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2002年10月30日

来たれ若人

 カタールで行われているAFC U-20選手権。ゴンザレス今野主将率いる(ことになっている)U-19日本代表は、ウズベキスタンをPK戦で下して決勝進出を決めました。テレビ朝日の中継では「中田が、俊輔が、小野が、稲本がなしえなかった優勝を目指して」と、同じく準優勝を果たしているはずの山瀬・藤ヶ谷らの世代はまるで無視しているのがいかにも民放という感じがしますが、オレとしてはラフプレイ満載のウズベキスタン相手に選手がケガをしなかったことに胸をなで下ろしています。
 今野自身もまだ鼻は治っていないはずですが、そんなことは感じさせずにいつもの通り守備に攻撃にと要所要所で渋い活躍を見せていたばかりでなく、クリア空振りや真上へクリアなど先生直伝のスペクタクルも見せて下さいました。

 さて、その今野の所属チームはあえなくJ2降格となってしまいましたが、ここに来て来季の新入団選手もちらほら決まってきています。先日、北海高校の市村篤司選手の入団内定が発表されたのに続き、以前から噂に上っていた青森山田高校の尾崎祐司選手の入団内定も本日クラブから正式発表されました。
 市村選手は恵庭出身で、180cm67kgのMF。北海高校ではボランチを務めていたそうです。今年行われた高知でのよさこい国体の北海道選抜にも選ばれており、ガンバユースなどで編成されている大阪選抜との試合で1得点を挙げています。180cmという長身は背の高い選手の少ない札幌には貴重な戦力となるはず。その上犬であればなおのこと良しですので、同窓の先輩・山瀬功治のようにバリバリ活躍してもらいたいと思います。

 そして尾崎選手。我々の世代でオザキといえば、やっぱり盗んだバイクで走り出したり夜の校舎窓ガラス壊して回ったり、ふたりでドアを閉めてふたりで名前消したりとかそんな感じなのですが、たぶん本人は知らないと思います。旭川出身のMFで、先日の北海道版日刊スポォツによると、どうやら左足一本しか使わないレフティーだそうで、掲示板に情報を寄せて頂いたあきのさんによれば「ホントに左足しか使わない」ということです。
 プロの世界で果たして左足だけで通用するかという問題はありますが、真性左利きのオレとしては下手に右足の技術をつけようとはせずに、むしろ左足を徹底的に磨いてもらいたいですね。青森山田の黒田剛監督も「左足を封じられた時に対処できる技術を身につけてほしい」と、右足も使えるようになれとは言ってないですしね。マラドーナやリバウド、あるいはカンムリワシのように、左で世界を獲るくらいの心意気で行ってもらいたいと思います。

 カンムリワシ? 具志堅用高の通称です。

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