福岡にアウェイで快勝し、シーズン半ば前にして既に去年の勝ち数を上回るという、超ハイペースで白星を積み重ねている(あくまで当社比)札幌。はばかりながらも2位争いに参加できているわけですが、そうは言ってもこの2位集団はいずれも力の拮抗したチーム揃い。まぁ力の差があったとしたらそもそもダンゴになんてなってませんので、冷静に考えればなに当たり前のことを言ってやがるんだこのプラスイオンめ! といった感じなのですが、札幌としてはこの集団に置いて行かれないためにも、とにもかくにもまずは目の前の試合をひとつひとつものにしていかなければなりません。
で、その目の前の試合をモノにするには、まずは確実に点を取ることです。福岡戦では3点を獲ることが出来ましたけど、その前の2試合では1点も取ることが出来ませんでした。今のところの札幌は「取れる時は取れるけど取れない時は全然取れない」という感じなわけです。もちろん、相手の守備がよければなかなか点を取ることは難しいものですが、そういう場合でも京都みたいに無理矢理点を獲ることも必要となってきます。
そんなわけでどうやらフロントも助っ人の獲得を検討している模様。もちろん、焦って変な人を獲得してもいろんなモンの無駄遣いとなりますので、フロントもあくまで慎重な姿勢は崩していませんが、その第1弾(?)として現在札幌の練習に韓国籍のチョンビョンミン選手が参加しているとのこと。
このビョンミン選手はU-16韓国代表、U-19韓国代表に選ばれた選手で、韓国の東北高校を中退してポルトガル3部リーグのマプラというチームに加入した変わり種。日本以上に学歴社会と言われる韓国において、高校を中退してまで海外に渡るのはきわめて異例なのではないかと思いますが、そのマプラから1部のベレネンセスというチームに引き抜かれています。またマプラ移籍前には名古屋グランパスエイトも獲得を狙っていたとも言われ、ポテンシャルは高そうです。
まぁ、そこで気になるのがなんでそんな選手が日本最果てのローカルJ2チームの練習に参加しているかということなんですが、もちろんオレはプレイを見たことがないのでわかりません。最終的に獲得を決めるのはヤンツー及び強化部ですし、札幌の他にもいろいろチームを回るようですので、札幌に来るとは決まったわけではありませんが、もし来ることになったとしたら中国籍の徐暁飛に続く2人目の極東選手ですね。まぁ、オレとしては誰であろうとも札幌のために100%の力を発揮してくれるのであれば大歓迎です。その場合、営業サイドとしてはビョンミン選手に長マフラーとメガネを装備させるという、思い切り時期を外した暴挙にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
そんなわけで、もう勝った時にしか書かなくなっている福岡戦観戦記もアップしてます。