御殿場でキャンプ中のコンサドーレ札幌は、2月28日に韓国Kリーグの全北現代と練習試合を行いました。結果は2-2の引き分け。スコアだけ見ると、自分をネタにされて気にくわないけど観客の反応はよかったときの円楽さんのような煮え切らない試合結果ですが、失点は直接FKとPKということですから、2失点とはいえそれほど悲観するような内容でもないんじゃないかと思います。
　で、札幌の得点は俺王様と深川。俺王様はここ2試合連続ゴールとまずまず順調な仕上がりのようですが、驚いたのはさりげなく得点者に名を連ねている深川。すでに他チームのサポーターからは「深川？　誰？」という、総理大臣になったときの村山富市さんのような扱いを受けているのではないかと思いますが、オレも忘れかけてました。
　ちなみにアシストは2得点ともアウミール。優津樹の肉体改造で4kg増量、俺王様の4kgダイエットが話題になっておりますが、実はミールさんも初のJ1の舞台に向けてオノレのレベルアップ、具体的には瞳の輝き4割増（当社比）に取り組んでいるらしく、早速その成果が現れた感じですね。ビバ眼力。

　ところで、性懲りもなく虹と雪のテキストに第4弾、サスケハナ号、その後です。「ぴゅう太マークIIをWebサーバとして運用したい！」と思っている人は是非。それとリンク追加。スクリュードライヴァは清水エスパルス。

　2001年のJ1リーグ開幕を一週間後に控えた本日、コンサドーレ札幌はJ2の横浜FCと練習試合を行いました。この試合は横浜FC側からの申し入れで非公開となったため試合内容など詳しいところはわからないのですが、45分3セットの変則マッチで行われて札幌が1-0でかろうじて勝利したそうです。
　今季JFLから2部に昇格した横浜FCを相手にこの結果はまずいんじゃないかと思われるかもしれませんが、横浜FCには96～98年に在籍した後藤義一、98年に在籍した有馬賢二、99年に在籍した栗田泰次郎、2000年に在籍した小松崎保という元札幌の選手がわんさかいるため、おそらくはお互い接待試合に終始したのではないかと思われます。非公開をいいことに。
　しかし、そういったほのぼのムードを一瞬にして緊迫した空気に変えるのは、得てして何も事情を知らない人間です。というわけで、唯一の得点者はごっさんも有馬も栗田も知らない世代の山瀬（2000年入団）。新入社員が歓迎会の席上で、こともあろうに社長に向かって「おじさん誰？」などと言って、周囲の顔色を一瞬にして蒼白にさせるようなもんですね。

　え？　小松崎？　ああ、たぶん見えなかったのでは。

　入団時の「優等生になる」という発言以来、今までの練習試合で赤い紙どころか黄色ゲットの話すら聞こえてこずに、札幌サポーターおよび全国の俺王フリークに上沼恵美子の出なくなった「バラエティー生活笑百科」と同じような物足りなさを感じさせていた俺王様ですが、前回も触れた3月3日の横浜FCとの練習試合で、ラフプレイによってイエローを飛び越していきなりレッドカードを一発ツモ、俺王健在をアッピールするに至ったようです。
　北海道新聞によると、俺王様はフィールド中央付近の位置取り争いで相手DFの顔面にヒジ打ちを食らわせたということです。この話を聞いた瞬間、思わず屠られたのは小松崎？　という妄想に至りましたが、どうやら小松崎は腰痛で試合には出ていなかった模様（情報提供：笹さん）。やる前から消えんなよ。
　まぁ俺王様にとってのカードとは、心に愛がなければスーパーヒーローじゃないように、あるいは連載をサボらなければ冨樫義博じゃないように、そんな感じで表裏一体のものと理解しているオレにとっては俺王様の面目躍如なのですが、岡ちゃんはさすがにそういうわけにもいかないらしく、「ウィルとはきっちり話をつけないといけない」とのこと。いい機会ですから、岡ちゃんは俺王にきっちりと「やるならバレないようにやれ」か、もしくは「退場するなら鐘を突け（出家して）」と教え込んでもらいたいものです。
　また、岡ちゃんは「あんなにイライラしたウィルは札幌にきて初めて」ともコメントしていますが、それは別に全北現代戦での乱闘騒ぎをきっかけに昔の血（アスラン外人部隊）を思い出したとか、札幌で俺王に新搭載したiアプリに不具合が出たとかが理由ではないと思います。そろそろラーメン禁断症状が出始めただけの話ですから。

