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2006年3月27日

横浜FC戦感想

Jリーグディビジョン2・第5節
コンサドーレ札幌0-1横浜FC
得点者:札幌/いねえ
     横浜FC/北村

●今季2連勝を飾った高木琢也監督(横浜FC)のコメント:
 「勝ちたいという気持ちが、少しだけ札幌さんを上回ることができたのが、この結果につながったと思う」
●ホームで連敗の柳下正明監督(札幌)のコメント:
 「選手が一生懸命やってこの結果なので、仕方がない。練習をもっともっとしなければいけない」
●13回目の防衛を果たした具志堅用高さん(沖縄)のコメント:
 「ちょっちゅね~」

 最後のは間違い。

 ということで攻め込みながらも点が取れず、コーナーキック崩れから西谷がボールを奪われカウンターを受け、カバーした智樹が余計火に油を注ぎ、最終的には和波主将の軽やかなディフェンスにより失点、その後は失点した途端にささやかで慎ましやかな攻めに終始し、引いて守る横浜FCディフェンスを崩せずといういつものパターンでした。とはいえ、一番問題となるのは「失点したこと」ではなく、「敗戦したこと」だと。つまりですね、失点したことはまぁいいことじゃないですけど、それと同じくらい得点できなかったことも問題だと思うのです。今回の場合も、失点の仕方は確かによくないのですけど、あの状況でパスに逃げずに勝負に行った北村がよかったという見方も出来ますし。まぁ要は失点するときゃするんですし、どんなチームだって毎試合常に無失点に抑えるというのも現実的には無理だと思いますから、やっぱりあれだけ攻め込んでおいて無失点というのは残念極まりないのです。大佐風に言えば、「目の前に敵の選手を置いて硬くなるのはわかるが、せめて点ぐらいは取ってほしいものだな」ってな感じですね。

 実際、練習試合を見たときはよかったんですよ。芳賀←→関のサイドチェンジとか、ダイレクトパスを繋いで中央突破とか、サイドからの速いクロスに対してFWが一人ニアで潰れ、2列目3列目の選手がその後ろから走り込んで決めるとか、ハァハァするようなプレイがちゃんと出来てましたから。もちろん、練習試合というのは主眼となるのが「自分たちの戦術確認」ですから、リーグ戦ではまず相手の良さを潰そうというチームも少なくないですし、勝手が違うというのは確かにあると思います。特にオレが見に行った練習試合は相手がロッソ熊本で、立場としては格下のチームといえる上、ロッソもまた放り込みはせずに繋いでくるチームでしたし、大量補強でチームとしては構築段階でしたから、ある程度は自分たちのサッカーを貫くことが出来たのかもしれません。ただ、「出来ない」と「やれない」のはずいぶん違うと思います。去年までのチームならともかく、今年のチームはやってやれないことはないと思うのですよね。キャンプで出来てたことがちゃんと出来れば、1点や2点はコンスタントに取れるんじゃないかと思います。まぁ「勝ち点盆に返らず」とも言いますし(言いません)、過ぎたことを悔やんでも仕方がありません。幸い次節は札幌はお休みですので、悪い流れを断ち切る意味でももう一度キャンプでやってきたことを思い出してください。

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