前節ホームで広島に敗れた札幌は今節、鳥栖スタジアムに乗り込んでサガン鳥栖とのアウェイ戦となりましたが、現在J2最下位のチームに1-0で敗北。2試合連続の無得点はちょっと重症かな、と思いつつ、考えてみれば俺王様、砂川、今野という、主力の中でも最重要人物からいなくなっていった現在の札幌のメンツを見てみると、結局昨季J1で圧倒的な弱さを見せつけていたメンツとほとんど変わっていないわけですから、こういう結果になるのも致し方ないと言えば致し方ないです。ホベやベットを「持ちすぎだ」と批判する声もありますが、周りがアテにならんのですからブラジル人だけの問題じゃないでしょう。というよりは、昨季から指摘されていた「声が全然出てない」のがそういうところに現れてるんじゃないですか。ボール保持者に対してコーチングやアピールがあるようには見えないですし、意思疎通が不足してるならしてるで、試合中に何とかしようという試みも見られないのも寂しいですね。
今節行われたJリーグ全試合中、3点以上取ったチームはやたら元気な崔龍洙(髪型が営業マン)のいるジェフユナイテッド市原だけだったように、中2日の試合はどのチームもコンディション的にキツかったでしょうし、ましてや北海道とは気候的、距離的に相当差のある九州まではるばる出張ってのアウェイゲームとなった札幌が、思うように身体が動かないのはわかりますが、どんなに身体が重くとも声を出すことは出来るはず。あうんの呼吸で何とかなるようなメンツだったり、みんなが元気なときならともかく、こういったタイトなゲームではその辺りをきっちりしてかないと、勝てるものも勝てんですよ。
つうか、うちはレアル・マドリーとかマンチェスター・ユナイテッドじゃないですから、弱いのはしょうがないです。多少ミスがあっても騒いだりしません。今の財政事情で補強しろとか無い物ねだりはしませんし、勝点計算とか負け数計算とかもオレの仕事じゃないですし、そもそもJ1昇格なんてのもオレにとっては大した問題じゃないです。はっきり言えばどうだっていい。ただ、楽しんでサッカーやってほしいんですよ。それが一番難しいかもしれませんけどね。
それはそれとして鳥栖戦観戦記出来ました。