは相手にいい形を作らせないことが優先で、個人能力での守備はそこを破られたときの「最後の砦」だと思いますので、ここらあたりはしっかりコミュニケーションを取って欲しいものです。
逆に攻撃に関してはそんなに悪くはないように思いました。このあたりはメンバーがあまり替わっていないこともあるでしょうし、新加入のブルーノがけっこう視野の広い選手で、スペースに走ればそこからいいパスが出ていましたので、いい形は昨年より増えるかも知れません。もっとも、最後のシュートが入るかどうかはまた別問題ですけど。実際、全体練習終了後のシュート練習でも、DFもGKもいないのに入らないほうが多かったですし。誰も彼もゴールポスト脇においてあったドリンクボトルを入れるバッグに当てるので、見かねたノブリンが「さっきからこれに当たってるからこっち持ってくれば入るじゃろ」とゴールの中に入れたくらい。それでも入りませんでしたけど。
そのあたりを踏まえると、今までのテストマッチの結果も何となく納得が出来るんですよね。いや納得しちゃダメなんですけど。本日行われたベガルタ仙台戦(45分x3で0-4)も含めてテストマッチ4試合のうちJ1相手が3試合あったとはいえ、勝敗はともかく合計13失点というちょっと多すぎる失点も、むべなるかなといった感じなんですよね。
現時点ではこの日のビブス組、つまり高木(貴)、西村、山下、河合、岩沼、芳賀、ブルーノ、古田、高木(純)、砂川、内村というのが現時点でのレギュラーだと思います。仙台戦でもこの顔ぶれがスタメンだったようですし。あとは別メニュー組が復帰してどうなるかという感じですが、ここから大きく変わることはなさそうですので、最後のテストマッチである大分トリニータ戦ではある程度手応えを得られるといいなぁ。