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2004年12月26日

藤ヶ谷移籍?

 噂になっていた移籍選手が一通り発表され、まずは来季の体制が固まってあとはチーム始動を待つばかり…と思っていましたが、ここに来てGK藤ヶ谷陽介が移籍するかもしれないという話が出てきています。藤ヶ谷にはJ1ガンバ大阪からオファーが届いており、藤ヶ谷自身も「環境を変えてやってみたい」と移籍に前向きの模様です。

 1999年に磐田東高校からコンサドーレ札幌に入団した藤ヶ谷は、1年目からベンチ入りを果たすようになっただけでなく、シーズン終盤には正GK佐藤洋平の退場によりプロデビューも果たし、ユース代表のレギュラーとしても活躍。札幌が2度目にJ1に昇格した2001年には、前年に入団した山瀬功治、ルーキー今野泰幸と共にユース代表トリオユニット「今藤山」を結成(してません)、将来の札幌を担う若手選手としてサポーターの期待を集めていました。
 しかし山瀬は2003年に浦和へ移籍、翌2004年には今野は東京へ移籍してしまい「今藤山」も事実上解散。他の2人と違いポジションがたった1つしかないGKという特性上、洋平という厚い壁に阻まれ試合出場もままならなかった藤ヶ谷が1人だけ取り残される格好となっていました。山瀬や今野が順調に移籍先チームでポジションをつかみ、五輪代表の常連となったのに対して(山瀬は本大会で落選)、藤ヶ谷は代表からとんとご無沙汰になっていきました。
 これまでも試合出場機会を求めて大宮への移籍話が浮上したこともありますが、洋平が磐田に移籍した昨年途中以降は第1GKとして札幌のゴールマウスを守るようになりました。シーズン始めはDFラインとの連携を欠いたり、飛び出しを躊躇するシーンも多々見られるなど不安定なプレイも見せ、数試合もんじゃ阿部にポジションを譲ることもありましたが、その荒療治が効いたのか、再度正GKに返り咲いてからは試合経験を重ねるに連れて守備範囲もだいぶ広くなってきました。
 しかしそうは言っても藤ヶ谷もまだ若い選手でです。ヤンツーの「競争をさせる」という基本方針はたとえGKとて例外ではなく、かといってもんじゃやエビちゃんでは藤ヶ谷のライバルとなるにはまだ早い、ということで藤ヶ谷と争えうる人材として磐田から高原をレンタルしてきたわけですが、その矢先の移籍話。とはいえ札幌側は期限付きでの移籍は考えておらず、もし移籍させるならば完全移籍のみで、移籍金もビタ一文負けるつもりはないようです。つまり「欲しいなら移籍金耳揃えて持ってきてもらおうか」ということで、藤ヶ谷が移籍するかどうかは、最低でも8,000万円(推定)と言われる移籍金をガンバが用意できるかどうかにかかっているようです。
 まぁオレ個人としては去る者追わず、来る者拒まずなので、移籍したいなら移籍すればいいと思います。「札幌でやりたい」と言ってくれるに越したことはないですけど、それはサポーターが強要できるものではありませんし、「上のレベルに挑戦したい」と思うのは当然です。何よりACLグループリーグ限定要員の板長ですら磐田で2000万ももらってるんですから、「話さえあればオレだって」と思うのもムリもないですからねぇ。それにつけてもカネのほしさよ。

 そういえばこの話が最初に新聞に載ったのが24日のクリスマスイブでした。

 きっとキミは関西人 間違いなく関西人…。

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コメント (1)

あきの:

さいでんなー、ほーでんなー

・・・とネタ振りに反応してみる。

移籍と言えば、99%無理めだったFWは
またもタケシに持って行かれましたなあ。
「みなしごのバラード」が心にしみる冬の夜です。

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