全44試合に渡るJ2も最終節を迎えました。コンサドーレ札幌はヴァンフォーレ甲府とのアウェイ戦。現在のJリーグの試合編成では、だいたい開幕戦で当たったチームが最終節となりますが、このヴァンフォーレ甲府も開幕戦で対戦し、2-2で引き分けた相手。まぁあれから約8ヶ月とちょっとが経過し、当時はまさかこんな順位で終わろうとは思ってもいなかったのですけど、いろいろ苦しい時期を経て迎えた44試合目、既に最下位は確定しているとはいえ、最後はキッチリ勝って次に繋げたいところですが、結果はスコアレスドロー。以前に比べればだいぶ球際も厳しく行くようになりましたし、プレスの仕方もだいぶ板に付いてきて、そこらあたりは確かに成長の跡が見られるのですけど、やはり攻撃面ではパスやクロス、シュートなどにミスを繰り返し、チャンスは作れどゴールは奪えず。甲府も甲府で、松永監督の退任が決まっているためなのかイマイチ緊張感が感じられず、一時期は昇格を争っていたチームとは思えないような単純なミスを連発。とりわけ運動量の落ちてきた後半は、お互い相手のミスに乗じてボールを奪い、オノレのミスでボールを渡すというダメカウンターの応酬。大西主審の不安定なジャッジも含め、「どこを切り取ってもJ2」という試合で、一体どっちがコンサドーレなのかわかりませんでした。
というわけでそんな感じではあったのですが、前述の通りそれなりに成長の跡は見られましたし、相当回数あった相手のセットプレイでも集中が途切れませんでしたから、まぁ現状ではこんなもんかなと。「8ヶ月かけてこんなもん?」というのは出来るだけ触れない方向で。
さて、とにかくこれで今季のJ2はこれにて全日程を終了。といってもまだコンサドーレには天皇杯が残されています。天皇杯はリーグ戦と違って「勝って終われる」のはたったの1チームだけですし、J2最下位のチームだけに強気にはなれませんけど、可能性がある以上は元旦の国立を目指して戦って欲しいと思います。「プロドンケツチームが天皇杯制覇」なんてことになったら、マスコミからも大注目、みんなから尊敬されてゆくゆくは総理大臣とかになって、ソダンのブロマイドなんかはそれはもう女子高生を中心に…