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2012年8月11日

けが人のデパート

2012年Jリーグディビジョン1第20節
セレッソ大阪 4-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/(無)
     セレッソ/村田柿谷ケンペスケンペス

 新助っ人3人が揃い踏みし、名古屋グランパスに競り勝った札幌は、今節はセレッソ大阪とのアウェイ戦を迎えます。新助っ人の活躍で強豪相手に勝利を収めたことで気分的にはぐっと上向きになったわけですが、そんな喜びも束の間、活躍した新助っ人のうちFWテレが膝痛、DFキムジェファンが捻挫と、3人のうち2人が負傷離脱。それだけでなく、今まで出場停止以外での欠場がなかったDFジェイドノースまでもが肉離れを発症し離脱してしまいました。なんでしょうかね。風土病? いいことは長くは続かないとは言いますけど、いくら何でも悪いこととのバランスが取れなさすぎじゃないですかね。
 そんなわけで、助っ人陣の中で無事に試合に出られたのはMFハモンのみ。CBはジェイドとジェファンのJJコンビから、吉備、大和…じゃなくて岡山、奈良コンビに。FWテレの代わりに大島秀夫というメンバーで、気がつけば「新しく助っ人を加えて生まれ変わったコンサドーレ札幌」が、わずか1週間で「今までのチームに毛が生えただけのコンサドーレ札幌」になってしまいました。
 それでも、セレッソは7月に日本代表MF清武弘嗣が親方歌手を目指すためにブンデスリーガ1部のニュルンベルクへ移籍したのをはじめ、MF山口螢とMF扇原貴宏、そして東京ヴェルディに期限付き移籍させていたFW杉本健勇まで五輪代表に取られ、さらには韓国代表MFキムポギョンまでイングランドリーグ2部のカーディフに移籍(移籍せずとも韓国五輪代表に取られていましたが)と、前回対戦時から中盤から前がごっそりと変わっています。キムポギョンを売ったお金で元ブラジル代表MFシンプリシオを獲得したものの、全体的なチーム力は下がっているのは間違いなく、前節勝つまでは札幌の唯一の勝利したことがある(逆に言えばそれまでは今期のJ1で唯一札幌に負けた)チームが相手ということで、それでも勝負にはなると思っていたんですけどね。結局はこの試合でも4失点で見事に敗戦と相成りました。
 札幌が今季4失点した試合はこれが4試合目(ナビスコカップを含めれば5試合)ということで、もうここまで来たら4失点がデフォルトってことでいいんじゃないでしょうかね。ここから失点が増えるか減るかで調子がわかるという。4失点を基準として、3失点で「おお、今日は調子いいじゃん」、2失点だと「今日は完璧だったな」、1失点の時は「ヤバイ札幌超強い」、無失点だと「どうしたの? なんか悪いものでも食べた?」となり、逆に5失点だと「ツイてなかったな、こういう日もあるよ」、6失点で「いまいち力を出せなかった」、7失点以上なら「今日はこのくらいで勘弁してやる」みたいな。

 冗談はさておき、結局はいつもの通りの「力負け」ってことなんですが、なんというか残念なのは1失点目。直接のきっかけはハモンが自陣でボールを取られたことなんですが、あの場合はあんな自陣の深いところで既にマークがついているハモンにボールを預けてなんとかしてもらおうと思うほうが間違ってます。どんな選手だって複数人からプレッシャーを受ければボールを失う可能性も高いわけですし、特にハモンは取られたからと言って取り返しに行くような選手ではないのですからね。「誰が出ても出なくても同じサッカーが出来る」なんてしょせんは机上の空論でしかないので、技術の高い選手への依存が高くなるのは仕方ないと思うんですけど、コンサドーレの場合その依存度が高すぎるというか、「私はいつでも頼りたガール」みたいなのはさすがにどうかと思います。ネタが古いのは仕方ないとして。

 そんなわけでまぁ、この試合で得た教訓は、「武器は装備しなければ意味がない」ってことですね。まぁ装備しようにも故障しちゃっているのが残念なことこの上なく、僕が今一番欲しいものは「仙豆」でございます。

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