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2005年10月 7日

いざ天皇杯

 ユースの活躍に目がいってすっかり忘れられがちですが、今週末の日曜日には第85回天皇杯全日本選手権の第3回戦が行われます。この3回戦からはJ2チームが登場。個人的には札幌ユース出身のGK中野拓也くん、札幌藻岩中出身(~青森山田高校)の上田大貴くんを擁する仙台大学とベガルタ仙台との「仙台ダービー」がとても気になるのですが、コンサドーレ札幌は室蘭入江運動公園陸上競技場でJFLの佐川急便東京SCと戦います。佐川東京はJFLでは現在のところ9位とあまり振るいませんが、第81回大会では名古屋グランパスエイトに4-0で大勝を飾ったのをはじめ、前回大会ではジュビロ磐田に2-3と善戦するなど天皇杯には滅法強いチーム。逆に札幌は昨年こそベスト8まで進んだものの、これが現時点での最高成績。それ以前は2001~2003年までは3年連続で3回戦敗退するなど伝統的に天皇杯はお呼びでないチームですから、アマチュア相手といえど油断は出来ません。っていうか、J1チームを立て続けに撃破した昨年ですら、九州リーグのホンダロックにやっとこさっとこVゴール勝ちを収めているくらいですから、アマチュアなので油断できませんと言ったほうがいいかもしれません。
 とはいえ、リーグ戦では現在入れ替え戦に進める3位争いが佳境に入っています。J1昇格できるかどうかの瀬戸際ですから、ただでさえ連戦で疲れがたまっている主力を休ませてリーグ戦に集中したほうがいいのではないかという声も聞かれますが、ところがどっこい、天皇杯にあってリーグ戦にないもの。それは賞金(名目上は「強化費」)です。もっともベスト4まで行かなければ賞金は出ませんし、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と世間では言います。J1に上がればそりゃもう有象無象のものが手にはいるでしょうから、どっちかといえばやっぱり入れ替え戦に目標を定めるのが優先なのでしょうけど、どっこい我々はそんなことを言える立場じゃないのです。我々にとっては遠くの名誉より近くの現金。つまりは自分の給料は自分で稼げ。これは世の中の常です。今年はどっちか取ればいいなんて甘いことは言いませんからね。貧乏暇なしですよ?

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コメント (1)

tara:

2003年からJ2も優勝2000万、2位1000万の賞金が出るようになりましたね。
2000年から出してほしかった.....

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