今朝の新聞でも大々的に報じられていましたから皆さんも既にご存じのことかと思いますが、ワールドカップに出場するセネガル代表が合宿を行う静岡県藤枝市のキャンプ地実行委員会事務局次長が自殺したそうです。記事によりますと、藤枝市とセネガルの間で日程調整やキャンプ中の練習試合についてなどでトラブルが相次ぎ相当な激務だったそうで、セネガルとの交渉役だったこの方は周囲に「疲れた」と漏らしていたと言うことです。
なんとも痛ましい事件ではありますが、新聞にも書かれているように外国との国情や文化の違いに神経をすり減らしていたのでしょう。外国人との取り決めなんてあってないようなもんですし、相当なプレッシャーになっていたことは間違いないでしょうね。それだけならまだしも、セレモニーやらレセプションやらあれやこれやといらんイベントをいろいろと企画しなければならなかったのもあるんじゃないですかね。彼らはサッカーしに来たんだからサッカーだけやらせておけばいいのに。
といった感じで、藤枝市に限らず各キャンプ地の担当者の方々もかなりの苦労をされているようで、同じくアフリカから出場するカメルーンが予定通りに来日せず、大分県中津江村の方々をやきもきさせているとか。22日にはサガン鳥栖との練習試合が組まれているらしく、最悪の場合は「福岡空港から中津江村をスルーして鳥栖に直行」という可能性もあるようです。いくら国民性が違うとはいえ、この辺りはきっちりしてくれないと困りますよね。
というわけで、カメルーン代表チームは何があっても中津江村に行って練習するように。鳥栖との練習試合にはボビーとかサンコンさんとかビジュとかにカメルーンの代表ユニフォームを着せて「影武者カメルーン」を送り込んでおけばよろしい。どうせ誰も顔の区別なんてつかねぇんだから。