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2002年11月28日

相川代表復帰

 ご存じの通り、U-19日本代表は先日カタールで行われたAFC U-20選手権で準優勝を飾り、来年UAEで行われるFIFA U-20選手権(ワールドユース)に臨むことになるわけですが、その第1弾となる強化合宿が12月2日から6日までの日程で行われます。で、この合宿に臨むメンバーが昨日発表されまして、コンサドーレ札幌からは今野泰幸と相川進也の2名が選ばれております。
 U-19のチーム結成以来主将を務めており、先のAFC U-20選手権でも攻守に活躍、現世代の中ではダントツの試合出場数を誇る今野は当然としても、ケガもあったとはいえ春先に行われた韓国遠征のメンバーに選ばれて以来久しぶりの代表復帰となる相川は、デビュー戦で初ゴールを挙げた他、名古屋戦では尽の決勝点を導くヘディングシュートを放つなどの活躍が認められた模様です。で、それはまぁいいんですけど、その相川より現時点で多い得点を挙げており、この世代では一番早くJ1リーグで得点を挙げている「あの男」の名前がありません。
 ニッカンスポォツには、U-20選手権終了後の大熊監督の「中盤では日本の形ができるが、FWの決定力が足りない」というコメントを引用して大量7人ものFWを招集したことに触れていますが、だったらなぜあの男を試してみないのか非常に疑問です。AFC U-20選手権の本戦でも、エースの坂田を先発で使ってしまうと、交代でのオプションがまったくなくなってしまうという弱点がありました。「流れを変えることの出来るストライカー」というのは一発勝負の大会では是が非でも必要になってくると思うんですが、お世辞にもテクニカルとは言えないけど何か点だけは獲ってる「あの男」の名前がないのはなぜでしょう?

 大熊監督が常々語っている通り今野中心にチームを作るのであれば、その中心選手と同じチームでプレイしている選手を使うほうがいいのではないかと思いますが、ユース年代では無類の情報密度を誇る「日々これひしゃく」の「アンチ大熊選抜」からも忘れ去られている状況では致し方ないでしょうかね。とりあえず「あの男」はどうやら捻挫も治ったようで、紅白戦ではAA2トップを組んで相川の落としを決めるという鼻血モンのパターンで得点したそうですので、最終節の広島戦、そして天皇杯でアッピールしてもらいたいと思います。

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