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2012年2月26日

別府湯けむり殺人事件

 ピカピカぴかりんジャンケンポン!(挨拶)

 というわけで、紆余曲折を経て大分までやって参りました。当初の計画では宮崎にいて、明日のトレーニングマッチに思いを馳せているはずだったんですが、ワタクシはすべての予定を終え、別府温泉で一息ついています。
 25日は午後に予定されていたトレーニングマッチを「あわよくば」見られないかと思い、朝8時過ぎに自宅を出たのですが、その途中で先乗りしているサポーター仲間からメールが入り、「水前寺は控えメンバーのみ、主力は午後のトレーニングマッチのために博多の森へ向かったらしい」という情報が。博多の森…ということは相手はアビスパ福岡ですね。さすがに熊本空港に12時過ぎについてから博多の森へはどう頑張っても15時には着きませんし、非公開はやはり相手都合だったようで、そうすると着いたところで見れる望みはほぼゼロ。J1チームを呼びつけて自分たちの都合で非公開とはなんて偉そうな、と思いましたが、相手は盟主と呼ばれるチームですから仕方ないですね。居残ったサブ組も練習は午前だけのようで、つまりな話、結果的には熊本に行く意味はまったくなかったということです。悔しいので熊本ラーメンと馬刺しをたらふく食べて憂さ晴らし。いかん、また腹が出てしまう。お肉も、脂肪も、あるんだよ。
 そして翌日の大分でのトレーニングマッチも、主力ではなく控え組で遠征するとのこと。まぁいくらなんでも2日連続でバス遠征なんて無茶ですから、福岡戦が主力組だったのであれば当然控え組なのは当然の流れです。まぁ「開幕前にチームの状態をチェックする」というもともとの目的は達成できなくなりましたが、逆にシーズンが始まってしまうとなかなか見られない控え組の様子を見ておくのも悪くないので、予定通り大分に向かうことにしました。
 前回のエントリをアップしたあと、九州在住経験のあるサポーター仲間から「小倉回りよりも久留米で降りてゆふ1号に乗ったほうが安い」というアドバイスが来ました。調べてみたところ、たしかに3,000円以上安い。時間はこっちのほうがかかるものの、それでも差は30分ちょっとと許容範囲です。というわけで久留米ルートを採用。懐かしさを感じるやや古めの車両に揺られ、途中ワンセグでスマイルプリキュアを見ながらのんびりと大分へ。現地でサポーター仲間の借りたレンタカーに相乗りさせてもらい、一路大分スポーツ公園、通称「トリランド」(嘘)に到着しました。
 そういえばここは大分トリニータの練習場、宮の沢と違い見学用のスタンドがあるわけでもない(正確には見学スペースの用意されたグラウンドもあるのですが、そっちは整備中だったようです)ため、決して見やすいとは言えないところに、日曜日ということもあり多くのサポーターが見学に来ており、場所的にはあまりいいポジションは取れなかったのですが、一応見るには苦労しないポジションをゲット。

 すでに選手たちがアップを始めており、その中にはやはり昨日福岡戦にスタメン出場した選手の姿はありません。ただし、遠征には行ったけど試合に出なかったらしい前貴之や榊翔太、出ても出場時間が短かった宮澤裕樹や上原慎也、キリノの姿はあります。出場時間が条件であれば大島も該当するはずですが、ベテランだからなのかそれとも腰をいたわるためか、姿はありませんでした。ちなみに前所属が大分の前田俊介も試合には出ませんでしたが一緒に来てました。
 そしてキックオフ。ノースが豪州代表に招聘され、福岡戦は未成年センターバックコンビがフル出場しこの遠征には帯同していないため、本職のセンターバックは岡山とジュニーニョしかいません。ひとまずこのコンビで来るかと思ったら、前半このポジションに入ったのは本職がサイドバックの小山内貴哉。ワントップ桐乃、トップ下に荒野拓馬、両サイドに三上陽輔と古田寛幸、ボランチが前貴之と宮澤裕樹、左サイドバック上原慎也、右サイドバックが日高拓磨という布陣。相手の大分は顔のわかる選手があまりいないのでなんとも言えませんが、開幕前週であること、デカモリシやチェ・ジョンファンがいたことから考えると、おそらく主力が出てきているのではないかと思います。
 前半はその大分主力組を相手にやや押し気味な展開で、相手を交わした荒野からのパスを三上が受け、そのままドリブルで突破して右足を振りぬき先制。しかしその後はじわじわと相手に押し込まれる展開が続き、セットプレイからポストの跳ね返りを決められ同点に追いつかれてしまいます。何度か惜しい場面を作ったり、危ない場面を作られたりしつつも前半は1-1で終了。

 後半、ノブリンは榊とジュニーニョを投入。いよいよお手並み拝見かと思ったら、彼が入ったのはセンターバックではなく左サイドバック。最初はジュニーニョ、岡山、日高の3バックかと思ったのですが、どうもそうではないようで、右に移った上原が下がって4枚になっています。合流してからまだ日は浅いものの、センターバックよりもこっちの位置のほうがいいとの判断なのでしょうかね。まさか「大森健作に似ているから」という理由ではないと思いますが。
 そのジュニーニョ、少なくとも守り方はサイドバックのそれではないような…。結局試合はろくにチャンスを作れない札幌に対し、大分がデカモリシが頭でゴールを決めこれが決勝点となるわけですが、たしかにセットプレイ崩れのカウンターでポジションにギャップが発生したとはいえ、クロスを上げられたのは札幌の左サイドから、しかも岡山とジュニーニョの連携が曖昧な部分を突かれてのものだったので、ちょっとばかし不満ですね。まぁジュニーニョ自身まだ若い選手ですし、プレイの質という意味では、レギュラーメンバーに近い選手以外の若者たちで、ゴールを決めた三上も含めてあまり眼を引くような選手はいなかったのですけど、ジュニーニョに関してはノースが豪州代表に呼ばれて奈良さんと櫛引がまとめてユース代表に抜かれるようなことになってしまった場合、彼が活躍してくれなければどうしようもなくなるので、余計に頑張って欲しいところですし、頑張らないといけないのですよね。

 まぁそんなわけで試合自体はしょっぱいものではありましたが、1年目~3年目くらいの若手選手が大半を占める中、大分の主力を相手ということを考えれば、現時点ではこんなもんでしょうか。チームが本気でJ1定着を目指すのであれば若手選手の底上げは急務ですから、これをバネにもっともっと曽田っていってほしいと思います。

 ところで、自分の今泊まっているホテルは2002年ワールドカップでイタリア代表が使用したところでして、ホテルのロビーにイタリア代表のユニフォームなどが飾られています。

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 名古屋グランパスさんも利用されているようです。

grampus.jpg

 ダニルソンさんのサインもありました。

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