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2000年11月 アーカイブ

2000年11月 1日

たかがJ2、されどJ2

 先週号のサッカーダイジェストでは、札幌の昇格についての記事はたったの1ページでした。でもまぁ、冷静に考えてみれば2部チームが1部への昇格を決めただけですからね。我々にとっては大きなニュースでも、世間的にはその程度なんだと思いますから、仕方がないのかもしれません。
 その割には大分vs浦和の記事が3ページもあったのはいまいち解せないんですけど、今週号のサッカーダイジェストではさすがに優勝を決めただけあって前回とは扱いも変わっていました。今回はなんと0ページもありました! スゲエ! スゲエよ! ビバ優勝! イヤッフー!

 減ってますか?

 まぁ、きっとあれですよ。今週は日本代表のアジアカップ優勝が大きかったですからね。そのせいでペイジがとれなかっただけだと思います。その割には浦和の敗戦記事が2ページありましたけど、それはたぶん気のせいに違いありません。オレの妄想では、来週号のダイジェストでは札幌の優勝特集が組まれます。そしてコンサドーレ札幌を題材として、金子達仁氏と戸塚啓氏が「Number」に原稿を書き下ろしてくれるのです。
 そのタイトルは、

 ・仏を見た夜
 ・秋天の腸炎
 ・塊の叫び

 の3本です。来週もまた見てくださいね! ジャンケ…

2000年11月 4日

俺王子残留希望宣言

 今年の札幌1部昇格に大きく貢献した俺王子ことエメルソン。彼が現時点でサンパウロFCからのレンタル移籍である事はみなさんもご存じの通りですが、来季1部で戦う札幌の命運を握る彼が、地元メディアに札幌への残留を宣言したことが明らかになりました。
 今季の2部得点王をほぼ確実にしている上に、カードキングの座まで狙える位置につけ、しかも19歳ながら2歳の子供までいるという、戦力としてはもちろんそれ以上にいろんな意味でオモシロ人間である彼をみすみす手放すわけにはいかないだけに、サポーターとしては、特に彼の去就がサイトの存続そのものを左右しかねないというおんちさん的にもほっと一安心といったところでしょうか。

 しかしここでネックになるのが移籍金。俺王子のパス獲得のためには、日本円にして約2億円という貧乏クラブには目の玉が飛び出るような金額が必要です。いやもう、飛び出た目玉が勢い余ってお椀の風呂に入って、湯加減がよくないとかいろいろうるさいことまで言い出しそうな感じですけど、以前も書いたようにこのお金は増資によって賄うことが決定されました。さらにその増資分はサポーターズ持株会からの出資、つまり一般市民のお金をメインにしたいそうです。普段少ないお小遣いからチケット代やグッズ代を捻出しているサポーターに、その上さらに額面5万円の株式を買えという獲れるお金は全て獲れ作戦です。
 普通に考えれば、赤字会社の株なんて寄付以外の何者でもないような気もしないでもないんですけど、おう、騙されてやろうじゃねぇかこの中江兆民! とばかりにオレも株券買う予定でいたりしています。騙されてますか?

2000年11月 5日

俺王子緊急帰国

 札幌への残留宣言もさめやらぬままに、俺王子が急遽ブラジルに緊急帰国するそうです。道内の新聞によれば「家庭の事情」ということですが、スポーツ報知によると「サンパウロFCとの移籍について話し合うため」の帰国で、他クラブへの移籍の可能性もあるそうです。根本から全然違うんですけど。
 報知といえばついこの間吉原宏太札幌復帰報道で札幌サポーターの失笑を買った妄想新聞ですからもはや信じる気もないですけど、それといい今回の移籍報道といい、もしかしたら報知の記者はどうしてもエメを追い出して宏太を復帰させたいだけなのかもしれません。

2000年11月 7日

吉原宏太売却

 今年札幌からG大阪へレンタル移籍(播戸とのトレード)していた五輪代表(補欠)FW・吉原宏太が、報知記者の願いも虚しくG大阪への完全移籍に向けて交渉をスタートした模様です。移籍金は4,000万円とのこと。
 1部での戦いを見据え、エメを初めとしたレンタル選手や新戦力の獲得資金のために1円でも多く資金が欲しい札幌。4,000万というのはちょっと安すぎるような気もしないでもないんで、この際だから出来るだけふんだくっておけ、と思います。
 とはいえこのニュースを報道しているのが現時点で日刊スポーツしかないんで、その信憑性にはいまいち疑問符が付きます。巷では遺跡捏造が問題になっていますけど、サッカー界なんてある意味移籍捏造が日常茶飯事ですからね。
 ということで、捏造だと信じたい鳥栖戦の観戦記更新しました。

