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2006年3月 2日

人事を尽くして天命を待つ

 気がつけば開幕までもうあとわずかです。今年のチームは例年になく調子がよく、いやが上にもシーズンへの期待が高まってきますが、そこで気になってくるのは他のチームの状態です。当然のことながら試合というのは相手がいるわけで、こちらがいくら調子がよくても相手チームも同様に調子がよければそう簡単に上位の成績を挙げることは出来ません。「相手が大きいヤツだからって、負けるとわかってるからって、紳士は勇気を持って、戦わなくてはならない時があるからだぞッ!!」…じゃなかった、「彼を知り己を知れば百戦して危うからず」というように、自分たちのこと同様に相手のこともよく知らなければいけません。というわけで開幕前の各チームの調子を調べるためにそれぞれのチームの公式サイトなどを回り、それぞれの練習試合結果をまとめてみました。なにぶん個人で集めたものですので間違いや抜けはあるかも知れませんが、まずは下記のファイルをご覧ください。

 J2チーム練習試合結果(PDF)

 ざっとご覧いただいてわかることは、あくまで練習試合ですから、結果だけまとめたところで実は大した意味もなかったりすることですね。だいたい練習試合の勝敗なんて相手のレベルや仕上がり状態によっても変わってきたりするので、たとえばJ1チームに勝ったりすることもあればアマチュア相手に引き分けることもあるし、「練習試合無敗」とか「練習試合無勝」だったりしたところでそれがシーズンの成績には直結するわけもありません。いや、さすがにひとつも勝てなかったらそれはそれで困るのですけど、かといって過去には開幕前の練習試合でひとつも負けずにシーズンに入って、その結果史上最速で降格したチームもあるくらいさっぱりアテにならんものなのですから、他チームの調子なんて実際のところどうなのかはわかるはずもありません。だいたいなんでこんな表作ったんでしょうね。まさしく「図にのるんじゃあないッ! このヒマ人がッ!」って感じですね。オレだけど。

 それでもせっかく作ったので無理矢理何かに役立てたいと思ってじっくりと眺めていると、この表から読めるのは全チーム中一番多い練習試合を行ってきたのが札幌の10試合で、かつプロチーム相手の練習試合も札幌が7試合で一番多いということがわかりました。ということはつまり、今年はより実戦に近い練習という点に限れば、札幌が質・量共にナンバーワンのキャンプをこなしてきたと言えるかもしれません。
 ただまぁ、練習試合をたくさんやれば強くなるかと言われればそう単純な話ではありませんし、監督のチーム作りの方針によって練習試合の位置づけも異なってきます。つまりは「腕試し」とするかそれとも「腕ならし」とするかによって求める相手のレベルも変わってくるでしょうから、強い相手じゃなければいけないという理由もありません。どっちがいいかという問題ではないと思います。ファイン派かレイン派かと訊かれれば、僕はアルテッサが好きです。

 まぁそんなわけでやっぱりあんまり役には立たなかったので、あとはもうこれまでのキャンプでヤンツーがやってきたチーム作り、「強い相手との戦いを多くこなし、何度もやられたりすることでレベルアップを図る」という、いわゆる「サイヤ人式トレーニング」が実を結ぶことを信じて、明後日の開幕戦を静かに待とうと思います。

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コメント (3)

フリオ:

ふたご姫まで、造詣があるんですかw

magician:

ジョジョでも造詣が現れてますね。

人間の偉大さは―恐怖に耐える誇り高き姿にある―nギリシアの史家、プルタルコスの言葉だ
byシュトロハイム

とかいう科白もありましたが、
開幕を前にして、私はガクプルですよ、ほんと。
耐えれません。
はやく開幕してほしいですね!

choo:

そりゃもう、アニヲタですからw
水橋かおりだし。

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