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2005年10月18日

ヤンツー続投内定

 長いJ2リーグももう佳境に入り、J1昇格の最後の切符を巡ってサポーターは毎試合毎試合他の試合結果とにらめっこし、あーでもないこーでもないと全力であらゆるパターンのシミュレーションを行うというおちゃらけた生活を続けているわけですけど、順位と同じくらい、もしかしたらそれ以上に気になっていたことが、「果たしてヤンツーは来季札幌の指揮を執ってくれるのか?」ということでした。今季J1昇格するにせよそうならないにせよ、来季は確実にやってきます。サポーターから絶大なる信頼と人気を誇るヤンツーこと柳下正明監督ですが、今年は昨年結んだ2年契約の2年目、つまり契約の切れる年で、ヤンツーの意向次第では今季いっぱいという可能性もないわけでもなかったわけです。まだまだ発展途上の我がチームですから、ヤンツーが「途中で放り出すような人ではない」ことは今まで見てきたサポーターも感じていたでしょうけど、天皇杯での初戦敗退後の「1年半かけてこれしかできないチームを作った監督の責任」と辞意と受け取ろうと思えばそう取れなくもない発言があったこと、また家族を浜松に残しての単身赴任生活が続いていることなど不安材料もありました。
 もちろん監督交代というのは決して悪いことではありません。万が一ヤンツーが契約を更新しない場合でも、ヤンツーの築いた土台に骨組みを建ててくれるような監督が跡を継いでくれれば問題はないわけです。しかし、そういった(サポーターを納得させられるだけの)人材がこんな辺境の地の監督を引き受けてもらえるかどうかは未知数ですし、前述の通りまだまだチームとして未成熟なコンサドーレにおいて、継続性という意味では同じ人に監督をやってもらえればそれに越したことはありません。何よりも我々札幌サポーターにとってこと監督交代に関してはホントに悪い思い出しかないので、現状としては「ヤンツー続投」というのがベストの選択肢でしょう。そんなわけで「もう早いとこオレ達を安心させろ!」という感じだったわけですけど、本日クラブからヤンツーの来季契約更新内定が発表されました。
 とはいえ、そのリリースの内容は「来シーズンも指揮を執ることが内定いたしました」というだけのもの。あとは児玉芳明HFC社長のコメントが載ってるだけで、契約更新に関するヤンツーのコメントはありません。北海道日刊スポォツの速報によると「契約金、契約年数などの細部は今後の交渉で詰める予定」とありますので、まぁ察するに今回の発表は、7月から続投要請を続けてきたというクラブがヤンツーから「じゃあ来年もやります」という言質だけもらって、サポーターに対して「とりあえず大丈夫だから安心しとけおまえら」というメッセージを送ったと見たほうがいいのかも知れません。

 まぁそれでもひとまずはクラブからの公式なリリースがあったのですから、ヤンツー本人が来季の指揮を執る意志を固めたのは間違いないと思われます。少なくとも「いつかジュビロを倒せるチームを作りたい」と語り、来季続投かと思いきやジュビロを倒せるチームを横浜でお作りなさるということにはならなさそうですね。一安心といったところでしょうか。

 というわけで、これで心おきなくヤンツーTシャツデザインすることができます。実は来季ヤンツーがいない可能性も考えて、ヤンツーものと選手ものは作らないでいたんですよ。せっかく少なくないお金を出して買っていただくものですから、やっぱり末永く着ていただきたいですもんね。でもヤンツーのに関してはこれで何の憂いもなく作れるというわけだ。

 明日締切りだけどな。

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