2000年11月 8日

J1さいかい

 中断期間を経て、今のところの我々にはなんの関係もないJ1リーグが今日からスタートです。注目カードは初のステージ優勝に向けて意気上がるガンバ大阪と降格候補の筆頭となってしまった川崎フロンターレの試合でしたが、川崎Fはサザエさんに睨まれたカツオのようになすすべなく撃沈、奇跡でも起きない限り2部出戻りが濃厚となってしまいました。
 いえね、明日は我が身ですからそれを茶化すつもりも全くないですし、2部優勝チームとしてがんばって欲しいなんてセンチメンタルな感情も持ち合わせてはいないんですけどね。ただこのままだと、せっかくウチも上がったのに来季もフロンタールズを見られないのがかえすがえすも残念で…。
 というわけで今日のキーワードとしては、再開しても最下位で再会かなわずってところですね。いや、大喜利やるつもりはないんですけど。

2000年11月11日

神様、もう一度だけ

 11月12日の今季のホーム最終戦、優勝カップ贈呈のため川淵三郎チェアマンが厚別に来るそうです。川淵チェアマンといえば、スタジアムに来るとほぼ確実にホームチームが負けるため各チームのサポーターから「疫病神」と呼ばれているお方。ちなみに今季第31節(対サガン鳥栖)でも川淵氏が来場しましたが、これが今季の厚別で唯一負けた試合です。
 いくら相手が最下位のヴァンフォーレ甲府だからといえ、冬の北海道の寒さ、消化試合ゆえの気合い不足、主力選手の怪我や出場停止による欠場と、ただでさえいい材料が全く見あたらない、というよりはこれ以上は悪くなりようがないと言っても過言ではないこの状況で、まさか唯一のプラス材料だったホームゲームまで敵に回るとは思いませんでした。
 で、うちは明らかにベストメンバーじゃない布陣ですけど大丈夫ですか?
 それと、トップページが更新するに連れて重くなりがちなので、形式をちょっと変えてみました。トップは更新記事のみ載せることにしました。それ以前のものは全て過去記事に移動させて上から時系列にしましたのでご注意を。

 あと、コンパイ・セグンドが来日公演とかで最近よくラジオでCMが流れるんですけど、あれって絶対「なんだかかんだかタラバガニ♪、なんだかかんだかタラバガニ♪」って歌ってると思います。いや、空耳アワーやるつもりもないんですけど。

2000年11月14日

チェアマン大いに語る

 前回も触れたとおり、11月12日に行われた第42節の甲府戦には優勝カップ贈呈のため川淵三郎チェアマンが来札しました。主力のほとんどが欠けた消化試合だったとはいえ、最下位甲府を相手にホームでドローという戦いっぷりに、「J1の中でもCランク」とのありがたい評価をいただきました。彼の中での「Cランク」とは、残留争いレベルだそうです。
 川淵チェアマンは前回観戦した第31節のサガン鳥栖戦で破れた時も、「上がって苦労するのは目に見えている」と発言しており、まったく来るたびに黙っては帰らないおっさんですね。
 いやね、別に社交辞令や建前がほしいわけじゃないんですよ。「このままでもJ1で充分通用する」なんて言われたらそれこそ本気で脳を疑われるでしょうしね。ただ、そんなこたぁずっと見てきたオレらが一番わかってるんで、いちいち他人の家に上がり込んでインテリアに文句を付けるような真似をしなくてもいいと思います。
 などと言いつつ、地元新聞のインタビューでは「私はコンサドーレのファンです。特別な愛着があります。」と発言していたチェアマン。ただ、その愛着は「今のJ1には関東以北のチームがないから」という理由から来てるらしいんで、かなり余計なお世話です。沖縄にJリーグチームが出来たりしたら「どうせ他のコにも同じこといってるんでしょ?」なんて銀座のホステスみたいに訊いてみたいですね。
 つーか、1部リーグだけがサッカーじゃねぇや。オレのウィニングイレブンでは、札幌は1部で首位だぞ(現実逃避)。

