リーグ戦も終了し、あとは天皇杯を残すだけとなったコンサドーレ札幌。既に古川先生、田渕のりゅうさん、らっきょ、田澤の4選手に来季の契約を結ばない旨の通告が為されたのを初め、11月30日の広島戦終了後にはオグが退団を表明するなど、チームの動きも徐々に活発化してきております。
構想外となった4人につきましては、確かに力的には若干見劣りしていましたので仕方がないと思う反面、先生と田渕という今の札幌で最古参のメンバーがいなくなるのはやはり寂しいものがあります。というよりはもう札幌でスペクタクルな先生劇場が見られないと思うと残念でなりません。一応吉川という後継者はいますけどね。
オグに関してはクラブは来季も戦力として考えていたものの、自ら移籍リストへの掲載を申し出たそうです。その理由は本人は明らかにしておりませんが、「自分にうそをつきたくなかった(道新スポォツ)」というコメントを残しています。来季の監督に内定したジョアン・カルロス・トシキとの名古屋時代の確執説が有力ですが、確実視されている俺王様復帰が決まれば自動的に出番が減るってこともあるのかもしれません。とりあえず個人的な意見としては、「自分にうそをつきたくなかった」よりも「これはかけひきなのだよ」と言ってくれたほうがオモロかったんですが。
ところで他チームの動向を見てみると、今季は後藤義一、小松崎保、有馬賢二、中尾康二(以上横浜FC)、佐賀一平、大野貴史、渡辺卓(以上山形)、河村優(福岡)、村主博正(大宮)、木山隆之、深川友貴(以上水戸)、森川拓巳(柏)といった元札幌選手の構想外がやたら目立ちます。札幌から移籍していった選手たちの中で、現在も移籍先のチームの主力となっている選手といえば、吉原宏太(ガンバ大阪)、俺王子(浦和)が挙げられますが、彼らとて札幌で誰もが認める結果を残し、他チームに引き抜かれる形となってのもの。同じような形で他チームに移籍しながら誰よりも早く契約解除となった俺王様という特殊な例もありますが、札幌を構想外という形で移籍してなお移籍先でレギュラーを張っているのは村田達哉(仙台)くらいなものです。
まぁこのうち森川は札幌に来たときは期限付き移籍でしたし、来季はたぶん岡ちゃんが拾うと思いますので心配はしていないですが、深川は既に引退を表明しており、他の選手もこれから移籍先を探すといった状況のようです。改めてコンサドーレ札幌というチームはつまりは地獄の一丁目なんだなぁと思う次第です。三途の川を渡るか、現世に戻ってこられるかは自分次第。紙切れより薄い選手の命、燃え尽きるのにわずか数年、って感じです。
ところで、道内での発売は木曜日になりますが、今週発売のサッカーマガジンに今野泰幸のインタビューが載っています。話題的にはほとんどが主将として戦ったAFC U-20選手権についてで、札幌サポーターの一番知りたいこと、つまり今野のスリーサイズはいくつかとか、最近ハマっているタロット占いの話(嘘)とか、どんな元素記号が好きなのかといった話はないのですが、グループリーグ緒戦のサウジアラビア戦で挙げた決勝点についての話がありました。曰く、「インターネットで『トラップが大きくなっちゃって、ヤバイと思って適当に蹴れ、と思って蹴ったら入っちゃった』という噂が流れているらしいんですよ。そんなわけないんですけどね。狙ってましたよ、マジで」とのこと。
えーと。すんごく嘘くさいゴールと書いたのはオレです。ゴメンよコンちゃん。