昨日トゥーロン国際ユースの第2戦が行われ、U-21日本代表は南アフリカと対戦。スタメンGKはフジではなく黒河(清水)が務めていたようですが、山瀬はスタメンでフル出場。松井(京都)が2ゴールしてリードを奪い、山瀬がダメ押しの3点目決めて3-0と圧勝を飾ったそうです。
当然オレは試合を見ていないのですが、2chなどの情報によるとこの試合の日本は、どの世代も苦手としているアフリカ勢の「超人サッカー」をものともせずに華麗なサッカーを展開、高い組織力と個人技で南アフリカに付け入る隙を与えなかったとのことです。山瀬は2試合連続のゴール。未確認情報ながらアシストも決めた模様で、ヨーロッパのスカウトがわんさか集まるこの大会でその存在を充分にアッピール。各国クラブのスカウトは目の前で走り回る北海道犬に目を細めていたとか(妄想)。
さて、そうなると気になってくるのがU-19代表の今野。本日はアジアユース(いつのまにかAFC U-20選手権と名前が変わっていたらしい)1次ラウンド第2戦のチャイニーズ・タイペイ戦が行われました。昨日から関東地方は雨に見舞われておりまして本日もずっと雨だったのですが、そんな雨には負けるものかとよせばいいのに今日も西が丘へ。
西が丘へはキックオフをちょっと過ぎた辺りで到着。雨のせいか今日のお客の入りは芳しくありませんが、それでもキャプテンマークを付けた背番号6目当てにやってきたらしい顔見知りが何人もいます。雨の中、平日の夜、U-19、しかも1次ラウンドの試合に集まり、クソ寒い中ビールをかっ喰らう社会人。こんな大人にだけはなるなという見本です。生まれてすいません。
しかし試合のほうはといえば、相手のチャイニーズ・タイペイはさすがに前回のモンゴルに比べれば骨のある相手でして、日本を相手に少しもひるみません。2人がかり、3人がかりで執拗にプレッシャーをかけ、空いたスペースもお互いが声を出し合ってカバーしています。なかなかいいチームです。日本は雨の影響もあるのか単純なミスが多く、徳永くん(早稲田大)の得点以外はさしたる見せ場もないまま1-0で終了。
後半、開始早々にいきなり茂木くん(広島)がゴールを挙げると、現金なもので俄然日本選手の動きが良くなりました。タイペイの選手の足が止まり初め(そりゃそうだ。スゴい運動量だったもの)たこともあり、日本が攻め込む時間が長くなります。それに連れて今野が攻撃に絡む時間も多くなり、さらにはファウルでもつれて倒れた両軍選手のもとに駆け寄っていき自分も勝手にコケてみるなどおいしいところも持っていきます。気分を良くした今野はそれから10分と経たないうちに2試合連続ゴールとなる3点目を頭でゲット。事実上のダメ押しとすると、あとはやりたい放題となります。
そして、この日札幌サポーター的に一番の見所がやってきました。ハーフウェイライン付近で無理矢理ボールをふんだくった今野は、何を思ったかいきなり怒濤のドリブルを開始。チェックに来た相手選手を逆に吹っ飛ばす小細工一切なしの漢らしい直線ドリブルで相手ゴールに向かって30メートルを走破。最後のDFを吹っ飛ばしてペナルティエリアに侵入しました。
ところが、あとはシュートをぶち込むのみという場面にまで持っていった今野は、どうやら肝心なところでチームでのクセが出てしまったらしく、ゴールに入れずに大きくクリアしてしまいました。普段クリアばかりやらせててごめんよ。つうか、峰打ちですか?
その後もサイドに流れてクロスを上げたり、そうかと思えばいつの間にか戻ってディフェンスしていたりと自慢の犬っぷりを随所に見せた今野ですが、試合は茂木くんの2ゴール目と坂田くん(横浜)のPKでトータル5-0で終了。日本は1次ラウンド突破をほぼ確実にしたのでした。