試合に勝てるどころか得点の匂いすら漂わないトップチームを後目に、現在Jユースカップを戦っているコンサドーレ札幌ユースU-18は、昨日14日に韮崎中央にてヴァンフォーレ甲府ユースと対戦し、0-3で快勝を飾りました。
オレは諸事情から応援に行けなかったのですが、現地に赴いたビョーキなゴール裏メイトからの話を聞くと、前半早々にFW酒井くんがコーナーキックからのこぼれ球を押し込んで先制し、その後は甲府に攻められる展開が続きながらも後半に竹下のゴールで突き放し、終了間際には鈴木智樹のゴールでトドメを刺したということです。
相手の甲府ユースは同グループの鹿島と湘南にそれぞれ8失点を喫しているように実力的には若干劣る相手とはいえ、冬の足音が近づく北海道からやってきたユース選手たちにとっては、気温27度というこの時期の関東にしても異例の気温がさすがに堪えたようで、内容自体は決して良いものではなかったようですが、それでも悪いになりに勝つのは現在のユースチームが着実に力をつけてきた証拠でしょう。Jユースカップでは前々回の2000年にようやくチーム史上初のアウェイ勝利を挙げたことを考えれば大したものです。
ちなみに、その初勝利を挙げたのは2000年11月19日の柏レイソル戦。1-1で迎えた終了間際にPKで逆転を許し、力尽きたかと思いきやロスタイムに執念の2ゴールを決めて無理矢理勝利をひっつかまえたのが誰であろう新居辰基なわけですが、それ以降昨年のJユースカップではFC東京U-18、横浜F・マリノスユースという強豪中の強豪チームと同じグループに入ってしまったこともあり決勝トーナメント進出はならなかったものの、夏の全日本クラブユース選手権準優勝とベスト4という成績を連続して残し、「出ると負け」だった創立当初と比べると驚くばかりのたくましさを身につけています。
とりあえずこれ以上は申し上げません。ええ、言いませんとも。