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2002年8月25日

2名様ご案内

 ちょっと所用で忙しかった間に、札幌ではいろんなことが起こっていたみたいですね。先日、靱帯を断裂した山瀬に代わる攻撃的MFを獲得するという話を書きましたが、その攻撃的MFとは京都パープルサンガの松川友明選手だったようです。また、順番は前後してしまいますが名古屋グランパスエイトからは「ゴリ」の愛称で親しまれているベテラン・森山泰行選手の獲得も発表されています。いずれも期限付き移籍で、今季一杯までの期間となっているようです。
 松川は駒澤大から湘南ベルマーレ(当時はベルマーレ平塚)を経て2000年に京都へ。今時は少なくなったいわゆる「司令塔」タイプの選手で、山瀬とはタイプが若干違いますが、ゲームメーカーとしての働きが期待されます。もう一人森山は、もはや説明の必要もないかも知れませんが、最高のスーパーサブと言われたように、短い時間で結果を出せるストライカーです。名古屋時代に共にプレイしていたオグとのコンビネーションが期待されます。それぞれ元のチームで若手選手にはじき出されて移籍してきた格好ですが、これまでの経験を生かして頑張って欲しいと思います。とりあえず三途の川に来てしまったと思っているかもしれませんが、もう遅いですので。
 そして、中尾康二の横浜FCへの期限付き移籍も発表されています。今季入団3年目となる中尾は、出場試合こそ少ないものの昨季はブラジルへ短期留学をするなどチームからの期待も大きい選手ですが、今の札幌は若手を試すほどの余裕がない状況ですので、出場機会を求めての移籍となった模様です。U-18日本代表の経験もあるように技術は非常に高いものの、昨季の磐田戦(アウェイ)で交代出場して1分でカードをもらったり、今季のナビスコカップの仙台戦(アウェイ)で主審に諸手突きをかますなど(よく退場にならなかったよなぁ)、ものすごい気性難がネックというサクラエイコウオーのような選手ですが、とりあえず横浜FCのみなさんよろしくお願いします。

 そんなわけで今週末から始まる2ndステージへ臨むメンバーが揃ったと言うことになりますが、松川にしろゴリにしろ、当然活躍してもらわなければ困るとはいえ、加入したばかりの選手に過剰な期待をかけることも出来ませんから、やはりここは既存のメンバーに奮闘してもらいたいところです。山瀬がいない状況ではオグにかかる期待は大きくなることでしょうが、そのオグは先日行われたオールスターでJ-EASTのFWとして先発出場し、柳沢とのコンビプレイで先制点をゲットしました。まぁリーグ戦と比べればあまり相手からのプレッシャーのない状況だったとはいえ、柳沢のシュートのこぼれ球にキッチリ詰めて押し込んだのはこれまでのオグにはあまり見られないプレイだったんで、リーグ戦でも同じようなプレイをしてくれることを期待します。
 さてオールスターといえば、まぁ詰まるところは車争奪戦です。見ている人(主に中継テレビ局)にとってはMVPの副賞に贈られる車(プジョー)の行方が気になるところですが、毎年MVPは勝ったチームで得点を決めた選手が選ばれることが多いですから、そのまま行けば先制点を挙げたオグが獲得していたのでしょうが、結局は後半から出場して、持ち前の俺様っぷりをいかんなく発揮して追加点を決めた俺王子ことエメルソンが獲得ということになりました。この辺り、審査委員が北海道在住者にオープンカーを与えてどうすると思ったからでしょうか。

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