 と、そんな珍しく怒りモードでちょっと遅くなりましたが、甲府戦の観戦記をアップしました。

2000年11月16日

ああIT革命

 オレは普段、テレビといえばNHKか衛星放送くらいで、民放のバラエティーやドラマなんかはまったくと言っていいほど見ることがありません。あ、念のため言っておきますけど、衛星放送といっても別に一日中天気予報を見ているわけではありませんよ。確かにあれもある意味で衛星放送と言えなくもないですけど、いくらなんでも「ひまわり」からの電波で悦に浸れるほどマニアではありません。「オレも今までいろいろ電波を受信してきたけど、やっぱりひまわりのが一番ジューシーなんだよね」とか言うようになったら、人としてちょっとマズいと思います。
 あ、だからといって「ひまわり」のことをバカにしているわけではありませんよ。スポーツとか映画とかエロい番組とかばかりが宇宙電波じゃないですからね。「ひまわり」がなかったらみんな今頃大変ですよ。みんな天気がわからないので、1人が1匹カエルを携帯する世の中になると思います。天気が崩れそうになると鳴いてくれるので便利です。ただ鳴くだけじゃ味気ないので着メロで知らせてくれたりもするのですが、曲は「カエルの歌」しかなかったりします。

 ええとなんの話でしたっけ。テレビの話ですね。まぁ衛星放送といってもオレが見るそのほとんどはサッカーなんですけどね。そもそもオレがスカパーに加入した動機がJ2(つまり札幌)を見られるからなんですけど、Jリーグだけじゃなく世界各国のサッカーが日本にいながらにして見られるわけですから、まったく世の中便利になりましたよね。
 とはいえ、いくら技術が進んだとしてもサッカーは生観戦が一番であることに変わりはないんですけど、生観戦は物理的に不可能な場合も多いですし。まぁいくら最先端の技術があったとしても、発想にヒネリがなければ2002年W杯のバーチャルスタジアムみたいにコケるのが関の山ですけど。そのうち「今はiモードの時代です! 電気がないところでも携帯電話で生観戦ができるのです!」なんて時代が来るかもしれません。

2000年11月20日

それぞれの結末

 今季も最終節までもつれ込んだ1部昇格の残り1つの枠を争うJ2リーグは、ホームで鳥栖を延長Vゴールで下した浦和レッズが2位となり、来季の1部昇格を確定させました。ホームで大宮を1-0で下しあとは天命を待つのみだった大分は、去年に引き続いて今年も勝点差1に泣くこととなりました。
 こんな時に、第三者が何を言っても意味のないことかも知れません。しかし、かつて99年に昇格を決めるまでに2度の1部への挑戦を跳ね返された川崎フロンターレも、97年には勝点1の差に泣いています。今回昇格を決めた当の浦和レッズも、99年には得失点差わずか1の差に泣いているんですよね。
 時としてそんな厳しい現実を味わわせるサッカーの神様は、本当に意地悪です。少なくともロマンスの神様よりは。

 新潟戦の観戦記はこちらです。

2000年11月22日

岡ちゃん続投決定

 来季1部で戦う札幌は、今季に引き続き来季も岡ちゃんが率いることになったようです。まじめな話、まだ1部での実績のない岡ちゃんですけど、逆にその分監督としての「のびしろ」も大きく残されているとも考えられますから、オレとしては歓迎です。観戦記のタイトル変えなくて済むし。
 いずれにしてもとにかく岡ちゃんが来季も引き続き指揮を執ることになり、これで雑誌のインタビューに「鹿島の監督が代わらず、来季も岡田監督なら札幌に残ると思う」と答えていたレンタル中の守護神・佐藤洋平、「僕にはお父さんがいないから、岡田監督が本当のお父さんだったらいいと思っている」と言っていたブラジル帰国中のエース・俺王子、この攻守の要2人が残留するにあたって、お金以外の問題はクリアされたと言えます。

 で、そのエメが帰ってこないんですけど

 予定では21日に戻ってくる、つまりもうとっくに帰ってきているハズなんですけどねぇ。ただでさえ鹿島が獲得交渉中とか、イタリアのチームからオファーが来たとか、ヤジ飛ばされて水をかけたとか「海賊王になる」と言い出したとかいろいろ不穏な噂を聞いているのに、このまま帰ってこなかったらどうしよう(主にオレの5万円が)と気が気でなりません。頼むから早く帰ってこないものかと、気分はまさに岸壁の母ですよ。

2000年11月27日

そしてその行く末は?

