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2001年12月 4日

名前のあるスタジアム

 世界にはいろいろな名前の競技場があります。名前を公募した意味なんてまるでゼロだった全国のドームスタジアムなど土地の名前が付いたスタジアムとか、「さいたまスタジアム2002(にまるまるに)」などというどうツッコんでいいのかすらわからないような名前もありますが、中には実在の人物の名に由来したスタジアムも多く存在します。有名なところでは、クラブの危機を救った会長の名前がついているレアル・マドリー(スペイン)のサンチャゴ・ベルナベウ、ミラノのサン・シーロスタジアムの正式名称・スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァは、インテル・ミラノに所属していたイタリア代表の伝説的な選手の名前です。日本でも、サッカーではありませんがラグビー協会の名誉会長で日本ラグビーの発展に尽力した秩父宮殿下の名が神宮外苑のラグビー場の名前として残されています。
 このように、人名を冠したスタジアムというのはそうそう滅多なことではつきません。スタジアムそのものを所有しているようなスゴいお金持ちでなければ、多大な功績を残したか、あるいはペルージャ(イタリア)のレナト・クーリのように試合中に心臓発作で急逝するというリアル久保嘉晴な選手じゃなければ(サッカー選手としては最高の死に方かもしれない)なかなか難しいのが現状です。
 さて、FC東京と東京ヴェルディ1969がホームスタジアムとして使用している東京スタジアムが、「ネーミングライツ」を導入することを発表した、とニッカンスポォツに載っておりました。ネーミングライツとは、そのスタジアムの冠スポンサーとして企業やブランドの名前を入れて「○○スタジアム東京」という名前に出来る権利のことで、アメリカでは割とポピュラーなものらしいです。
 で、東京スタジアムの場合は基本契約は年間5億円の10年ということです。5億なんて額を10年も毎年払い続けられる企業が日本にあるとは思えないのですが、名前が付けばイベントがあるごとに新聞やテレビで名前を言われるわけですから、広告効果としてはそれなりに見込めるかもしれませんね。というわけで、どんな名前がふさわしいか考えてみました。

 ・三遊亭円楽スタジアム東京
 ・宇宙企画スタジアム東京
 ・ヒサヤ大黒堂スタジアム東京
 ・さいたまんぞうスタジアム東京

 なんつうか、むしろどれもダメでした(※一応審査はあるそうです)。

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