　幻の秘宝「イチブザンリュウ」を求めて世界を旅する岡ちゃん一行は、手がかりをつかむため静岡の御殿場を離れて宮崎に流れ着きました。この合宿にて静岡で別メニューだったバンバンもようやく全体練習に合流、開幕には間に合いそうで岡ちゃんも胸をなで下ろしているようです。
　ちなみに、岡ちゃんだけでなく俺王様もバンバン復帰を喜んでいるようで、道新スポォツに「まだ合流できていない人もいるからチームとしてはまだまだだけど、播戸が戻ってきてくれたのはうれしい」というコメントが載っていました。どうやらバンバンは、晴れて俺王様に手下2号として認められたようです（ちなみに手下1号はミールさん）。
　ところで、今年は何をやってくれるのかと密かに期待していたFC東京の開幕戦。今年は"フィールドの貴公子"三杉淳を呼ぶという荒技を繰り出すそうで、ある意味期待以上です。去年のアントニオ猪木（鹿島が開幕戦に呼んだ）に対抗した春一番招聘といい、さすがにセクシーといいますか、やってくれますねぇ。SC鳥取の「チームキャラクター：ゲゲゲの鬼太郎」もそうですけど、やはりそれくらいの遊び心は欲しいところですよね。札幌がやるとしたらどうなんでしょうね。北海道ということで、やっぱりムツゴロウさんあたりでしょうか。俺王を手なずけようとして思い切り噛まれるというのもまたオツな話です。

　いよいよ2001年のJリーグも明日開幕ですね。各チームのサポーターの皆さんも待ちに待ったJリーグの開幕に、ドキドキしたりワクワクしたりコリコリしたりフンフンしたりしていることと思います。
　もちろんオレも昨日あたりから、生俺王への謁見を控えて妙にモゾモゾしておりまして、もうあまりにもモゾモゾしたために朝起きたら自分が一匹のモスラの幼虫になっていることを発見し、本などを書いて大儲けする予定だったのですが、残念ながらそんな虫のいい（！）話があるはずもなく、いつものように仕事に行き、いつものように仕事中にジュディーアンドマリーのボーカルはジュディーさんなのかマリーさんなのかと悩んだり、カバチタレと歌舞伎揚げになんとなく似たエッセンスを感じたりと、相変わらず息抜きの合間に人生をやっています。

　まぁそうやって生涯の9割5分以上を無駄な思考に費やしているセミの幼虫以下のオレが、アツい季節の到来にドキドキしたりワクワクしたりプリプリしたりガッツンガッツンしたりグルグルパッパのグルッパーしたりと珍しくアツくなっているわけですが、明日は全国的にクソ寒いそうです。

　華々しく開幕した1部リーグの中で、おそらくサポーター以外の誰もが注目してなかったであろうセレッソ大阪対コンサドーレ札幌の試合は、俺王様の1得点1アシストで札幌がtoto購入者たちを奈落の底に叩き落とす勝利を飾りました。この試合の札幌の支持率は22.74％だったそうです。おそらくその22.74％のほとんどは札幌サポーターでしょうから、つまりほとんど全ての一般購入者を奈落の底に叩き落としたわけですね。
　他にも番狂わせと言われる試合も多く、いきなり1億円の配当金が飛び出しましたが、外しまくった人は、抱えている選手や実績だけで試合が決まるワケじゃないってことが身に染みてわかったでしょう。というわけで、

