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2006年3月 7日

鳥栖戦感想

 というわけで、遅ればせながら試合を見てみました。その上でサッカーっぽい話をしますと、けっこう中盤が空き気味でしたねぇ。あそこまでスペースが空いているといくら大塚といえどバランスを保つのは困難だし、おまけにボランチで大塚とコンビを組んでいた智樹の調子がどうにも上がってきていないようで、これでは鳥栖の攻撃の起点である尹晶煥を抑えるにも一苦労って感じでした。池内が3バックの中央に入ったロッソ熊本戦では、かなり強気なライン設定だったため中盤もコンパクトにまとめることが出来ていたのですが、鳥栖戦で3バックの中央に入ったソダンはけっこう深めに守っていたため、中盤も間延びしたのかもしれません。もちろん中盤が空いていた理由はDFラインによるものだけではないですし、鳥栖のような優れたパサーとすばしっこいストライカーがいるチームを相手にした場合、裏を取られるリスクもありますので単純に「DFラインは高いに限る」とは言えないのですけどね。サンマは目黒に限りますけど。その他では中盤が空いていた影響で両サイドの関や芳賀が中に絞らざるを得ず、その分ただでさえ3バックの弱点であるサイドのスペースがより大きくなってサイドを鳥栖に使われまくってましたし、守備面でかなりてんやわんやでした。ピ・ピ・ピーヨコちゃんじゃアヒルだガーガー。

 そんでまぁ攻撃面では、守備がそんな感じだったのでいざボールを奪ったときにどうしても攻撃のスピードが遅くなり、先に相手の陣形が整ってしまう場合が多かったので、決定打を与えられなかったのも当然なのですけど、それ以上にやっぱり動きが悪かったですね。なんというか、開幕戦で緊張してたというよりは、どいつもこいつも「オレがいいとこ見せちゃる」みたいな感じで、やるべきことをすっかり忘れていたって感じだったと思います。別にねぇ、ドリブルで5人抜けとか、相手に1度も触らせずにゴールしろとか、3分でリックドム12機落とせとか電源入れたままカセット抜いてテニスのカセット差せとかそんな高度な技を要求してるわけではないのですからね。流れるような攻撃で奪ったファインゴールも1点だし、何となく打ったシュートが入っても1点。身も蓋もない言い方をすれば、ルールに違反してなければどんな方法使っても相手ゴールにボールをぶち込みゃいいだけの話。仲間を集めて敵の親玉を倒すというストーリーならドラクエも桃太郎も同じなのと一緒です。今まで練習でやってきたことをしっかり出せばそうそうこみっともない試合にはならないと思いますよ。

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コメント (7)

ropeiro:

FCバルセロナの大空翼は、城彰二がかつて所属していたバジャドリードのアウェー戦で、自陣ゴール前から11人抜きのドリブルでゴールを決めました。
札幌の選手じゃあ無理だよね。

アラブ:

翼君の凄いところは、11人抜きした後もピンピンしてるところですね。
アレは高校生がやったら死んでしまいますからね。

あきの@人吉在住:

船橋ブルースの矢切は7人抜きだったな
・・・って、マイナー過ぎるかw

鳥栖はGK田中先発&控えに蒲原不在というのが
オレ的にはかなりのサプライズでした。
怖かったのは右SBの衛藤。終盤までキレキレ。
「エトー」と表記すると怖さ3倍増か。

アラブ:

>あきのさん
あの漫画は明日発売のチャンピオンで最終回ですよ。
ちょっといくらなんでも展開が遅すぎましたよね。
まさかフットサル漫画で終わってしまうとは・・・・
(チャンピオン編集部は言うなれば横浜FCフロント並に拙速)

じゃがバター塩辛:

>アラブさん
掛川高校の久保嘉晴のことか~!!
(アニメ版:古川登志夫、実写版:キムタク)

…彼の伝説の11人抜きを見て、北海道の学生がサッカー選手を目指すきっかけとなる…。

それが、後の「北海のリベロ」と呼ばれる、ソd(ry…と水島新司先生並に現実と妄想をごっちゃにしてみる

くろだ:

誰もコメントしてないようなので(w

てんやわんや、懐かしいですね。

マイクロバス:

あれ?今年は観戦記なしかな?

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