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2005年10月 4日

幸せな場所

 明日は横浜FCとのアウェイゲームです。といっても、場所は横浜ではなく東京の国立西が丘サッカー場。かつてJ2時代のFC東京がホームスタジアムとして使用し、コンサドーレも1999年のFC東京戦でここで試合を行ったことがありますが、いかんせん収容人員が少ないためJ1の試合は開催不可能で、FC東京がJ1に戦いの場を移し、味の素スタジアムをホームスタジアムとして使うようになった現在は、ここをホームとして使用するプロチームもありません。唯一、本来のホームである三ツ沢球技場を使うことができない横浜FCがたまに使う程度で、コンサドーレのトップチームがここで試合をやるのも、その99年以来実に6年ぶりです。
 ただし、この西が丘はLリーグの試合やユース・高校、大学サッカーやJFLなどアマチュアの大会で使われることが多く、そっち系のファンにはおなじみのスタジアムです。前回のエントリで紹介した通り「国立」といえば通常「国立霞ヶ丘競技場」を指しますが、そっち方面のファンの中には特に区別して霞ヶ丘を「国立(大)」、西が丘を「国立(小)」と呼ぶ人もおり、国立(大)が選手にとっての聖地であるならば、国立(小)はサッカーファンにとっての聖地と呼んでも過言ではありません。いろいろなサッカーが見られる場所だからというのもありますが、もっとも大きな理由はそのスタジアムの「小ささ」にあります。
 スタンドのどこにいても選手の声や息づかい、身体がぶつかり合う音まで聞こえてくるほどのピッチの近さ、狭いがゆえの観客同士の一体感など、そのすさまじいばかりの臨場感を体験した人は、一発でやみつきになるほどです。もちろん関東だけでも他に大宮公園や日立柏、三ツ沢などサッカー(+ラグビー)専用のスタジアムは少なくないですけど、西が丘を「聖地」たらしめている最大の理由はメインスタンドとベンチの距離が近さ。多くのスタジアムのメインスタンドは結構高い位置にあり、割とベンチからも離れている場合が多いのですが、西が丘のメインスタンドはほぼベンチの真裏で、ベンチの指示ひとつひとつがメインスタンドから聞こえてきます。実際とあるLリーグチームの元監督は試合中に「今のオフサイドだと思う人ー!!」と観客から多数決を取っていたほどです。監督が第四審判から受ける注意もバッチリ聞こえます。
 そんなわけで、その「日本でもっとも幸せなスタジアム」のひとつである西が丘での試合。その西が丘をフルに堪能しようと、オレはコンサドーレベンチの後ろ、通称「ヤン裏」で楽しむためにメインのチケットを買いました。

 あ、ちなみに一部のチケットには開催場所が「三ツ沢球技場」と表記されていますが、明日の試合会場は西が丘ですので、間違って横浜に行かないように気をつけてください。

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コメント (3)

Dio@今日は子を妻に任せ参戦:

ロッカールーム、アウェイ側ゴール裏にあるから、選手
入退場も我等の足元からだし、ベンチ裏と同様、アウェイ
にとってオイシイよね。(立ち見席だけど・・・)
今日は久しぶりの観戦になるけど、今年はJFLにも
行けなかったから西ヶ丘自体久しぶりだわ。

仕事さっさと切り上げ、埼京線で向かいます。

リラ:

はじめまして。
私も今日はメインです。西が丘、何年も行ってないんでドキドキ!札幌のサポ友達から『しっかり応援しろメール』が来てるんで、頑張ります!!

市議会議員:

田口ですね、えぇ(カスーヤ風)。

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