　福岡サポーターのみなさん、オレが間違ってました。

　さて同日開幕した2部リーグでは、大宮がデリーバルデスの2ゴールで大分を延長で下し、川崎もエメルソンの2ゴールなどで甲府に勝利。この2人はご存じの通り、過去札幌で得点王を獲って昇格に貢献した選手です。
　その2人が共に現在の所属チームでそれぞれ好スタートを切ったことに「彼らがいてくれたらなぁ」と思う札幌サポーターもいるみたいですけど、オレは開幕戦のオモシロっぷりに俺王様を崇拝し倒すことを心に決めました。死んだ子の歳を数えたって始まらないですしね。

　そんな崇拝心てんこ盛りのセレッソ大阪戦観戦記が出来ましたよ！

　開幕戦を勝利で飾ったコンサドーレ札幌は、次節は柏レイソルとのホームゲームを行います。場所は春野総合運動公園競技場です。高知県です。この時期は北海道で試合が出来ませんから他地域でホームゲームを行うこと自体はやぶさかではありませんけど、その「札幌？　岩本恭生しか知らない」というマイナーチームの地方開催は、よりによって代表クラスを揃えた優勝候補の柏レイソルという、厚別で戦ったとしても勝つのは難しそうなチームが相手です。
　実力やチメイドの差から言っても、地元にJチームがない上に北海道とは遠く離れた高知の方々がどっちに興味があるか容易に推し量れます。これで主審が原田さんだったりしたら、考えられ得る全てのホームアドバンテージの存在しないホームゲームですね。丸亀開催のお返しとして東京戦にしておけば、子供のケンカみたいでオモロかったのに、と思います（でも日程はリーグが決めるのか）。
　まぁそんなことを今から言っても始まらないので、とりあえずはせっかくの高知開催なのですから、橋本大二郎高知県知事の個人的なイメージアップ戦略のにおいは極力かがなかったことにして、札幌・柏に関係なく「Jリーグの魅力」を高知の方々に存分に味わってもらい、「やっぱ地元にチームが欲しいよね」という動きが加速する引き金になってもらいたいものです。柏のブリーフ隊は来ないのかなぁ。（←魅力）

　もっとも、高知のみなさんが「俺王様が高知に来る！」と狂喜乱舞して手に手に俺旗（顔写真入り）を降りつつ俺王様をお出迎え、知事を先頭に挙県一致で「ジーク、俺王！」なんて俺王フィーバーが巻き起こったりしてたらそれはそれで怖いですけど。失神する女子高生が出たりとか、失踪するおばあちゃんが出たりとか。ビートルズどころか、ぶるうたすも顔負けです。

　現在コンサドーレ札幌は、第2節の柏戦に向けて高知でキャンプを張っているんですけど、道新スポォツによると、このキャンプでなにやら大変なことが起こっているようです。その大変なことというのは「怪現象」。なんでも、夜中に突然ラジオが鳴ったりおかしな音が聞こえたりして眠れない選手もいるそうです。
　その「被害」に遭っているのが瀬戸と黄川田という話です。眠れないのは大変ですけど、まぁそこのホテルは割と歴史のあるホテルらしいんで、だったら春なんだしカエルや幽霊の一つや二つくらい出ることもあるだろ、ってな感じで開き直るのがいいと思います。これが「夜中の3時に変な音がすると思ったら、実は大徹がテッポウをやっていた！」というのならそりゃ眠れないものがあると思いますけどね。おいオマエ、春場所はどうしたよってな感じで。つうか、そもそもすでに引退してますけど。大徹。
　ところで次節の高知での試合ですが、どうやらこの試合の前売りチケットは現段階で3,000枚も捌けていない模様。高知の方々はスポーツのチケットを前売りで買う習慣がないらしいんで、当日になれば観客は増えるだろうという予測はあるそうです。が、問題は天気予報だと当日は雨ってことなんですよね。

