チームは天皇杯5回戦(対大分トリニータ)に向けて、昨日から雪の北海道を離れ熊本でミニキャンプ中ですが、そんな中でもフロントは来季に向けた動きを見せています。以前から噂されていた中山元気選手(23)の加入内定が、本日クラブから正式発表されました。ユースからの昇格選手以外では中国籍の徐暁飛(シュ ショウフィ)選手に続く2人目の新加入。中山は山口県出身、下関市立文洋中学から多々良学園高を経てサンフレッチェ広島に入団という経歴を持っていますので、つまりは2人目の中国人ということですね。今季得点力不足に悩まされたコンサドーレの救世主となれるよう頑張って欲しいと思います。
また、北海道版日刊スポォツではジュビロ磐田のDF加賀健一選手の入団内定が報じられています。加賀選手は秋田商業高出身で、清野の2年後輩に当たります。2000年に磐田に入団しましたが、磐田のDF陣の層の厚さに阻まれ今年までの3シーズンでリーグ、カップ、天皇杯とも出場はなし。高校時代はFWで、その後DFに転向という点も西嶋と似たような経歴です。つうか、新聞によると右ストッパーでの起用の可能性が高いとのことで、そうなると左の西嶋、真ん中のソダン、右の加賀と「元FW3バック」が完成することになります。いくらFWが頼りなさげだからってまさかディフェンダーで点を取ろうという魂胆ではなかろうな。
それと、噂によれば札幌は湘南を構想外となったMF熊林親吾選手(23)の獲得も狙っているそう。この熊林選手も秋田商業から磐田に入団した選手。セントラルエリアでのプレイを得意とするパサータイプの選手で、秋田商時代は清野とホットラインを組んでいました。ただし、この熊林選手は来季J1で戦う川崎フロンターレも獲得を狙っているといわれており、入団するかどうかは不明、っつーかそもそもホントに札幌が狙っているのかどうかも不明なんですが、もし加賀と共に入団が決まれば、清野も含めた秋田商トリオに「きりたんぽライン」とかのベタな名前を付けられること請け合いです。
また、さらにはスポォツニッポンの北海道版ではまたしてもジュビロ磐田のGK高原寿康選手(24)を獲得するという話も載っておりました。もうなんだか磐田祭です。まぁこの辺りの選手たちは清野も含めて磐田コーチ時代のヤンツーが直々に教えていた選手であり、いってみればアクションサッカー門下生。彼らの実力やプレイの質などはヤンツーもとっくに承知済みでしょうし、全然知らない選手を獲るよりは、監督がオノレのよく知っている選手を呼ぶなんてのは別に珍しいことではないとはいえ、あまりにもヤンツーラインで選手を獲得するのはどうなんでしょうね。別に「磐田Bチーム」となることについてはどうでもいいんですけど、ヤンツーが去ったあとのことを考えると、岡田時代の二の舞にはならないかと少し心配になったりもします。そうならないためにも、今いる選手たちもきちんとヤンツースクールの単位を取らなければいけませんね。落第すると厳しいですよ?