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2004年12月 4日

往く人来る人2004・その2

情報が入り乱れていたコンサドーレの来季の構想外選手がはっきりしました。今季クラブから「ゼロ円提示」をされたのは、佐藤尽、河端和哉、市村篤司、尾崎祐司、鎌田安啓、吉瀬広志、セレッソ大阪に期限付き移籍中の大森健作の計7人。このうち健作と尽以外は全員が1年目から3年目までの若手メンバー。今年序盤にレギュラーとして出場していた吉瀬、34試合に出場して1得点を挙げた2年目の市村、入団1年目の鎌田と河端、リーグ戦には出場なしとはいえまだ2年目の尾崎というのは「若手育成」を掲げたクラブの方針とは一見相反する顔ぶれです。まぁその辺りはヤンツーやクラブの方針なのであろうというのが推測されるくらいで、構想外となった理由の詳細をうかがい知ることは出来ませんが、なんの理由もなく構想外というのはあり得ませんから、おそらくクラブが設定した基準には満たなかったということなのでしょう。
で、上記の選手たちのうち、スタッフとしてフロント入りを打診されている尽(本人は現役への未練もあり回答保留中)と水戸ホーリーホックへのレンタル移籍が濃厚と言われる吉瀬以外の去就は未定です。健作に関しても「セレッソへの完全移籍をスムーズに進めるための配慮」外だったはずが、セレッソからも構想外となってしまったらしく、去就は白紙となった模様で、あとの選手たちもこれから各チームのセレクションやトライアウトを受けるらしく、現在のところ行き先は未定のようです。毎年のことですが、やはり寂しいものがありますね。他人の心配してる場合じゃねぇって話もあるけど。

それと、前回も書いたとおり札幌ユースU-18からFW石井謙伍、MF野田達郎の2選手の昇格内定が正式発表されました。ユースからは遠国信也、新居辰基、鈴木智樹、蛯沢匠吾に続いて5人目と6人目の昇格。遠国はまぁアレで、新居もまぁアレでしたが、「コンサドーレ札幌強化計画」においてチームが設定した「トップへの昇格できる選手を2名程度輩出する」という目標の通り、昨年に引き続き今年も2人昇格者を出すことが出来ました。以前から言っておりますが、チーム力のアップにおいて、こと札幌のように予算規模が小さくてよそから優れた選手を獲得できないのであれば、独自で育てていくしかありません。そのためにはトップで通用するような選手をユースで多く育てていくことが不可欠です。来年以降の札幌ユースは高円宮杯で2年連続全国準優勝を飾ったメンバーなど有望な選手たちが主力となりますし、現U-15の選手たちも粒ぞろいです。彼らが将来札幌の主力を務める日が来るまで、このオッサンも頑張ろうと思います。

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