　おのれ、それも霊の仕業か！

　とりあえず、切腹倶楽部とのバトルは、「雨が降るとラッキーチャンス」の俺王様2得点というご活躍により、なんと2-1で優勝候補筆頭の柏を沈める大金星。さらにカードゲットの数も俺王様こそ無カードだったものの、健作、播戸、ビジュがカードゲットで暗殺部隊の本領を遺憾なく発揮、柏の2枚（渡辺毅、洪）を上回る結果となりました。
　これによって切腹倶楽部は、きたのくにから哀を込めてとのダブル懲罰へと突入（青田切腹堂氏の所用により懲罰開始は月曜日から）。札幌系サイトとしてはこれ以上は望むべくもない結果になりました。いやホントに、落とせるはずもなかったマドンナを落としてしまったBOYS BE...みたいな心境ですよ。んなこた経験したことねぇけど。

　それにしても、前の巻頭言で「主審が原田さんだったら」と書いたものの、まさかホントにそうなるとは思いませんでしたよ。で、それによってカードゲット数も上回ることは出来たんですけど、よくよく考えたら3人に黄紙がでたということはこの先を考えればかなりゆゆしき事態であるということに、今しがた気づきました。遅えよ、オレ。
　まぁ、そもそもが降格有力候補の札幌、先のことなんて考えてられるかというチームには違いないので、とりあえずは行けるところまで行ったれと思うほかありません。というわけで、まずはひたすら目先にこだわる「モーニング娘。チーム」としてがんばってもらいたい所存ではあります。

　激闘の柏戦を終えた札幌ですが、今週末はA代表のヨーロッパ遠征（フランス戦）とジャパンユースカップがあるためにJリーグはお休みとなり、ユース代表候補の今藤山3人を除く選手たちは久しぶりに3日間のオフとなります。北海道新聞によると、俺王様は「久しぶりに家族に会えるのがうれしい。もっとコンディションを上げていきたい」というコメントを残したそうですが、岡ちゃんは選手とは一緒に帰らずに神奈川の実家へと里帰りしているそうです。つまりは、刺身・ラーメン渦巻く札幌の地にて俺王野放し。
　ダイエットは成功と安心させておいてマークを外し、その隙に肥える（つうか、喰う）作戦ではあるまいな！

　というわけで、柏戦の観戦記ですよ。

　現在、選手・コーチ陣のほとんどは束の間のオフを満喫中ですが、このオフ明け翌日の22日からいよいよコンサドーレ札幌が誇る専用スペシャル練習場、「宮の沢白い恋人サッカー場」での練習がスタートします。この練習場のスゴさについては以前もちょっと書きましたけど、道新スポォツによると、この債務超過チームに似つかわしくないほど充実した、いわば羽賀研二がアンナに買ってもらったフェラーリのような練習場には、視察に訪れた浦和の関係者も驚嘆したという話です。
　で、ここのクラブハウスのトレーニングルームには、なぜかサンドバッグが置いてあるそうな。発案者の石水勲・石屋製菓社長によると、「試合前は相手チームのユニホームを着せます」とのこと。HFCの副社長も兼任されている石水氏ですから、これはもうクラブ主導によるコンサドーレの暗殺部隊化計画が進んでいるということでしょう。札幌か福岡か、と言われるくらい武闘派チームを目指して欲しいものです。
　しかしまぁ、他チームのサポーターに言われたくはないと思いますけど、浦和の関係者も驚くヒマがあるなら大原を何とかしてやれよと思います。浦和ほどゼニのあるチームが、練習場にクラブハウスどころかキン肉ハウスすらない、というのもおかしな話だと思いますので。

　ところで、この練習場を造った石屋製菓のHPにて、ノノ主演、ビジュ・健作・タブチ・黄川田が共演という「2001年バージョンの白い恋人のCM」の動画が見られます。道外在住のオレもようやく見ることが出来ました。内容はご覧いただければおわかりになるかと思いますが、このオモシロ人間大集合というメンツに、何となく往年のドリフターズを感じさせるCMです。なお札幌系の各所でも話題になっていましたが、共演しているすっげえキレイな女性は、ノノの奥様です。

