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2005年10月22日

函館本線

Jリーグディビジョン2・第347節
コンサドーレ札幌3-1モンテディオ山形
得点者:札幌/西谷、清野、オウンゴール
     山形/本橋

 いい試合でした。ここ2年間勝てていない相性の悪い山形を相手に、1勝4敗とあまり相性のよくない函館での試合でしたが、開始からほぼ札幌が中盤を制圧。連動した前線からのプレスで相手のミスを誘い、立て続けにパスカットをして山形にほとんどサッカーをさせないといういつもとは逆の展開。加えて魅惑の助っ人・オウン=ゴール選手まで活躍するなど、ベストと言ってもいい内容だったと思います。

 キーポイントとなったのは前半5分くらいの林のプレイでしょうか。出だしから快調にチャンスを作っていながらも点が取れなかった札幌に対し、山形は最初のビッグチャンスで右サイド佐々木のクロスから本橋がドンピシャのヘディングシュートを放ちますが、このシュートを林が左手1本ではじきスーパーセーブ。このシュートがもし決まっていたらおそらくは第1クールの試合のようにほぼ逆のスコアになっていたかも知れず、この林のセーブが西谷の先制ゴールを生んだと言ってもいいかもしれません。
 それにしても西谷はいいですね。常に相手の急所を狙うスルーパスやクロスはもちろん、先制点の場面でも落ち着いてコースに飛ばすあたり、さすがに技術は高いです。こここのところは、あそこまで「ゴール確実」の状況を作っておいて最後のシュートが枠の外に飛んでいくという残念シーンばかりが目に付いていたため、あそこでキッチリと決めてくれたのは非常にありがたいですね。まぁ、当たり前のことを当たり前にできるだけと言われたら返す言葉もないんですけども。
 つってもまぁ、話はちょっとずれますけど西谷以外でも今季はどの選手もホント一生懸命やってると思うのですよ。もちろん不満がある試合もありますけど、どの選手も基本的に「自分のできることをできる以上にやっている」と思うんですよね。ただ、惜しむらくはその「自分のできること」に点を取るということが含まれた選手がいないということなんですが。

 さて、直接対決で山形を下したことで、3位争いはいっそう混沌としてまいりました。次節はまた直接対決である仙台戦です。今季最後の対戦がここまでサバイバルゲームとなるとは思いませんでしたが、一度どん底を見たチームの強さを見せつけていただきたいと思います。

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コメント (4)

お玉:

山形ってこんなに普通のチームでしたかね。そう思えるほどコンサのプレッシャーが強かったですね。
DFも安定していました。曽田は帰ってくる場所が??? 誰が欠けても誰かがそれを補ってそれでも十分に戦えるってことがうれしい。
2年前のあのチームと比べると試合を見ていてもストレスが起きませんね。戦い方がみえるからでしょうね。

仙台戦はなんとしても相手を粉砕してほしいものです。

なほり:

はじめまして。
函館在住のコンササポ、なほりと申します。
月間コンサドーレからこのHPを知りまして、読ませていただいています。
昨日は雨の中、観に行きました。
私も今季のベストといえる内容であったのではと思いました。そして、今回のメンバーがベストメンバーではないかと思うのですがどうですか??
アンチ・ソダンとしてこういう見方になるのかもしれませんが(笑)

仙台戦が今後の鍵を握りますね。
ここで勝って、入れ替え戦に臨む姿をみたいものです。
では、また来ます。

約6時間かけていってまいりました。
実をいうと、私は今回の結果の真逆を覚悟しておりました。
今節の山形は、陸奥人にとっては寒かったのか、それとも夜行列車で着いたばかりだったのか、どうしちゃったの、いったい?というような感じでした。
試合終了後は、湯の川でうまい酒を浴びましてございます。
次の仙台戦も陸奥撃破で行ってほしいです。

ほくなん:

ゴール裏に「じゃがほっけ」Tシャツ着てる方がいらっしゃいましたよ。

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