 というわけで、予定の21日が23日、23日が24日というドラクエの発売日のように延び延びになっていた俺王子が札幌に帰って参りました。札幌サポーターにとってはほっと一安心といったところです。
 とはいえ、ブラジル帰国中にエメの代理人にジーコ御大がちょっかいを出したという情報が一部スポーツ新聞に載るなど、相変わらずやきもきする状況が続いています。とにかくゼニさえ払えば札幌が最優先でエメを獲得できるんですから、来季1部で本気で戦う気があるのならとっととコータを売っ払って移籍金払ってしまえ! と思います。

 そういえば、来季は2部での戦いとなる京都からほぼ確実に出ていくだろうキングカズですけど、話によると「京都が2部落ちした場合、移籍金なしで移籍することができる」という契約を京都と結んでいるらしいですね。ということでHFCには、2億とタダを天秤に掛けてタダをとるというようなご乱心をしないようにお願いしたいものです。ましてや、間違ってもキングと王子で「俺ツートップ」という暴挙に出ないように祈るばかりです。ネタとしてはオモロイけど。

 まぁ、それはともかくとしてフォルトナFC戦の観戦記をアップしました。

2000年11月29日

本当のドナドナ

 あ~る~晴れた~ひ~るさがり~ ド~イ~ツ~へ続~く道~
 に~ば~しゃ~がご~と~ご~と シ~ンジ~を載せ~てゆく~
 か~わ~い~いシンジ~ 売られてゆ~く~よ~
 うれしそぉ~な~ひ~と~み~で 見~てい~る~よ~

 …なんて書いたらカクタさんみたいに小野ファンからの苦情メイルで難儀しそうなので先に謝ります生まれてごめんなさい。つうか、場合によっては「ドイツ」が「カシマ」に変わった俺王子バージョンも出現するかも知れないこの状況で、他チームを揶揄している場合じゃありませんね。
 さてそんな俺王子ですが、いよいよ始まったクラブとの契約交渉において、1億を超える希望金額を出したという話も出ています。まぁ、「とりあえずふっかけてみる」というのは契約交渉の初歩ではありますし、「僕も家族がいるからそれなりの条件が欲しい」とのことのようです。もちろんこの「家族」の中にはエメの2歳になる子供も含まれているんでしょうけど、「家族のために1億」とはこの先あと何人作るつもりだ。

 というわけでリンク更新しました。コンサドーレツウシンです。俺王子をはじめとする札幌のもろもろ情報はこちらへ。

2000年11月30日

俺王子フロンターレへ?

 本日札幌サポーターを混乱の渦に陥れたのが、スポーツ報知の「エメルソン川崎フロンターレ移籍内定」報道。なんでも前日始まったばかりの交渉がなぜかいきなり決裂し、来季は2部の川崎に移籍が決定したと書いてました。
 同紙によれば、エメの移籍金2億+要求年俸1億3千万も、トゥットの「3億3千万~4億4千万で売りたい」と言っている移籍金で、つまりまだ売ってもいないのに「めどが立っている」らしく、さらにサンパウロ時代にエメを指導している、つまりブラジル時代のエメに思い切り手を焼いていたであろうピッタ氏が来季川崎のヘッドコーチ就任が決定的、つまりまだ決まってもいないのに「環境面も万全」らしいです。
 似たような記事が日刊にも載っていますけど、そちらのほうは無難な書き方に終始しています。報知のように既決事項にはなっていません。まったく、よくもここまで妄想できるもんだと思います。そういえば、エメに子供がいたというまったくもってどうでもいい記事を載せたのも報知だけ(※報知だけではなかったようです。ごめんなさい)だし、報知の番記者はよっぽどエメが嫌いなんでしょうか。前にも書いたように、コータを復帰させたいから「エメがいなくなればコータが戻ってくるだろう」という、夫の不倫相手に包丁を振りかざす妻のような思考回路なのかもしれません。

 つうか、万が一この記事が本当だったとしたら、川崎が1年で2部落ちしたのもよくわかるような気がします。珍しくフォント操作が多いのは報知に対する嫌悪感だと思ってください。
 ところで、常日頃「漢ならテキストで勝負だ! バナーなんて必要ないゼ!」と思っていながら、実は「作ってみたいけど凝った画像を作れるスキルがない」だけのオレなんですけど、やっぱりないとカッコ悪いというか、ここへのリンクをはっていただいているサイトのリンクページでうちだけバナーがないことが結構多くて、早い話が肩身が狭いので、初心者のやっつけ仕事で作ってみました。ナビゲーションフレームの一番上にあるのがここのバナーです。
 自分で言うのもなんですけど、初めてにしてもかなりヒドい出来だと思います。そもそもサッカーとちっとも関係ねぇし。

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