　それとリンク更新。ちびウサさんの打天楽とコンサドーレのサポートシップスポンサーである野本貴金属加工所さんのDISPERSION STADIUM。

　今週末の、といってももう明日からなんですけど、23日と25日に5万人収容の東京スタジアムと4万人収容の東京中央スタジアムにてジャパンユースカップが行われます。札幌サポーターのみなさんならすでにご存じでしょうけど、この大会に臨むメンバー18人の中に、コンサドーレ札幌の「今藤山」と呼ばれている（オレだけから）今野、藤ヶ谷、山瀬の3人が選出されています。
　とりあえず札幌サポーターのオレとしましては、前回よく言えば予定原稿、悪く言えば妄想原稿を書いてしまうまでに思い焦がれつつも結局実現しなかった「今藤山揃い踏み」の妄想をさらにハタ迷惑に増幅させているのですが、そんなオレを含むA代表にはまるで無縁の関東在住の札幌サポーターが、この両日に大挙してスタジアムに押し掛ける模様です。

　というわけで今度こそ揃い踏みに余計な期待をかけているわけなんですけど、山瀬と藤ヶ谷はまぁ確定として、どうやら前回の香港での大会で今野と同ポジションを務めた青木くん（鹿島）が今回はボランチに専念ということらしいですので、今野のスタメンの確率は高そうです。イヤむしろないほうがおかしい。もしなかった場合は西村監督に覚悟してもらわなければなりますまい。
　監督の携帯電話の留守電に「マドンナたちのララバイ」をフルコーラス入れてやる。イヤ番号知らないけど。

　22日から石屋製菓謹製・白い恋人サッカー場での練習が始まったことは先日お伝えしたとおりですが、いざ練習が始まったはいいものの、ここに来てまだフィールドの芝が根付いておらず、現在のところ事実上練習での使用に耐えうるものではないということが判明しました。このため、コンサドーレ札幌は急遽ミニキャンプを検討しているそうですが、道内はどこも雪でダメということで仙台などが候補地として挙がっているようです。
　幻の秘宝「イチブザンリュウ」を得るためには、中途半端な練習しかせずに勝てる試合を落としてしまうというのも問題ではありますけど、長い長い旅路の果てに札幌に舞い戻ってきた岡ちゃん一行は、結局戻って早々に北海道から追い出されるハメになりました。
　そんな感じで、先日打ち出されたばかりのJリーグの秋冬開催にいきなり水を差すある意味お荷物球団っぷりを発揮している札幌ですが、こんな調子でホントに秋冬開催なんて出来るんですかね。いくらサッカーはウインタースポォツだと言っても、他のJチームだって氷点下の世界でサッカーなんてやりたかないと思いますよ。
　ちなみに今は全国的に卒業式のシーズンですね。毎年この頃は関東では「桜吹雪の中での卒業式」というのが当たり前ですけど（今年は寒かったためまだ開花は遅かったですけど）、北海道ではだいたいほんまもんの吹雪が当たり前です。

　というわけでございまして、3月23日と25日は今藤山を見にジャパンユースカップ観戦、間の24日はドナドナ俺王子を見に等々力陸上競技場へ行って来ました。別に観戦記を書くほどネタもない、と言うよりは今藤山しか見てなかったので、ここに書いてみようかと思います。
　ジャパンユースカップのほうですが、まず金曜日、発表されたスターティングメンバーにしっかり3人の名前を発見した瞬間、やはり大勢来ていた札幌サポーターは飲んでもいないのに一気にトップギアに（主にオレ）。攻めてもOK（山瀬）攻められてもOK（今野と藤ヶ谷）という超絶札幌モードのユース代表に今藤山以外はどうでもいい我々、根底に流れているものは東京スタジアムに集結した他の選手のギャルたちと全く同じです。つうかむしろ、声援が野太い分だけオレたちの負けなんですけどね。こんな大人になってごめんなさい。
　試合のほうは、ご存じの通り山瀬がハットトリック、藤ヶ谷も無失点、今野も1アシストという、オレの妄想通りには行くハズもなく、ハットトリックを決めたのは田原くん、大久保くんも1得点、藤ヶ谷は3失点。とはいえ、その3失点も藤ヶ谷が悪いわけではなかったし、山瀬も途中交代したものの未だに各選手の役割のはっきりしてない西村サッカーの中で存在感を示していたし、今野もしっかりいろいろなポジションでディフェンスをやり、なおかつ果敢にオーバーラップを仕掛けて無駄走りに終わるというオモシロ人間の片鱗を伺わせていました。

