6試合で獲得した勝点はわずかに3と、低空飛行どころか「地を這う飛行機」と化しているコンサドーレ札幌。17日に行われた札幌大学との練習試合では、クリアミスを拾われて失点したばかりか大学生を相手に1点も取れずに負けるなど問答無用でダメチームへの道を突っ走るハジけっぷりです。もちろん、何度も書いているように練習試合の結果一つに一喜一憂してもしょうがないのですが、何しろ連敗中という状況でこの結果、東京にいるオレは当然見ていませんが、見学した方々は一様に黙して語ろうとしなかったという、さながらMMRの世界のような、かなり愉快な練習試合だったようです。
さてそんな中、6試合で1点も取っていないFW陣にテコ入れをすべく、現在チーム強化担当の石井さんがブラジルに渡って新しい助っ人を捜しているそうです。日刊スポォツ北海道によると、札幌はブラジルの強豪クラブのレギュラークラスの選手の獲得を目指しており、チーム関係者によると昨季所属していたアダウトよりもクラスは上だという話で、昨年度の黒字分1億5千万を全てぶち込むのも辞さない構えだそうです。
まぁオカネをケチって結果的にまた「安物買いの銭失い」となってしまうのも困りますが、1億5千万フルに使うというのも、何となく「せっかく入った臨時収入でうっかりマスターグレードシャア専用ザクを買ってしまう」かのような印象も受けます。記事によると狙っているのはFWか攻撃的MFとのことで、最終的にどちらになるかはわかりませんが、個人的にはフリーキックの打てるパサータイプの攻撃的MFのほうがいいような気もします。今の札幌には山瀬や和波、コジなどどちらかと言えば「使われるタイプ」、いわばチャゲ&飛鳥におけるチャゲ的な選手が多く、逆に使う側の選手はオグくらいしかいません。そのオグもプレイにムラがあることが多く、90分通してのコンスタントな活躍は期待しにくいのが現状です。現在失点が多いのも、クリアしてもまたすぐ攻め込まれるためにDFの集中力が続かず、我慢しきれなくなるというのも一つの要因だと思いますから、中盤にボールの収まりどころがあるだけでずいぶん変わってくると思います。少なくとも、DFは気分的に楽だと思うんですよ。
また、今の札幌にはフリーキックを打てる選手がいませんから、相手チームにしてみればペナルティエリアの中じゃなければファウルで止めときゃいいやみたいな感じでしょう。ゲームを支配できないのなら、せめてセットプレイのチャンスくらい生かしたいところ。なので是非ともそんな感じの選手を。とりあえずはレンタルでもいいです。あと1~2年我慢すればユースから鈴木智樹が上がってきますから。
俺様ですか? 特にいらないんじゃないですか。新居で間に合ってますから。