日本サッカー専門週刊誌の双璧の一つ、「週刊サッカーダイジェスト」にJ-Modeというコーナーがあります。名前からは大量に出会い系サイトの迷惑メイルが届くとかパケット料金がクソ高いとかのイメージされますが、そんな殿様企業のサービスなんかでなければもちろん塀内夏子のマンガでもなくその実体はまぁなんてことはなく単なるJリーガーへのインタビューコーナーです。ただ普通のインタビューと違うのは、インタビューを受ける選手が編集部の都合などではなくその回でインタビューを受けた選手本人が次のお友達を指名していくというもので、早い話が「サッカー選手版テレホンショッキング」です。
そんなわけで今年から始まったこのコーナーも芋蔓式にインタビューが続けられた結果もう60回を越え、回を重ねるごとに紹介される選手の知名度が順調にダメまっているコーナーとして定着しつつあります。とはいえ、ダイジェスト編集部の意図がどんなものであるかはわかりませんけど、先週の大木勉選手(広島)などのようにことの成り行き次第では普段スポットの当たりにくい、平たく言えば「サッカーaiからは依頼が来そうもない選手」のインタビューも見ることができるのでオレは結構面白いと思っています。
さて前置きが長くなってしまいましたが、今週のこのコーナーにはその大木選手からの紹介で南宇和高校時代に同級生だった「ジャニ健」こと大森健作が登場しました。札幌の選手としてはバンバンについで2人目ということになります。内容としては普段のトンチキコメントは見られず、恒例のサッカーを始めたきっかけなどの他は「横浜、鹿島、京都と数チームを渡り歩いてきたけど、自分のプレイスタイルを認めてもらえなかった。札幌に来て岡田監督が自分の持ち味を引き出してくれて感謝している」というこれまでも見たようなもの。ただ、プレイを認められなかった時代のことは語られていませんが、先週の「週刊少年サンデー」に載っていた「川口能活物語(正式名称:俺はキャプテソ)」における松田直樹の扱いを見る限りは、横浜マリノス時代は健作も能活に怒鳴られまくっていたであろうことは想像に難くありません。
それとB級バラエティのようにかなりどうでもいいネタをもったいぶって小出しにしている虹と雪のテキストを更新、ドーム開幕戦の原稿です。