今週末のコンサドーレ札幌は、札幌ドームに東京ヴェルディを迎えてのホームゲームを行います。いよいよ1stステージ最終節ということで、世間的にはジュビロ磐田と横浜F・マリノスのステージ優勝争いが注目の的となりますが、札幌にとっては最初っから15/30の試合なので、格別1stステージ最終節という趣は全くありません。
以前も書いた通り現在最下位の札幌にとっては、勝点11で13位のヴェルディを倒してこそ前節の勝利が意味を持ってきます。また、今月末には現在勝点11で12位の柏レイソルとの2ndステージ開幕戦も予定されております。ケガの今野以外は出場停止もおらずほぼベストメンバーを組むことが出来ますし、8月一杯は残暑厳しい内地に移動せずに済むことを考えても、この2連戦は確実にものにしなければ始まりません。
そんなわけですから、選手もサポーターも当面のヴェルディ戦はこれまででもっとも大事な試合になると思われますが、ここに来て非常に大きな問題が一つ噴出しています。
ねぇんですよ。全国中継が。
昨年、「toto絡みで不正があるといけないから」ともっともらしい理由で無理矢理土曜一斉開催にしておきながら、そのわずか1年後には50億もの放映権料に目がくらんで「生放送を増やしたい」というテレビ局の意向をあっさり受け入れて分催にしたJリーグですが、民放はもちろん、NHK-BSもスカパー!もこの試合の放映予定は現時点で全くなし。ここ2年ほどはカップ戦や天皇杯はまだしも、リーグ戦においては1日2日遅れることはあっても中継自体がないことはなかったのですが、今回の中継はTVh(テレビ北海道)のみのようです。TVhはもちろん地元ローカル局(つっても道東地域は映らない)。そんなんが見れるくらいなら最初っからスタジアムに行ってるっつーの。残るはヴェルディの親会社である日本テレビに「せめて深夜録画でもやってくれないものか」と淡い期待をかけてみましたが、深夜どころか24時間テレビやってるし。
24時間かけて徳光さん泣かしてる場合じゃねぇと思うのですが、いずれにしろ万策尽きた感じで、残るは実家にビデオを録ってもらって取り寄せるしかなさそうです。まぁ札幌とヴェルディなんて全国的にはほとんど注目もされないカードなのは否定しませんけど、Jリーグ見るためにそれなりの設備投資はしてるんですから、生とは言わないまでも全試合を見られるようにしてくれたっていいと思うんですけどねぇ。