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2013年2月24日

最終調整

 というわけで九州に来ています。

 ギャンブルに勝ったはいいものの、よくよく考えてみればキャンプ見学で終始1人だけで行動するのって初めてなものですから、落とし穴なんかにハマったりするなんてことのないように、いつも以上に慎重に行動すべく、事前に下調べを入念に行い、前もって予約できるものは可能な限り予約して臨んだ今回の旅。にもかかわらず福岡空港の「荷物受取所よりも先にある出口」トラップに引っかかる失態を犯し、相変わらずアウェイの洗礼を浴びております。まぁこの日は福岡に行くだけの日で、せっかくなのでこの日から公開の「とある魔術の禁書目録」劇場版を博多の映画館で見てきただけで終了。

 翌日は今回のメイン、アビスパ福岡とのテストマッチ。キックオフが14:00と余裕のある時間ですし、日曜日ということもあってきっとかなりの人出があるでしょうし、どうせ他にやることもないのでだいぶ早めに雁の巣へ向かいました。入念な下調べのお陰で雁の巣まではスムーズに行けたのですが、中に入ってから随分迷いました。だいぶ遠回りをしつつなんとかたどり着きましたが、早めに動いたこともあってそれでもキックオフの1時間以上前に着くことができ、その時点ではさすがにまだそんなに人も多くなく、観客席の割といいポジションをゲットすることができました。

 選手はすでに到着済み。ただアップしているのはどう見ても控えのメンバーと、別メニューのパウロンに、三上と宮澤。自分の予想とは違って、全員がこっちに来ている模様。まぁ練習できないけが人は別でしょうけど。コーチも全員こっちに来てますしね。そうこうしているうちにキックオフ30分くらいまえになって主力組が登場。この頃にはスタンドの大半が埋まっており、キックオフ前には立ち見まで出る盛況っぷりでした。もちろん、99.9%が福岡サポーターで、札幌サポーターはたぶんオレだけ? 他にいたとしても2~3人でしょう。超アウェイ。後ろのガ…いやお子様に「わざわざ札幌からご苦労様だねぇ」などとぼそっと言われる有様。いや東京からなんだけどね。まぁいいけど。

 さて試合。動画や写真撮影は禁止されてましたがテキストは禁止されてなかったので、あとからレポートするのにメモを一生懸命取ってたんですけど、そうでなくても字が壊滅的に下手くそなオレがさらに殴り書きしてるので、あとから見るとけっこう何書いてあるかわかりません。この「土星」って何のことだよと思ったら「上里」って書いてたらしかったり、我ながら随分残念なメモです。
 そんなわけでスタメンは、特に禁止されてないので書きますとFW内村、テレ、MF神田、河合、上里、古田、DF松本、櫛引、奈良、チョ、GK杉山。控えに前、小山内、砂さん、ヤス、マエシュン、ゴメスだったはず。まぁ妥当なメンツですかね。日高はまったく姿を見なかったのですが、怪我でしょうか。試合は福岡ボールでキックオフ。

 どんな試合が見られるかな? などと期待をしながら見ていると、前半3分に右サイドからさくっと崩されてどフリーでシュートを許すなんともな立ち上がり。クロス・バー選手が立ちはだかって事なきを得たのですが、その後も札幌は守勢に回る展開が続きます。たまにカウンターから神田や古田がいいプレイを見せるものの、攻撃はどれも単発。シュートまで持っていくことすら出来ません。唯一の見せ所が、札幌のベンチそばでうまく神田くんかテレか誰かが入れ替わってチャンスになりかけたところで、ボールがタッチラインを割ったと判断され、札幌ベンチが一斉に抗議したのが一番盛り上がったシーンでした。31分にコーナーキックから奈良くんがヘディングで放ったのが初シュートという有様。かといって福岡も福岡でチャンス自体は多いのものの決め手を欠いて得点できず、このまま0-0で終わりそうな前半アディショナルタイム、右サイドからのパス交換で古田がペナルティエリア内でボールを持ったところで倒されてPKをゲット。これをテレがきっちり決めて意外なことに札幌が先制します。

 後半、テレに変わってマエシュンが入ると、札幌もようやくボールを前に運べるようになりました。前半に比べればだいぶ相手ゴール前に攻めこむチャンスが増えて、シュートもそれなりに打てるようになっては来たのですが、やっぱり全体的に「もったいない」プレイが多いのですよね。守備面でも坂田を投入してDFラインの裏を狙うようになった福岡にチャンスを作られるシーンが多くなっていたのですが、まぁ割と集中して守れていたように思います。ただ変な奪われ方をすることも多かったですし、DFが相手に入れ替わられるシーンも目についたので、ここはまだまだ改善が必要でしょうか。
 だいぶ疲れも見えて大味になってきた終了間際、混戦から福岡に同点ゴールを決められ、このまま終わるかと思われた後半アディショナルタイム、マエシュンが2人の間を強引にドリブルで抜いてペナルティエリア内に侵入したところを後ろから倒され、再びPKを獲得。これを自ら決めたところで試合終了。1-2で勝利しました。

 ただ勝ったとはいえ、試合内容としてはそんなに良くはなかったので、微妙なところですね。特に攻撃のところをどうして行くのか、あとはやっぱり個人のレベルアップは必要だと思いました。開幕を今週末に控えた現段階では、この試合に出た選手が開幕メンバーにいちばん近いのは確かだと思いますが、ただ今日のメンバーがそのままジェフユナイテッド市原・千葉戦にも名を連ねているとは限りません。7人の悪魔超人だって初登場のコマにいた超人が、翌週には全然別の人に変わってたわけですからね。

 その他、小ネタなど。

#7榊翔太…後半30分くらいに交代出場。入ってすぐに河合さんに「動き過ぎなんだお前は!」と怒られる。しょうがないよワンコだし。

#28神田夢実…ご存知西岡のヒーローは10番のユニフォームを付けてスタメン出場。時折光るプレイを見せる。先輩古田の初年度は清水エスパルスのマルコスパウロに子供扱いされてたのを考えれば(まぁその時の古田は高校生でしたけど)、ルーキーとしては上々。試合後、オレも西岡の出身であることと、実家のだいたいの住所を伝えると、「上ですか? 下ですか?」と西岡住民にしかわからない西岡トークが炸裂。一押し。

#11前田俊介…予測の付かないプレイは健在。スタンドもマエシュンのプレイには随分反応していたあたり、福岡サポーターにすら諦めない人が多いと思われます。

#20上里一将…案外効いてました。いやけっこうよかったですよ? ただ、取られちゃいけないところで取られるいつものカズゥらしいところもありましたけど。顔つきはだいぶ変わってましたね。

#古邊コーチ…やっぱり今日も半ズボン

明日は福岡大学との試合を見に行きます。

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