　また日曜日の決勝は、相も変わらず受ける声援は黄色くない3人の揃い踏みこそなかったものの、3人とも無事出場。同点PKを山瀬が決め、例によってミスばかりの羽田くんと中沢くんを後目に今野が体を張ったクリアで失点を阻止、PK戦では藤ヶ谷が2本止めて勝利。特に山瀬はまた途中交代だったものの、PKの場面では主審の上川さんがペナルティースポットを指さした瞬間に真っ先にボールをセットして「オレが蹴る」という意思表示をしたことに感心しましたね。今季は積極的にシュートを放つようになっていますから、もしかしたら彼は昨季の俺王子、今季の俺王様が持つ「俺バイブル」を入手したのかもしれません。なお、俺教の全てが記されていると言われる「俺バイブル」は日本国内では売っていません。
　それにしても、前田くんと田原くんは並び立たないことが証明されましたが、左右両足使えて前線への飛び出しが持ち味の大久保くんと山瀬は共存出来ると思うんですけどね。個人的に見てみたいだけですけど。まぁ今藤山の3人は今回の大会でも及第点以上の活躍を見せていましたので、3人ともアルゼンチンでの本大会には招集されると思います。

　最後に等々力のゲーム。開始早々にPKを献上して俺王子に決められ、後半PKを得て追いついたものの、直後に再び俺王子が決められ突き放された京都は、さらにソーヴィシュを負傷により失ってしまいます。しかしどう見ても大ブレーキだったソーヴィシュがいなくなった京都はその後見違えるようにサイドからガンガン突破、一気に3点を叩き込んで逆転勝ちに成功しました。
　というわけで俺王子は、最初のPKを得たプレイと2点目のシーン以外はほとんど走ってませんでした。それでも2点を決める辺りはさすがといった感じですけど、実働は90分中約10分程度、さらに有休を取ってのブラジル帰国も含めれば、これで年俸が1億円というのはコストパフォーマンス抜群だと思います。

　エメにとって。

　道新スポォツによると、コンサドーレ札幌のユースチーム強化策の一環としてU-15とU-18両カテゴリの選手合計53人が、イタリアはトリノへの海外遠征のため本日出発したそうです。といっても別に何かの大会に出たり道場破りに回るわけではなく、まぁ練習試合もやるにはやるみたいですけど、ユベントスのコーチングスタッフによるトレーニングに参加したり、現地でセリエAの試合を観戦したりといった感じで、どちらかというと強化というよりは修学旅行的な意味合いの強い遠征のようですね。一応、カラ出張ではないようです。
　まぁ普段クラブチームのユースというのは、クラブユースの国際大会に出場するか、各世代の代表選手に選ばれない限り「世界」を肌で感じる機会はそう多くないですから、貧乏田舎チームが生き残るためにも、彼らにはこれを機会によりいっそう伸びて、なるべく多くの選手がトップへの昇格を果たしてほしいものです。
　というわけで、練習場所を求めて国内をうろうろしているトップチームを差し置いての海外遠征。代表経験のない選手の多いトップチームの選手たちが、「オレも今からユースチームに入る」などと、トシちゃんが「たのきんトリオに戻りたい」というような無茶なワガママを言い出さないかどうか非常に心配です。特にビジュあたり。